翔太だって社会学

たまには,昔に戻って勉強しよう。

【千日后】NHK外国語講座

 あの記事から約3年。外国語を勉強する人には,大きな事件もあった。
 「駅前留学」で有名な外国語講座を教える学校が破綻。いくつもの教室が閉鎖に追い込まれた。
 私が仕事関係で訪問するビルにも「駅前留学」の教室がある(ことがつい最近判明した。)。
 先日,その教室の前に行ってみたが,午前中はシャッターが閉まっていた。開講時間が決まっているのかもしれない。また,教室そのものが閉鎖対象なのか?
 深いところまで,知りたくもないので,そのまま教室を後にした。

 私自身,英会話教室というものには通ったことはないので,何とは言えないが,
「英会話教室」ってどうなの?

 自分が外国語を勉強して気づいたのは,ラジオやテレビの番組を試聴すれば,そこそこ大丈夫だと思う。
 むしろ,会話を楽しむためには「自分の言いたいこと」を身につけるべきではないか?
 「言いたいこと」がなければ,せっかく外国語を身につけてもどうにもならない。今の日本人には「言いたいこと」が見つけられない人間ばかりが育ち,論客が存在しない。そのため,マスメディアの受け売りは,マスメディア自体が他の媒体の情報をそのまま流すようなことしかできなくなってきている。

 小学校高学年が英語を勉強するんだって……。笑わせるんじゃない。
 まずは,日本語で,自分の考えを人に伝える方法を身につけろ,と言いたい。

 さて,そのテレビ,ラジオで放送しているNHK外国語講座。2008年4月から,特にラジオ部分に変化が見られた。
 英語を除く各国語の講座は,それまで,月~木が初級編,金・土が応用編という構成だった。
 しかし,2008年度からは,「まいにち○○語」と題し,月~金が初級編の内容となった。
 そのため,以前記した記事(下「参考」の記事)のように,半年ごとに勉強し直しができなくなった。
 私のような4月が忙しく,10月開始の講座が比較的勉強しやすかった身には,つらい改編だ。
 正直,もうそろそろ,中国語の勉強し直しを図ろうと思っていたが,無理そうだ。

 一方,英語についても,初中級編には手厚い構成にはなっているが,脱・初級編を目指す私には物足りない構成。
 2007年度の英会話上級,11月まで聞いたが,結構骨太の面白い番組だった。別に担当していた先生が,大学で英語を教わった先生だから,だけではない。ちょっと異色の授業内容だった。
 自分の考えを持ち,それを自分の言葉で発言することを主眼に置いた講座。上に書いた私の主張と重なるものでもある。

 さて,ここ最近,NHKの英語講座をよく視聴する私は,4~6月に続き,7~9月も「新3か月トピック英会話」で勉強しようと思う……といっても,番組を見るだけだが。

参考:NHK外国語講座関連の記事
NHK外国語講座,新シリーズ始まる

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【千日后】「社会学のエッセンス」を読む

 ふとしたきっかけから,書き始めた「社会学のエッセンス」のメモ。古本屋でこの本を見かけた瞬間,思いついたようなものだ。
 よくもまぁ,やったものだと今更ながら驚いている。ただ,こういう作業(ほんのようやくをメモすること)を行うと,日頃の生活や仕事に非常に役立つ。「要するに何が言いたいのか」「要するにこの仕事のポイントは」というのがすぐに分かる。

 仕事と勉強は別物だ,と言う人がいるかもしれないが,少なくとも,私には同じことだ。
 仕事が上手くいかない人がいれば,こういう助言を与えよう。

「少なくともノンフィクションの本を1か月に5冊読みなさい。そして,読んだ本の中から少なくとも3冊は要約を作成しなさい。これを1年間続ければ,仕事は格段にはかどるだろう。」

 「学問に王道無し」という言葉があるが,仕事と勉強が同じなら王道はないだろう。

 この本,いまだにテキストに使っているのか,毎年7月と1月には,この本関連の検索がよく引っかかる。
 最近の世の中の流れは早くなっているので,別のテキストを参考にした方が良いのかもしれない。という助言も,付け加えておく。
 
参考:「社会学のエッセンスを読む」の記事
【新企画】『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第0回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第1回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第2回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第3回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第4回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第5回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第6回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第7回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第8回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第9回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第10回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第11回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第12回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第13回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第14回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第15回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第16回
『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 付録

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『国語力アップ400問』をやってみた。第10回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第10回 25問正解(62.5%)
間違えた問題

●4 宮本武蔵の書いた『五輪書』の五巻とは『地の巻,(A),(B),風の巻,空の巻』です。
 (A),(B)は,1~3のどれでしょうか。
1 水の巻,火の巻
2 天の巻,人の巻
3 川の巻,海の巻
 正解は1。

●5 次のなかで,正しいのはどれでしょうか。
1 油に火を注ぐ
2 一頭地を抜く
3 立つ背がない
 3を選んだが,正解は2。
「一頭地を抜く」:多くの中でひときわ優れている。傑出していること。

●7 ( )に入ることばは1~3のどれでしょうか。
・( )を放つ
1 偉才
2 異才
3 異彩
 正解は3。ひときわ異なって,優れて見えるという意味。ひときわ優れていることを表す言葉には無縁な私。●5も●7も誤った。

●10 次の漢字の部首は何でしょうか。
・「新」
1 立
2 木
3 斤
 正解は3「斤」が部首なのだそうだ。

●13 ( )に入ることばは1~3のどれでしょうか。
・( )の望み
1 一抹
2 一縷
3 一元
 今振り返れば「いちるののぞみ」ではないかと思うのだが,1を選んでしまった。正解は2。

●14 ( )に入ることばは1~3のどれでしょうか。
・( )に火がついた
1 やけぼっくい
2 やけぼっくり
3 やけぽっくり
 正解は1。漢字で書くと「焼け木杭」。これなら「やけぼっくい」とすぐに想像がつく。

●19 次の和歌を詠んだのは,1~3の誰でしょうか。
・東の野に炎の立つ見えて かへり見すれば月傾きぬ
1 柿本人麻呂
2 藤原定家
3 大伴家持
 正解は1

●20 正しい表現は,1~3のどれでしょうか。
1 大目玉を食う
2 苦渋をなめる
3 肩腹が痛い
 正解は1。
× 苦渋をなめる → 苦汁をなめる
× 肩腹が痛い → 片腹痛い

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
・膠着:こうちゃく
・蟄居:ちっきょ
・訥弁:とつべん
・渾然:こんぜん
・軋轢:あつれき
・呵責:かしゃく


     *     *     *


 全10回やって,400問中306問正解。正答率76.5%。
 う~ん,微妙だなぁ。もう少し正解して欲しかったなぁ。個人的には80%くらいは正解したかったなぁ。
 もう少し勉強しなくては。
 さて,これで『国語力アップ400問』は終了。『翔太だって社会学』,次のネタは今考えている。何にしようかな?

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『国語力アップ400問』をやってみた。第9回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第9回 30問正解(75%)
間違えた問題

●1 ( )に入ることばを1~3から選んでください。
・君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に( )はふりつつ」
1 雪
2 雨
3 光
 2かと思ったら正解は1。「若菜」は七草の節句を意味する正月の歌。

●11 ( )に入る語を1~3のどれでしょうか。
・ない智恵は( )
1 振れぬ
2 出せぬ
3 絞れぬ
 1を選んだ私は引っかかったクチ。「ない袖は振れぬ」と「ない知恵は絞れぬ」を混乱した私。

●14 次の漢字の生物は,1~3のどこにいるでしょうか。
・鹿尾菜,栄螺,蝦蛄
1 海
2 川
3 山
 てっきり2かと思ったら,1が正解。鹿尾菜(ひじき),栄螺(さざえ),蝦蛄(しゃこ)と読むのだ。

●19 ( )に入ることばは1~3のどれでしょうか。
・文部省唱歌「冬の星座」の一節
「♪木枯らし とだえて さゆる空より 地上に降りしく ( )光よ」
1 奇(くす)しき
2 清(さや)けき
3 怪(あや)しき

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
・敬虔:けいけん

 ( )に入る漢字1字を書いてください。
・( )面,( )病,( )名:仮:カメン,ケビョウ,カメイ
・( )産,( )地,( )台:土:ミヤゲ,トチ,ドダイ
・出( ),( )草,( )質:水:シュッスイ,ミズクサ,スイシツ
・( )日,灯( ),( )解:明:アス,トウミョウ,メイカイ
・( )前,大( ),( )作:名:ナマエ,ダイミョウ,メイサク
 今回の出題,5問全て間違えた(汗)

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『国語力アップ400問』をやってみた。第8回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第8回 31問正解(77.5%)
間違えた問題

●11 ( )に入ることばはどれでしょうか。
 「馬を( )に乗り換える」
1 ロバ
2 牛
3 駱駝(ラクダ)

 3と思ったら,正解は2だった。良いものを捨てて悪いものにかえることを言うのだが,どれが良いものなのか,悪いものなのか分からないのが本音。

●14 ( )に入ることばはどれでしょうか。
 「( )を駆って猛虎を攻む」
1 群犬
2 群羊
3 群浪

 3かと思ったら,こちらも正解は2。弱いものも集合すれば強くなると言う意味。

●19 次の漢字はある法則で並んでいます。( )に入るのはどれでしょうか。
 「一,八,三,( ),四」
1 六
2 七
3 九

 こんなもの,何がどうだか分からないよ。正解は1。ヒントは画数だそうで,1画,2画,3画,( )画,5画となっているので,4画の字画の漢字が入るという。ふ~ん。
●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
・曳航:えいこう
・泡沫:ほうまつ
 泡沫候補といえば,ドクター中松?
・改竄:かいざん
・午餐:ごさん 夕食のことらしい。

 ( )に入る漢字1字を書いてください。
・( )様,( )中,( )司:「宮」:ミヤサマ,キュウチュウ,グウジ
・( )句,( )明,( )机:「文」:モンク,ブンメイ,フヅクエ/フミヅクエ

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『国語力アップ400問』をやってみた。第7回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第7回 34問正解(85%)
間違えた問題

●13 正しい表現は,どれでしょうか。
1 火ぶたを切って落とす
2 そうは問屋が許さない
3 たなごころをかえす

 てっきり,1が正しいかと思ったが,正解は3
「火ぶたを切って落とす」を載せる辞書もあるが正解は「火ぶたを切る。」火縄銃の火皿を覆う蓋を火ぶたという。その火ぶたを開いて添加することから,争いなどが始まることを言う。「火ぶたを切る」だけで十分で「落とす」必要はないのか。
「そうは問屋が許さない」は許さずに「卸さない」が正解。これは分かった。
「たなごころをかえす」,一瞬意味が分からなかったが,手のひらをかえす。急に態度が変わることを言う。

●17 次の表現で間違っている文はどれでしょうか。
1 山田さんはおいでになられますか。
2 息子の太郎はおりますか。
3 うちには猫が2匹おります。

 私は3を選んだが,正解は1。「お~になる」が尊敬表現。「~なられる」の「れる」も尊敬の助動詞。二重敬語で謝り。
●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
「矮小」:わいしょう

 ( )に入る漢字1字を書いてください
・( )緒,( )来,理( ):「由」:ユイショ,ユライ,リユウ
・素( ),正( ),日( ):「直」:スナオ,ショウジキ,ニッチョクもしくは「面」:シラフ,ショウメン,ヒオモテ
・風( ),落( ),卑( ):「下」:カザシモ,ラッカ,ヒゲ
 この手の問題,何か一つの漢字を思い浮かべたら他の漢字を思い浮かべることが出来なくなる。ダメだ,頭の中が硬直している。

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『国語力アップ400問』をやってみた。第6回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第6回 31問正解(77.5%)
間違えた問題

●9 「直木賞」の由来となった作家「直木さん」の名前は1~3のどれでしょうか。
1 直木一二三
2 直木三十五
3 直木五十六

 直木賞の由来となった直木さん何か知らないよぉ。正解は2の直木三十五。昭和9年(1934年),大阪生まれの作家。『南国太平記』が有名。

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
「醸す」:かもす
「纏う」:まとう
「憾み」:うらみ
「夥しい」:おびただしい

「瀟洒」:しょうしゃ:さっぱりしているさま。さっぱりして気がきいている,あか抜けている様子。
「絢爛」:けんらん:きらびやかなこと。
「頗る」:すこぶる

 ( )に入る漢字だけを書いてください
「見得を(切)る」:「見得を切る」と「見栄を張る」の違いに注意。

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『国語力アップ400問』をやってみた。第5回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第5回 23問正解(57.5%)
間違えた問題

●6 「あらずもがな」の意味は1~3のどの意味でしょうか。
1 あるはずがない
2 あってもよい
3 ないほうがよい

 1を選んだが,3「ないほうがよい」が正解。「もがな」は願望の終助詞。「むしろない方がよい」とい意味。

●7 ( )に入るのは1~3のどれでしょうか。
・委曲を尽くして( )
1 説明する
2 弁解する
3 演説する

 私は2を選んでしまった。1「説明する」が正解。「委」は詳しく,つぶさに。「曲」もつぶさに,一部始終という意味。
 「委曲を尽くす」とは,事情・状態について詳しく明らかにすること。

●8 間違っている分は1~3のどれでしょうか。
1 浮世絵には造詣が深い。
2 汚職事件を糾明する。
3 外来語が叛乱している。

 2かと思ったが,正解は3。「叛乱」ではなく,「氾濫」が正しい。

●10 次の表現で,正しいのはどれでしょうか。1~3から選んでください。
1 飛ぶ鳥跡を濁さず
2 死んで花見がなるものか
3 窮すれば通ず

 1を選んだが,正解は3。
1は,「立つ鳥跡を濁さず」が正解。
2は,「死んで花実がなるものか」が正解。

●11 次の表現で,正しいのはどれでしょうか。1~3から選んでください。
1 腹が煮えくりかえる
2 舌の根が乾かぬうち
3 二の舞を踏む

 1を選んだ。正解は2。
1は,「はらわたが煮えくり返る」=「腹が立って怒りをこらえることができない」が正解。
3は,「二の足を踏む」=「踏み出すことをためらったり,尻込みをしたりすること」もしくは,「二の舞を演ずる」=「人の後に出て,その真似をすることや,前の人の失敗を繰り返すこと。」が正解。

●13 次のことばのうち,和製英語は1~3のどれでしょうか。
1 アイスキャンデー
2 アイススケート
3 アイスクリーム

 2を選んだが,正解は1「アイスキャンデー」。
 和製英語は他に「アフターサービス」,「オートバイ」,「ゲームセンター」,「ディナーショー」,「ナイター」,「ベビーカー」,「マイホーム」,「ワイドショー」がある。

●15 菊池寛の作品ではないのは1~3のどれでしょうか。
1 『放浪記』
2 『恩讐の彼方に』
3 『父帰る』

 3を選んだが,正解は『放浪記』。これは林芙美子の作品。

●16 有島武郎の作品ではないのは1~3のどれでしょうか。
1 『或る女』
2 『帰国』
3 『一房の葡萄』

 文学史は苦手なんだ(言い訳モード)。3を選んだが,正解は2。『帰国』は田山花袋の作品。

●17 「ちょうちん」の数え方は1~3のどれでしょうか。
1 竿
2 張り
3 丁

 この手の問題,混乱してしまうんだよな。1を選んでしまった。2「張り」が正解。
「竿」は,竿につけた旗や箪笥(たんす),長持ちなど,または,洋館など細長い歌詞を数える際に用いる。
「張り」は,提灯・幕・蚊帳・テントなど,張って作った物,張り巡らして用いる物を数えるのに用いる。
「丁」は,和綴じの書物や豆腐を数えたり,料理の一人前を単位として数えるときにも使われる。

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
「悪口雑言」:あっこうぞうごん
「乾坤一擲」:けんこんいってき
「雲散霧消」:うんさんむしょう ……「うさんむしょう」と読んでしまった(苦笑)
「喧々囂々」:けんけんごうごう
 四字熟語を完成させてください。
「曖昧(模糊)」ぼんやりしてはっきりしない様子。
「粉骨(砕身)」力の限り努力すること。
「(羊頭)狗肉」見かけと実際とが一致しないこと。見かけ倒し。誇大広告。

 前回成績がよいと思ったら,今回はひどいひどい50%そこそこの正解率。恥ずかしい限り。

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『国語力アップ400問』をやってみた。第4回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第4回 38問正解(95%)
間違えた問題

●11 落語「時そば」で勘定をごまかした男は,いくらごまかしたでしょうか。1~3から選んでください。
1 一文
2 二文
3 三文

 落語好きなのに時そばでいくら勘定をごまかしたかを覚えていない。正解は1。一文だけ。

●漢字問題
「斬新」:ざんしん

 この好成績に鼻高々にしたせいか,次回はひどい結果に……。

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『国語力アップ400問』をやってみた。第3回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第3回 32問正解(80%)

間違えた問題

●2 「赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を 食べた」
 作詞者は1~3の誰でしょうか。
1 成田為三
2 野口雨情
3 北原白秋

 私は2を選んだが,正解は3の北原白秋。ちなみに,3人の代表作を。
1 成田為三 作曲者。「浜辺の歌」「かなりや」「雨」
2 野口雨情 「七つの子」「十五夜お月さん」「青い眼の人形」「赤い靴」などを作詞。
3 北原白秋 「雨」「ゆりかごの歌」「城ヶ島の雨」「砂山」などを作詞。

●6 「我は海の子」(文部省唱歌)の歌詞に
「♪生まれて潮にゆあみして~」とあります。
「ゆあみ」の意味は1~3のどれでしょうか。
1 海水浴
2 沐浴(もくよく)
3 日光浴

 私は1を選んだが,正解は2「沐浴」。
 「ゆあみ」とは,湯につかって体を暖め,洗うこと。入浴,沐浴のこと。

●7 ( )に入る鳥の名前は1~3のどれでしょうか。
 「夏は来ぬ」
 「♪ 卯の花の 匂う垣根に( )はやも来鳴きて~」
1 ウグイス
2 ホオジロ
3 ホトトギス

 私は2を選んだが,3の「ホトトギス」が正解。

●9 「かわいい子には旅をさせよ」とは1~3のどの意味でしょうか。
1 旅に出して苦労をさせなさい。
2 旅に出して楽しい思いをさせない。
3 旅に出して見聞を広めさせなさい。

 私は3を選んだが,正解は1。
 昔は交通手段が発達していなかったので,あえて旅の苦労をさせなさい。と言う意味。

●12 ( )に入ることばは1~3のどれでしょうか。
「いろはがるた」は江戸と京都で異なります。
(と)年寄りの冷や水<江戸>
(と)豆腐に( )<京都>
1 くぎ
2 かすがい
3 なわ

 1を選んだ私。どうも,「ぬかに釘」と勘違いしているのかもしれない。正解は2の「かすがい」。
 いろはがるたは江戸・京都・大阪・尾張などで内容が異なるそうだ。

●18 「枯れ木も山の賑わい」とは1~3のどの意味でしょうか。
1 つまらないものでも,ないよりはましだ。
2 どんなものでも,数は多ければ多いほどよい。
3 世の中は無駄なことがいっぱいだ。

 私が選んだのは2。正解は1。

●20 四字熟語の組み合わせです。誤字のあるグループは1~3のどれでしょうか。
1 異口同音 半信半疑 絶体絶命
2 付和雷同 日進月歩 不言実行
3 有命無実 粉骨細身 危機一発

 2を選んだが,正解は3。今思えば,「危機一【髪】」で分かるはずだった。小堺一機がこの四字熟語を逆に読むと,「髪一機危ない」となり,頭を触る,というネタがあったのを思い出した。

●漢字問題
「弛緩」:しかん

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『国語力アップ400問』をやってみた。第2回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』をやってみた
第2回 29問正解(72.5%)
間違えた問題

●6 「肩をそびやかす」とはどういう様子でしょうか。
1 おどろいた様子
2 余分な力が入っている様子
3 いばった様子
4 がっかりした様子

 「肩をそびやかす」ということば,初めて知った。正解は3で,2は「肩に力が入る」,4は「肩を落とす」となるそうだ。
 他に肩にまつわることばは,「肩が軽くなる」「肩がこる」「肩を並べる」「肩を貸す」「肩をすくめる」「肩の荷が下りる」「肩を持つ」等々

●8 平安初期に活躍した「六歌仙」のうちの一人は1~4の誰でしょうか。
1 俊恵法師
2 寂連法師
3 喜撰法師
4 西行法師

 私が知っているのは4の西行法師のみ。それを選んだが誤り。正解は3の喜撰(きせん)法師。喜撰法師は醍醐法師とも言うらしい。
 百人一首の「わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」しか彼の作品は分かっていないようだ。
 「六歌仙」は,ちなみに,在原業平(ありわらのなりひら),僧正遍昭(そうじょうへんじょう),喜撰法師(きせんほうし),大伴黒主(おおとものくろぬし),文屋康秀(ふんやのやすひで),小野小町(おののこまち)の6人。

●9 次のA~Dの俳句を春夏秋冬の順に並べ換えると1~4のどの組み合わせになるでしょうか。
A 風冴えて 魚(うお)の腹さく 女の手(石橋秀野)
B 麦秋や 馬いななきて あとさびし(塚原麦生)
C 山かげの 夜明けをのぼる 雲雀かな(几董)
D 爽やかに 北斗の点を 七つ打つ(上田五千石)

1 A→C→B→D
2 B→D→A→C
3 C→B→D→A
4 D→A→B→C

 こんなのをいきなり出されても分からない。正解は3。季語から類推できると言うが,この中で分かるのは「麦秋」が「秋」ではないところくらい。
 で,その季語だが
A 「風冴えて」:冬
B 「麦秋」:夏
C 「雲雀(ひばり)」:春
D 「爽やか」:秋
 Dの「爽やか」が秋の季語というと,春には「爽やかな天気」とは言わないということか。

●15 「たらちねの」は母や親の枕詞です。では,「あしひきの」は何の枕詞でしょうか。1~4から選んでください。
1 川
2 谷
3 山
4 海

 私は1を選んだが,正解は3の「山」「あしひきの」は「山」や「峰」などにかかる。
 その他の主な枕詞は,「あをによし」(「奈良」),「ちはやぶる」(「神」,「うぢ」),「ぬばたまの」(「黒」,「髪」)などがある。

●16 詩集『道程』を書いた作者は1~4の誰でしょうか。
1 島崎藤村
2 北原白秋
3 高村光太郎
4 萩原朔太郎

 私はてっきり1かと思った。正解は3の「高村光太郎」。「僕の前に道はない 僕の後ろに美智は出来る」で始まる有名な詩のはずなのに……。

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
「野点」:のだて
「注連縄」:しめなわ 他に「七五三縄」「〆縄」とも書く。
「刃傷」:にんじょう 忠臣蔵,松の廊下で赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた事件が有名だが,そういえば「にんじょうでござる。にんじょうでござる。」という台詞があったが,こういう字を書くのか。
「侃々諤々」:かんかんがくがく
「蘊蓄」:うんちく
 侃々諤々,蘊蓄なんて,普段書かない熟語だから読めない。

●( )内には同じ感じが入ります。さて,この漢字は何でしょうか。
( )が軽い,( )が入る,( )に余る,( )に付く

 私は,「手」と思ったが正解は「身」。

気になった問題・解説
●9 「秋の七草」に含まれる草花は1~4のどれでしょうか。
1 舞子
2 響子
3 撫子
4 崇子

 正解は,3の「撫子」。秋の七草は,むかぁし,このブログで取り上げた。あれから,もう3年も経つのか。

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【新企画】,『国語力アップ400問』をやってみた。第1回

NHK生活人新書『国語力アップ400問』
NHK放送文化研究所日本語プロジェクト著
ISBN4-14-088067-8

 今回から新企画,『国語力アップ400問』を解いた結果をお届けする。
 大学時代のノートを引っ張り出そうかとも考えたが,先日,この本を衝動買いした。読みながら,問題を解いていったが,やはり頭の中が錆び付いてしまったのだろうか,あまり解けない。
 そこで,間違えた問題を中心に,この記事で紹介していくつもりだ。
 とは言え,問題と答えを写しては著作権法に違反する。うやむやにした形での,私のメモ書きのようなもの。勘弁して欲しい。

 本日は第1回。第1回分の問題から紹介しよう。
 この本の構成は,1回40問×10回となっている。これで,400問。
 1回の構成は「国語常識問題」20問+「漢字問題」20問。
 2002年から2003年まで,NHK放送文化研究所のホームページに掲載した問題だそうだ。
 ホームページで答える際は,制限時間があったようだ(解説文による。)。

 まずは,第1回から,覗いてみよう。


     *     *     *


第1回 34問正解!(85%)
間違えた問題
●12 ( )に入る言葉は?
 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ ( )ニモ、夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ……」<宮沢賢治>

 私は,雨・風ときたから,と「嵐」を選んでしまったが,後の「夏ノ暑サ」との対比で「雪」だったのだ。
 宮沢賢治は有名な詩人・童話作家だったのに,恥ずかしい限り。

●13 正しい表現は,どれでしょうか?
1 この宝石は,外国でお求めになられたのですか?
2 この宝石は,外国でお求めになったのですか?
3 この宝石は,外国でお求めになさったのですか?

 私は,3を選んでしまった。正解は2。
 敬語は,この後に出てくる問題でも苦労した分野。
 相手を敬う尊敬表現には大きく3つあるという。
A 「お+動詞の連用形+なる」
 例 「読む」 → 「お読みになる」
B 「動詞の未然形+尊敬の助動詞(れる・られる)」
 例 「読む」 → 「読まれる」
C 特別な言い方のある動詞に置き換える
 例 「食べる」 → 「召し上がる」
   「言う」 → 「おっしゃる」
   「行く」・「来る」・「居る」 → 「いらっしゃる」
   「する」 → 「なさる」
 問題の1「お求めになられた」は,AとBを混ぜ合わせた二重敬語だ。

●漢字問題
 次の漢字の読み方を答えてください。
「猛者」:もさ
「畝作り」:うねづくり
「不惜身命」:ふしゃくしんみょう,「体や命を惜しまずに捧げること」の意。貴乃花が横綱昇進の歳に述べたときのことば。
「片言隻語」:へんげんせきご,「ほんのちょっとしたことば」

気になった問題・解説
●15 ( )に入る最も適当なことばを選んでください。
・( )を使って,相手の顔色をうかがう。
 正解は「上目」だが,目を使った言い回しの面白さを感じた。
「横目」,「色目」,「目は心の窓」,「目は口ほどにものを言う」等々。

漢字問題では,「騎虎之勢」(きこのいきおい)は,読めたが意味が分からず。「虎に載ってしまったら,疾走中は降りることができない。」「勢いがついて途中で止められないこと」だが,なるほどぉ。知らなかった。
 私がこのブログを始めて,引っ込みが着かず止められないことは「騎虎之勢」というのだろうか。騎虎というほどでもないのだが。

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「joyの家族社会学」 第24回・最終回

木曜Ⅱ限 家族社会学 後期試験問題

評定のポイントは以下の5つ。
1 内容の把握力
2 構想力・視野の広さ
3 想像力・発想力・独創性
4 表現力・説明力
5 熱意

96年1月11日(木)問題発表 → 96年1月18日(木)試験

Question.1
Question.1.1 「冬彦さん現象」の原因について論ぜよ。(15点)
【参考】 『ずっとあなたが好きだった』
父親不足・濃密な母子関係……親離れできない子供の存在と、子離れできない母親の存在。
 高学歴のホワイトカラーとして描かれた「冬彦」
夫婦間の対話不足……妊娠・出産・育児が恐い。

Question.1.2 「エディプス・コンプレックス」「エレクトラ・コンプレックス」の概念を用いて「冬彦さん現象」 を説明せよ。(15点)
【参考】 「エディプス・コンプレックス」「エレクトラ・コンプレックス」
エディプス・コンプレックス[英:Oedipuscomplex]:S・フロイトが明らかにした精神分析の基本概念のひとつ。幼児期の児童は、異性の親にたいして愛情を抱き、同性の親にたいしては敵意・憎悪を向けるようになり、そのために親から処罰を受けるのではないかという去勢不安をもつ。エディプス・コンプレックスとはこれらの観念複合体を指し、そのギリシャ悲劇「エディプス王」に由来する。このコンプレックスは二つに分けられる。
1陽性エディプス・コンプレックスで、異性の親を愛し同性の親を憎むもの、
2陰性エディプス・コンプレックスで、同性の親を愛し異性の親を憎むものである。
正常発達において、エディプス・コンプレックスは約3~5歳時の男根期に体験され、潜伏期を経た後、思春期に再体験されるものである。それは、人格構造の形成に重要な役割を演じるととものに神経症の発症にも大きく関わっている。
→:エレクトラ・コンプレックス 精神分析(学) フロイト コンプレックス 超自我
エレクトラ・コンプレックス[英:Electracomplex]:ユングが用いた精神分析の術語。父親にたいして愛情を、母親にたいして憎悪を向ける女性のエディプス・コンプレックスのことである。
1エレクトラ・コンプレックスにおいては、それまで愛情・依存の対象だった母親が憎悪の対象になること、また、
2ペニス羨望が生じることが特徴である。
→:エディプス・コンプレックス ユング
息子が母親に向けるものがエディプス・コンプレックス。娘が父親に向けるものがエレクトラ・コンプレックス。
「冬彦さん現象」は、エディプス・コンプレックスの結果生まれた現象。

Question.2
Question.2.1 夫婦間・親子間の家族内葛藤を、役割理論を用いて具体例を挙げて説明せよ。(15点)
【参考】 『晩秋』(原題"Dad")
役割取得[英:role taking]:人間が集団内の他者や、集団全体の一般化された他者の態度や観点を取得することによって自分自身を認識し、自我を形成する過程。自我の形成とともに規範を内面化する過程であるが、同時に他者の期待や規範の内容を解釈し、判断する認識過程でもある。
→:一般化された他者 規範 社会化 役割期待
役割(の)葛藤[英:role conflict]:社会構造の複雑化とともに、単一の行為者に大して複数の、多様な役割期待が社会構造や他者によって形成され、しかもそうした役割期待が相互に矛盾、対立していて、それを行為者が処理しきれないような場合に、行為者の内面で生ずる心的葛藤。
→:役割 役割葛藤
『晩秋』(原題"Dad")
ジェイクとベティーの夫婦関係:ジェイクは、成功精神分裂症(Succesful schzofernic)にかかり、"幸せな家族の幻影"を見ていた。しかし、彼のあまりにも大胆な行動に、ベティーはジェイクの妻への役割期待を認知できない。
ジョニーとジェイク・ベティーの親子関係:ジョニーは働き中毒(Workholic)で家族のことを顧みる機会がなかった。彼にとって、家族の中での役割期待はお金であり、役割取得は稼ぐという行為だと思い込んでいた。しかし、他の家族(特に妻)の役割期待は違うものだった。その結果、離婚した。彼は今回のジェイクの病気を期に自分が家族にとってどんな役割期待をされているのか考え、ジェイクの子供として役割を取得しようと努力した。
ビリーとジョニーの親子関係:ビリーの父親に対する役割期待は、お金ではなかった。しかし、ジョニーは自分の役割期待はお金だと思っていた。その行為にジョニーは役割葛藤を起こしてしまった。そのため、ビリーは家を去り、メキシコのコミューンへ行ってしまった。

Question.2.2 日本女性の家庭内役割取得行為の特徴を「ダブル・バインド」を視点に欧米家族と比較して論ぜよ。
(15点)
【参考】 ダブル・バインド(理論)
ダブル・バインド(理論)[英:double bind hypothesis]:ベイトソンを中心とする研究班が、1956年に発表した分裂症の病因と治療に関する学習理論。
(1)ある抜き差しならない関係(典型的には母子)において、
(2)第一次の禁止命令(例:「これこれをするな」)と
(3)それと矛盾する、メタレベルの禁止命令(例:「何をしたら怒られるかといちいち考えるな」)の共存が、
(4)そのコミュニケーション・パターンの特徴として繰り返し現れるとき、関係の一方に身をおくものが、分裂病的行動を見つけるというもの。したがって、その治療も、創造的・建設的なダブル・バインドの中で遂行されなくてはならないとされる。
分裂病の単位を個人ではなく、関係(家族のエコロジー)であるとする点と、
ユーモアや芸術などを含めて、複数のコンテクストが絡む現象一般を取り込む広さを持っている点、
これは単に分裂病の理論というより、そのような問題へ接する際に必要な、認識論的転換の提唱というべきだろう。
→:ベイトソン 青少年問題

Question.3
Question.3.1 性愛に関する歴史を前近代・近代・ポストモダンの3つの時代に区分して論ぜよ。(15点)
【参考】
性[性:Sex]:生物学的にみれば、性は、同一生物種における雌雄の区別であり、生殖にかかわる有機体の構造上・機能上の差異である。しかし人間の性は、単に生物学的現象であるだけではなく、つねに社会・文化的現象としての価値をもち、社会の制度や規範(例えば結婚制度、近親相姦タブー、性別役割規範など)によって型どられ、社会学の主題としても重要な意味をもつ。
まず第一に、人々を性別によって二分する社会的カテゴリーとして、性は、年齢などとともに社会構成(あるいは社会的役割文化)の基本的単位をなしており、その意味において社会学の主題たりうる。特に近年、いわゆる性別分業や性的役割文化のなかにひそむ女性差別の要素に照明が当てられ、男らしさ・女らしさの観念をふくむ性別役割の社会化過程、労働や教育における性別不平等、生活のさまざまな領域に浸透している性差別主義(セクシズム)のイデオロギーなどをめぐる批判的研究が盛んになりつつある。
第二に、性は、人間のもつ強力な欲求の一つとして社会学的関心の対象となる。それは人と人と強く結びつける力であると同時に、社会の秩序や道徳に反する行動人を導きがちな「無政府的な力」(ラッセル)でもある。そこで、この危険な、しかし生命の再生産に必要な力をそれぞれの社会がどのようにコントロールするかという問題も、性の社会学の重要なテーマの一つとなる。この面で、どんな社会においても中心的な役割を果たしているのは、性関係を規制しながら子孫の養育を可能にする結婚=家族の制度であるが、原題の先進的な産業社会では、避妊手段の発達の禁欲主義的道徳の衰退にともなう「性の自由化」の進展によって、これまで支配的であった近代欧米型の結婚=家族制度が動揺しはじめている。むろん、こうした動向のなかには、望ましい「解放」としての側面もあり、また性差別への反撃としての側面もふくまれているが、反面「性の商品化」の進行とあいまって、「解放」よりはむしろ「退廃」につながる側面もみられる。
→:家族 近親相姦 婚姻 主婦 女性解放運動 売春 フェミニズム
性愛[英:Eros/Sexual love]:性交や肉体的接触を媒介して、男と女、人間と人間を結びつけ、融合させる精神的エネルギー。人間の性的欲求の充足は、生物としての本能的な性衝動の発現に解消されえない。愛という一つの文化的価値を生み出す。20世紀初頭、性科学の創始者とされるエリス(Ellis.H.H.)は、性愛の悦びは、男と女、人間と人間が種々の因襲や伝統から解放され、対等な関係を創りあげて初めて実現するとしたが、この主張は、現代もなお新しい。
→:性、性解放
性解放[英:Sexual Liberation]:一夫一婦制と家族制度を支える伝統的な性規範、特に性道徳からの解放と、それによる人々の性行動の著しい変化の状況をいう。とりわけ1960年代後半に入り性行動の根底的な変化を経験したアメリカでは、「性革命」という表現も使われている。
第二次世界大戦後、なかでも1960年代後半から70年代にかけて、アメリカを中心に西欧諸国では、夫婦の生殖のため以外の性行為を罪と見なすキリスト教的倫理観のもとで抑圧されてきた性の快楽充足的な面が解放され、婚前・婚外性交、同棲、同性愛など、多様な非婚性交が一挙に増加した。人々の性行動のこうした急激な変化には、多様な要因が複合的・重層的・相互作用的に働いているが、主要なものとしては、
1国家や教会により維持されてきた社会秩序の動揺
2核家族化や都市化の進展による伝統的な性規範の弱体化
3科学技術の進展に伴う合理主義の浸透と宗教の無力化
4戦争による性の価値転換
5避妊技術の確立による性の生殖要素と快楽要素の分離
6女性の社会進出と、男性に寛大で女性に厳しい性道徳の二重基準の動揺
7性的成熟の早期化と平均寿命の上昇による性生活期間の延長、などがあげられる。
特にアメリカでは、1960年代後半から盛り上がりを見せた女性解放運動が、一夫一婦制度の内包する性道徳の二重基準性とその根底にある男尊女卑の思想に異議申し立てを行い、女性も人間として男生徒同様に制欲をもつという視点から性行為における女性の能動性を主張し、性解放の推進に大きな役割を果たした。こうした性行動の変化が、一夫一婦制の全面的な否定と崩壊につながるのか、あるいは結婚形態の時代の変化に対応した新しい形態への移行の壮大な実験であるのか、現段階ではまだ明らかではない。
日本では第二次世界大戦後、1960年代にかけての時期に、それまで儒教的な禁欲主義と家制度のもとで抑圧されてきた性の快楽的要素の解放が行われた。特に1960年刊の社国権『性生活の知恵』は、性を「生産」(生殖)でなく「消費」(快楽)と捉える視点をはじめて明確に示した著作として、日本人の性意識と性行動の変革に重要な役割を果たした。現在では日本人の性行動は、かつての家制度のもとでの、多くの性的タブーをもち、生殖のみの性を是とする抑圧的な性規範からは着実に解放されている。しかし、その反面で、社会のさまざまな領域に浸透した性肯定文化と、それを最大限に利用しようとする商業主義のもとで、女性の性がその人格から切り離され、たんなる刺激物としてモノ視され商品化されるという、新たな抑圧状況が生まれている。また伝統的な性規範からの解放も男女間で同じ方向に進んでいるのではない。一夫一婦制に象徴される伝統的な性規範を逸脱した場合の社会的制裁は、一般的に男性より女性に厳しく、その点で性道徳の二重基準は依然として生き続けている。
→:性革命、女性解放

前近代:女性は出産・育児を専門とする性役割を任された。労働力の再生産 制欲はなく、受身の性のみが存在した。
近代:女性も快楽を求める 但し夫婦間のみの性交渉で、婚前交渉は不可。
ポスト・モダン:互いに知り合うための性交渉。不特定多数の相手・同性間交渉も認める。
快楽が目的であって、妊娠が目的ではない。

Question.3.2 あなた自身における性愛についての考え方を上記3区分のいずれかに位置づけるかを理由とともに記せ。(15点)
中学生の頃の話。性に関する授業。
現在の話。

Question.4 あなたがこの講義で最も興味を引いたテーマを興味を引いた順番に10ヶ挙げよ。(10点)
1マザコンの発生過程~『ずっとあなたが好きだった』における「冬彦さん」現象
2ポストモダンにおけるエスニシティーの重要性
3日本人のコスモ・ポライトへの動き(在日外国人問題認識)
4阪神大震災の災害弱者は在日外国人
5ポスト・モダンの自画像~多重人格
6ショッキングな「高校教師」
7『商品』としてのトレンディドラマ
8家庭内の役割理論~『晩秋』を見て
9有責主義と破綻主義~離婚の考え方
10「マドンナ」に見るユニセックスとバイセックス

 これで,「joyの家族社会学」も終了。
 今思い返すと,非常に意義深い時点で家族社会学を習ったような気がする。今,社会学を巡る問題の基に家族の問題が挙げられるのでは?とも気がする。これからも,家族社会学の視点を持ちながら生活していきたい。

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「joyの家族社会学」 第23回

 セックスレスとマザコンの社会学
 ***フェミニズムなんていらない***


BY JOY 喜多川豊宇
95年12月05日

朝日新聞記事データベース/G-Search

◆(1) 予想通りの高視聴率「ずっとあなたが好きだった」92.09.29夕刊
 空前の高視聴率
 TBS番組宣伝部の岡田由美子さんが広報を担当したドラマ「ずっとあなたが好きだった」の最終回(25日)の視聴率が,ビデオリサーチ調べで34.1%を記録。瞬間では40%を超え,夜10時台のドラマでは第1位。
 わき役の"冬彦さん"が注目された話題のドラマも初回は13%。

◆(2) ストレスたまるサルたち サルにも冬彦さん現象 93.05.01 朝刊 群馬版
 春に生まれた赤ちゃんザルは,秋には授乳を終える。ところが,一年過ぎてもまだ乳離れができないものがいる。母親にも原因があるらしい。群れの中で孤立し,いじめから逃げるうちに,子どもに愛情を注ぎ込む。その揚げ句,交尾の機会を失い,次の年に子供が産めない。ずるすると前の小ザルの授乳が続く。

◆(3) 増えるセックスレス夫婦 大半は夫側に原因 【大阪】 95.01.05 夕刊
 結婚しても,性生活がない「セックスレス夫婦」が増えている,という。二人が問題にしていないのならまだしも,どちらかが不満に思っていると,ことはやっかい。相談を受けている医師らは「治療は,早ければ早いほどいい」と口をそろえる。「この五,六年,セックスレスの相談が増え,性の相談の三割を占める」妻からの相談が多く,事情を聴けば,夫に原因がある場合が圧倒的に多い。


◎ケーススタディー01 キーワード:高学歴,ホワイトカラー
 三十代前半の主婦 結婚して二年。セックスが一度もない。夫はまじめで,勉強家。本ばかり読んでいる。いつも「仕事が忙しくて疲れた」という。セックスしない言い訳をしているように聞こえる。私が近づくと嫌がる。病院に一緒に行こうとしとても協力してくれない。最近,夫の服のポケットからテレホンクラブの会員証が出てきた。
 ◆恵木さんによると,高学歴でホワイトカラーの夫が多い。男性的なたくましさや迫力に欠け,相手に配慮したり,親密な人間関係が苦手。セックスレスへの問題意識がなく,治そうという気がない。「幼時から人との交流が不足し,親に抱きしめられるような愛情を受けていないので,妻への愛し方も下手なのではないか。アダルトビデオは楽しめても,主人公にはなれないんです。」と指摘する。

◎ケーススタディー02 妻に原因がある例
***妊娠・出産の恐怖がブレーキに***
 二十歳代前半の主婦。セックスが恐くて出来ない。子供が出来ることが不安だ。出産も恐い,子育ての自信がない。夫から言い寄られても,体がついていかず,生理的に受け付けない。
 ◆神戸市東灘区で産婦人科を開業している山崎高明さんによると,妻側の原因には性交恐怖や性交痛などがある。
 治療は,面接と行動療法を組み合わせる。夫婦で性的空想を膨らませたり,性的刺激や官能に集中する練習をしたりする。性交痛を和らげるための手術もあるそうだ。山崎産は「娯楽や刺激が多すぎて,セックスより楽しいことが幾らでもある社会」もセックスレスの一因とみる。
     ◇
 「どうして手間ひまかけてセックスする必要があるのか。ほかにもやりたいことがいっぱいあって,時間がもったいない」……できるけどしないカップルの発想は一見,合理的。「だが,他人への配慮に欠け,対人関係で深い病理が隠れているのではないか」と,順天堂浦安病院神経精神科・心症科の阿部輝夫さんは問題点を指摘している。

◎ケーススタディー03
***父親不在と濃密な母子関係***

 ばかなことできぬ,三十歳代半ばに多い
 四十年近く性の相談を受けている主婦会館クリニック奈良林祥所長の話
 セックスレスの夫は,三十代半ばが多い。高度経済成長で家庭のバランスが崩れ始めた頃に生まれた子です。
 乳は仕事人間。母は欲求不満を埋めるため,この教育に没頭した。息子に過干渉になり,息子は母に心を結び付けたまま成人する。仲間と遊んだりけんかした経験が少なく,人と仲良くすることが恐い。だから結婚して妻を抱きしめても,心が伴わない。愛の言葉をささやくとか,ばからしいことができないんですよ。セックスなんてばからしいことの極致でしょ。

◎ケーススタディー04
***自立願望の妻***

 ひとり妻の去った部屋 95.02.18 朝刊
 「結婚していたころより,今の方がはるかに充実しています」と名古屋市の会社員石本聰(34)はいう。離婚したのは6年前,結婚3年目だった。突然妻(32)から「私はあなたの家政婦じゃないのよ。やり直すなら若いうちにしたい」といわれた。

■息子の成長楽しみ
 妻は同期入社で営業成績はトップクラスだった。結婚退社後も准看護婦を目指して勉強していたが,妊娠して主婦業に専念した。石本さんも脱サラに備えて中小企業診断士の勉強に励んでいた。
 「妻は向上心が強く,家庭におさまるタイプではなかった。僕だけが好きな勉強をしていることに焦りがあった。僕がセックスレスを望んだことにも不満だった。一緒に住み始めていつでもできると思うと,僕にその気がなくなってしまったんです」8歳の息子は石本さんが引き取り,北海道の両親にあずけている。3か月に1度会いに行くのが何よりの楽しみだ。いま仕事以外に企画づくりの塾や,異業種交流の勉強会に打ちこんでいる。休日には一人でドライブ。「時間とお金が自由に使える。これが一人暮らしの快感です」
 上司から「家庭の経営に失敗するなんて一人前じゃない。おれなんか40年も我慢している。お前は辛抱がたらん。」といわれる。離婚後,恋人もできた。20代半ばの同僚だ。息子と会わせたが,「親せきの子のようにしか思えないわ」。結局,彼女の両親が反対し,彼女の方から離れていった。
 昨年,妻は再婚した。「妻や彼女に未練がないのは,本当は愛していなかったんじゃないかな。男の勝手かもしれないが,一生一人を愛し続けるのは難しい。将来,心から愛する人が現れたら結婚を考えるかもしれないけれど……」

◎ケーススタディー05
***気楽な独り暮らし・ねこと同居***

■再婚する気はなし
 大阪市で自然食品店を営む岸啓太さん(46)は,会員二人だけの「バツイチクラブ」の会長だ。「男は自由が一番」がモットー。「洗濯機も電子レンジもある。下手な料理を食べさせられるより自分で作った方がええわ。『バツイチのすすめ』という本でも書こかとおもてるくらい」
 健康のため外で酒を飲んでも必ず家で食事をする。肉ジャガ,煮しめ,焼き魚や,ゴボウ,セロリ,ピーマン,ナス,大根の野菜カレーなど自己流メニューを作る。二匹のネコと一緒に暮らす。「生き物がいたら家に帰るでしょ。だらしない生活をしないための歯止めやね。再婚するよりこいつらに洗濯や料理を教えたいくらい可愛い」
 離婚したのは35歳の時,岸さんは東京でCF製作会社に勤務し,妻(45)は子供二人を連れて,実家のある大阪で調理師をしていた。妻は「このまま実家で面倒をみてもらい,仕事を続けたい」と東京に戻らず,そのまま離婚状態に。憎しみ合ったわけでもなく,別れはあっさりしたものだった。
 妻とは年に1,2度電話で話す。岸さんが「再婚したらええやん」というと「この年で?ばかばかしい」。娘(20)と息子(18)には時々会いに行く。娘の成人式には100万円の振り袖を見立てた。
 再婚する気はない。18歳年下の会社員と突き合ったが,別れた。5,6人の女友達はいるが,特定の相手をつくるのはおっくうだ。「取引先から『その年で一人なんてのは信用問題やで』といわれるが,夫や父の役割の縛られるのは,もう嫌なんや」

◎ケーススタディー05
***妻の不倫が原因で***

■未練捨てきれない
 都内でバーを経営する宮田浩さん(44)は,別れた妻(39)への未練を捨てきれない。「再婚しないのは,妻が戻ってくるかもしれない,と0.1%でも思っているから。店には妻のにおいが残っている。よほどの人でないと,ここで働いてほしくない。」
 離婚したのは12年前。妻の不倫が原因だ。バリ島へ行った時,現地で知り合った日本人男性と親しくなった。妻は「あなたに愛情を感じられなくなった」と家を飛び出し彼と一緒になった。
 妻から年に1,2回,「元気?」と電話がかかってくる。昨年,突然酔って店に来た。「白髪増えたね。でも何も変わらないわ」宮田さんは思った。「僕が彼女を幸せに出来なかったのは悲しいけど,子供も出来たと聞いてほっとした。彼女が不幸になっていたらたまらない」
 付き合う人は結婚を考えなくてもすむ20歳前後の女性ばかり。いまの相手は20歳の女子大生。「きょう暇?」と彼女から電話が入るとスクーターで迎えに行き,映画を見たり,食事をしたりする。月に3,40万円がデート大で消えるが「彼女は僕とセックスしてくれない」。「お前,太ったたな」とからかうと,「何よ,じじい」とムキになる。「自分でも情けないけど,肩の凝らない言葉のキャッチボールが気楽でいいんです」


◆(3) 向き合わなければダメ『バツイチの女たち』の著書<35歳> 【大阪】 95.08.01 夕刊
***加害者意識弱い女性***

 男と女の意識のズレ。「女の病」です。それは私にも十分思い当たる症状だった。自戒を込めていえば,女には被害者意識が強すぎて,加害者意識の方はひどく欠落している。とくにセックスの場面では無神経で鈍感なことが多いと認めざるを得ない。
 女が夫から求められたら激しく傷つきますよ。でも夫を拒むことはそれほどの罪悪感を感じない。世間も「さわらな族」の男は批判しても「さわらせな族」の女には寛大だったりする。マザコンと言われる男の病に対してもそう。女は結構堂々と異を唱えるし,マスコミも援護射撃する。

 人によりまた夫婦の間でも大きく違うのは,セックスに対する感覚です。離婚の要素として性の問題は決して小さくない。取材で離婚理由を聞いたとき真っ先に性の不一致をあげる人は少ないんですが,話が進むうち「そういえば性的にもうまくいってなかった」となり,さらに「もし性的に満足にできる関係だったら離婚せずにすんでいたかも」となるバツイチが意外に多かった。

***

 次回は,後期試験。

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「joyの家族社会学」 第22回

 社会学教材12月 by joy 喜多川豊宇

 家族内役割コンフリクトを考える

Dying is not sin,not living is sin
死は罪じゃない。生きていないことが罪なんだ。
"生きていない"とは,どんな家族関係を指すのか 役割理論を用いて分析

「親は老人ホームへ」4人に1人 5カ国調査で日本の小学5年生
94.12.02 夕刊 19頁 1社 写図有 (全1,539字)
 親が年とって歩けなくなったら,「老人ホームへ入れる」と考えている子どもは日本で4人に1人,意識は西洋並み--。こんな結果が中国,韓国,英国,米国,日本の小学5年生を対象にした「家族の中の子どもたち」調査から浮かび上がった。2日午後に東京で開かれる「国際教育シンポジウム」(福武書店研究所主催)で発表される。
 調査は昨年5月から今年3月にかけて,東京,札幌,千葉,名古屋,岐阜と上海,ソウル,ロンドン,ニューヨークの各学校を通じて,計4,964人に実施した。
 それによると,生来,歩けなくなった両親を「老人ホームに入れる」のは日本で24.1%,英国(25.8%)に次いで2番目で,米国(19.2%)より高い。同じ東アジア文化圏の中国(0.9%),韓国(0.4%)を大きく上回った。

 家族の状況では,父親のみ不在の食卓が日本で目立つ。夕食に父親がいないのは日本では33%だが,中国は12%,米国19%,英国20%,韓国26%。
 子どもの目から見て,父親が「仕事で疲れている」割合も日本が最も高く(68%),2位の米国(50%)を引き離した。疲れているはずなのに,一緒に遊んでくれる割合も日本が最高(48%)。最低は米国23.5%だった。

 ……日本男性 年間労働時間2,000時間以上。

 日本の母親は一番早く起き(66%),夕食をつくり(95%),子どもをしかる(50%)とその割合は5カ国中最も高かった。また,母親の帰りが遅い日でも,夕食の準備は母親自身(34%)がやっているのが目立つ。中国,英国,米国では父親(50%-38%)がつくっており,韓国では子ども自身(43%)がつくると答えた。

 ……ダブル・バインド型

 一方,日本の子は家事の手伝いが少ない。洗濯(9%),部屋の掃除(17%)をするのは5カ国で最低。中でも男子が女子の6割弱しか手伝っておらず,他国に比べて際だって少ないことが分かった。

 ……学業優先型:目玉焼きとインスタントラーメンが得意な女子

 さらに日本の子は男女とも7割近くが「女は専業主婦がいい」と考えていた。一番少ない中国では男子で10%,女子は3%。
 「親から心配されるか」では,「いじめ」や「成績の低下」の項目で,日本の子どもが一番「親は心配していない」と思っている。
 「自分が良い父になる」は日本が最低で18%。次いで低い英国でも47%と差が大きい。「幸せな家庭を作る」見通しも,米国70%,韓国67%,中国59%,英国54%に大使,日本は35%だった。

家族:個人をサポートする社会システムの一つ
   自立を前提とした家族員が相互にサポート。
米家族:壁面や持ち歩く家族の写真,交換するクリスマスプレゼントが応接間に一杯!
<友達からいじめられたとき親は>
bullying:いじめ USA 危険度?
東京:とても心配する(14.9%),かなり心配する(19.1%),やや心配する(25.5%),あまり心配しない(22.1%),ぜんぜん心配しない(18.4%)
上海:とても心配する(35.1%),かなり心配する(28.3%),やや心配する(17.7%),あまり心配しない(11.0%),ぜんぜん心配しない(7.9%)
ソウル:とても心配する(34,5%),かなり心配する(33.3%),やや心配する(15.2%),あまり心配しない(10.8%),ぜんぜん心配しない(6.2%)
ロンドン:とても心配する(40.9%),かなり心配する(26.8%),やや心配する(16.5%),あまり心配しない(9.3%),ぜんぜん心配しない(6.5%)
ニューヨーク:とても心配する(31.5%),かなり心配する(28.9%),やや心配する(20.6%),あまり心配しない(9.2%),ぜんぜん心配しない(9.8%)
<親が老後,歩けなくなったらどうするか>
欧米:自立サポート型 家族扶養 or 放棄
東京:老人ホームに入れる(24.1%),近くの家で世話をする(21.8%),自分の家で世話をする(54.1%)
上海:老人ホームに入れる(0.9%),近くの家で世話をする(15.1%),自分の家で世話をする(84.1%)
ソウル:老人ホームに入れる(0.4%),近くの家で世話をする(23.4%),自分の家で世話をする(76.2%)
ロンドン:老人ホームに入れる(25.8%),近くの家で世話をする(46.2%),自分の家で世話をする(28.0%)
ニューヨーク:老人ホームに入れる(19.2%),近くの家で世話をする(47.0%),自分の家で世話をする(33.8%)

 映画「晩秋(DAD)」を鑑賞。

役割理論:役割認知*役割期待*役割取得
role theory=role recognition*role expectation*role taking
(1)ジェイクとベティーの夫婦関係
 ベティは,ジェイクの役割期待をどう認知し,役割を果たしたか?
(2)ジョニーとジェイク,ベティの親子関係
 ジョニーは,ジェイクの役割期待にどう認知を果たしたか?
(3)ビリーとジョニーの親子関係
 ジョニーは,ビリーの役割期待をどう認知し,役割を果たしたか?

 role conflict(役割葛藤)の発生

#ジェイクの精神症状:Succeful schzofremic 成功精神分裂症 "幸せな家族の幻影"
 ベティーは,ジェイクの妻への役割期待を認知できない。

#ジョニーの性向:workholic(働き中毒)
 役割期待=お金である認知し,役割取得=稼ぐという行為*離婚へ
 ビリーの父親に対する役割期待は,お金ではない=役割葛藤
 ビリーは家族を去り,メキシコのコミューンへ

"DAD"家族内役割構造を機能させるファクター
(1)forgivness(許す心)
(2)challenge(勇気)
(3)role play(選抜)
(4)heart(本音)
キーワード=自立した個人:family membership

役割モデル
役割認知 role recognition
∥         ∥
役割期待     役割取得(行為)
role expection  role taking

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「joyの家族社会学」 第21回

 12月社会学教材 by joy 喜多川豊宇
 「トレンディードラマの社会学 高校教師を社会学する!」

 「高校教師」?
 93年初めにTBSで放送された人気ドラマ「高校教師」が映画化。高校の教師と女子生徒との恋愛がテーマ。レイプ,同性愛,近親相姦などの過激なシーンも話題になり,最終回は33.0%という高い視聴率をとった。森田童子の歌う主題歌もヒット。後に映画化され興行成績11億円達成。

 新しいドラマの視点登場 ワハハの世界からポスト・モダンの世界の疑似体験へ
●「視聴者はドラマに,バラエティー番組より一歩突っ込んで感情移入をしたいと考えているのではないか」,あるいは「テレビドラマを見ることで疑似体験をしたいと考えているのではないか」といい,その面でもテレビゲームに似ていると説明。

 映画の世界をリード テレビ主導の始まり:テレビでウォーミング・アップ
●ヒットメーカーがテレビから引っ越し
 「東京ラブストーリー」,「101回目のプロポーズ」,「高校教師」などのドラマにかかわった人たちで,出演者を含め,テレビのヒットメーカーが,そのままスクリーンに引っ越し。

 分析のための重要キーワード
(1)疑似体験 情報疑似コミュニティーの中に生きる自己(感応=participation)
(2)感情移入 感応=一本化
(3)参考概念
 [1] communion(コミュニオン) 聖餐,カトリックの宗教儀式
 [2] initiation(イニシエーション) = induct to membership in a club クラブの会員としての帰順

 トレンディードラマの取り組み過程の社会学考察
[1]テレビドラマの与えたイメージを消費=商品としてのイメージ(テレビ視聴)
 日常効果が強烈(毎週の波状効果)
[2]同イメージを拡大再生産:自己内再生産(取り組み)
 個室テレビ・ビデオ時代(1台のテレビを囲む家族の団らんの終焉)
[3]情報疑似コミュニティーの中に生きる新しい自己へ
 架空の登場人物が情報ムラ社会の隣人に
[4]今の自己の集合化(アイデンティティーの確立)
 自分の仲間を周囲に見いだす
[5]現実世界の再構成:realityの再解釈
 周りが新しい景色に見えてくる
[6]新しい自己の再生産:自己*自己を取り込む日常生活世界の新しい関係
 周囲の日常世界に何か違った自己を示す

◆01
ドラマ「高校教師」知ってる?先生にアンケート 【大阪】 94.01.18 朝刊
▽「知っている」55%,「知らない」45%。人気テレビドラマで映画化もされた「高校教師」について,四条畷学園高等学校(大阪府大東市)新聞部が先生40人にアンケートしたら,こんな数字。最終回の視聴率は37%を超えた。
▽同校と同じ,女子高を舞台にした「禁断の愛」の物語。「見たことがある」先生の半数が「毎週見ていた」と答えるほどのハマリ具合だ。

◆02
「いま!プロデューサー」「5大プロデューサーが集結!」。 95.09.19 夕刊
最近のテレビドラマ界は,TBSの貴島誠一郎,日本テレビの小杉善信ら,プロデューサーが脚光を。こういう時代を作り,90年代のドラマをリードしてきたのが大多亮プロデューサーである。「101回目のプロポーズ」など大ヒットを連発し,先ごろの社内異動で,制作の第一線から退いた。
「プロデューサーの時代」へのレールを敷いたのは,大多と,彼の先輩である山田良明(現編成局次長)だ。80年代半ばまで,ドラマと言えばTBSだった。フジは低迷を続けていたが,彼らはある発想の転換をした。「これまでは『作品』を作ろうとして失敗。そこで,ウチは『商品』を作ることにした。若い女性にターゲットを絞り,徹底したマーケティングを行った」(山田)
[1]マーケティング重視のドラマ作りは勢い,プロデューサーを前面。
 規格・立案はもちろん,キャスティングから脚本,演出に至るまで。脚本家には,意のままに使える若手が(ママ)起用。
 89年に始めたシナリオの一般公募「ヤングシナリオ大賞」だ。「東京ラブストーリー」の坂元裕二,「101回目のプロポーズ」の野島伸司ら,大多がチーフプロデューサーを務めた13本のうち9本が同賞出身者の手になる。
[2]「原点に返る」原点とは「東京ラブストーリー」だという。「カセのないドラマ」,「普通の男女の普通の恋愛物語」という言葉を何度も耳にした。カセとは,不治の病や近親同士など,恋愛の障害となる状況。
[3]「原点に返る」とは,原点でないものがあったことを意味。非日常のアピール。カセの難しさ:友人の自殺,記憶喪失などが次々に起こる。「高校教師」や「家なき子」などの得意さが売り物のドラマ。

◆03
懐メロばやりのTVドラマ主題歌 93.04.22 夕刊
懐かしいメロディーがテレビドラマに。トワ・エ・モアの「或る日突然」やチューリップの「サボテンの花」が。
 3月に終わったTBSの「高校教師」は過激な内容だけではなく,主題歌「ぼくたちの失敗」でも話題。この森田童子の作品が87万枚の大ヒット(19日限材,オリコン調べ)。1976年という昔の曲でも質が高ければ十分に通用することを改めて実証。

◆04
カセを強調した映画
「高校教師」映画に TVドラマと違う展開 93.07.23 夕刊
 テレビ以上に衝撃的な内容だという。高校の教師が一人の少女にひかれ,それがもとで人生が狂っていくのもテレビと同じ。だが,教師や少女のキャラクターや抱えている傷は違う。人間の弱さや優しさをテレビよりもっと鮮明に,大きなスケールで描く。映画の舞台は鎌倉の女子高。

◆05
同性愛映画,人気の理由を探る 京都 93.11.25 朝刊 京都版
同性愛を熱かった映画やテレビドラマが増え,若い女性に人気
[1]ゲイの学生を描いた映画は,東京の映画館で史上最高の動員数を記録。近く京都でも公開。
[2]ヤクザ路線で知られる東映の映画にも有名男優同士のキスシーンが登場。レズやゲイの人が自ら製作した約30本の作品を集めた映画祭も今秋初めて京都と大阪で催され,好評。
[3]カナダ,米,仏で活躍する社会学者や作家,弁護士らがレズビアンとしての目覚めや社会との葛藤(かっとう),フェミニズムなどについて語る「アイ・アム・レズビアン!」など,どれも同性愛が肯定的に描かれているのが特徴。
 大阪市の女子学生(22)は「別に抵抗感はない。フェミニズム運動へのかかわり方などレズの人の中にも,いろいろな考え方の人があることがよくわかり面白かったと。
[4]「既製の映画にはない新しい表現の仕方が受けたのだと思う。ただ,一般的にはまだ流行やファッションとしてとらえ,のぞき見したという人が多く,既製映画の作り手側もそうしたニーズに合わせている」。映画祭事務局の釡(たかし)利子。

■漫画にも影響
[1]93年12月4日から「二十歳の微熱」を上映する京都朝日シネマ神谷雅子支配人は「同性愛を描いた少女漫画の影響が大きい。」と指摘。
[2]「竹宮恵子や萩尾茂都など人気漫画家の作品には10年前から,同性愛の男の子とたちが美しく描かれてきた。それらを読んで育った世代や現在の愛読者が,映画の中に動く美少年像を求めて見に来るのではないか」
[3]少年愛専門のコミック誌がよく売れ,若い少女漫画マニアの間では,「プラトーン」や「サザエさん」を同性愛ものに描いた同人誌を作り,フリーマーケットで交換するのが流行っているという。

○京大総合人間学部加藤幹郎助教授(映画学)の分析
[1]米国では黒人映画ブームやエイズの流行と重なって,差別されてきた同性愛者が表舞台に出てきた。
[2]興味半分の存在から,知的な世界として描かれ始めてきた。
[3]日本では「同性愛が売れそうだ」という売り手の経営戦略に組み込まれたり,個人作家の実験映画の枠にとどまっているようだ。
[4]ゲイの作家たちが商業映画として撮るようになればまた変わってくるだろう。

   *

<メモ>
[1]同性愛を描いた過去の映画はウィリアム・ハート主演の「蜘蛛(くも)女のキス」やダスティン・ホフマンの「真夜中のカウボーイ」などが有名。
[2]88年には「モーリス」,今年は「クライング・ゲーム」がヒットした。
[3]日本では91年にゲイを描いた初のドキュメンタリー「らせんの素描」が公開され,昨年は「おこげ」と「きらきらひかる」が話題を呼んだ。

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「joyの家族社会学」 第20回

 第10回 日本国際保健医療学会総会 ワークショップIX 1995.10.29 於 東京大学医学部
 阪神・淡路大震災と在日外国人-災害と被災のモデルとして:災害弱者と社会科学-
 東洋大学 喜多川豊宇(きたがわ とよいえ)

 自然災害である地震は,平等に阪神・淡路地域を襲った。しかし,被害者は、平等に発生はしなかった。低地である長田区の被害は,他に比べて甚大であった。災害は,極めて社会的である。生活構造・居住環境・階層構造など優れて,社会的な地域特性が,そのまま表れている。いわば,災害は,人間社会の矛盾をあぶりだした結果となった。
 自然災害は,平等に人間社会を襲っても,被害発生は,優れて社会的であるという現実を痛いほど見せつけられた。ここに自然災害の社会科学の存在理由を認識させられたといえる。地震そのものは自然科学の範疇にあっても,災害は,社会科学の範疇に含まれることを阪神・淡路大震災は教えてくれた。

【I】在日外国人問題認識のための序論
(1)近・現代史理解は人口爆発・移動がキーワード
 人類史=ヒトの移動(移民・移住)から歴史を再構成
 人口爆発・膨張→人口移動(移住)の連続史(ことに近・現代史)
(2)移民・移住コンセプトの変化
 ライフ・スパン(生涯)→ライフ・ステージ(ライフ・サイクル)へ
 水杯から通勤感覚へ
(3)距離感覚の革命:地理的距離から時間・経済距離へ=遠くないブラジル
 移民・移住をテクノロジーがサポート:ジャンボーによる移動とファックスによる情報伝播
(4)移住者からコスモ・ポライト(世界市民)へ
(5)クニの国際化からヒトの国際化へ(クニからヒトへの急展開)
 国際化(国と国の際)→人際化(人と人の際),文際化(文化と文化の際),地際化(地域と地域の際)

【II】外国人の居住と主要傾向
(1)外国人居住の集中化
 広域化傾向をみせながらも,外国人居住は,一定の集中点・結節点をみせている。首都圏地域での集中化はもちろんながら,地方の中小都市の中でも,特定の都市へ集中化。外国人登録者が最高位にある港区や豊島区と並ぶ地方都市も出現(例:群馬県大泉町人口8.5%外国人。ブラジル村と言われる。)。旧来からの,在日朝鮮・韓国人の阪神地区,特に長田区への戦前からの集中は周知。これに加えて,ニューカマーズが近年,集中。
 民団登録の世帯数を見ると,1994年12月末で,2,359世帯である。これは総世帯数9,192の25.7%,長田区や須磨区など史に神戸に集中していることを示す。
(2)同じ国籍者中心の同心円社会形成
 外国人居住者は,一様に高い言語・文化障壁をもっている。比較的日本語能力のある先住外国人が居住集団の中心(キーパーソン)がいて,同質性の高い,同心円社会を形成している(こうした閉ざされた社会は,移住者に共通にみられる現象である。例:キスト社会,モザイク社会=ブラジル)。
 本調査研究では,在日コリアン(民団役員リアン文化研究者),在日ベトナム人(ベトナム料理経営者,初期留学組),在日フィリピン人(神戸フィリピン・コミュニティー幹事),在日中国人(留学生団体幹事等),在日日系ブラジル人(人材派遣業ルート:群馬県大泉町),アラブ系(イスラム系モスク宣教師)などなど21カ国の外国人にインタビュー。
(3)居住外国人の多国籍化
 阪神・淡路大震災でも,死亡した外国人の国籍は,11カ国に及ぶ。永住者を除く,ニューカマーの多国籍化の進行は著しい。兵庫県に外国人登録された国際総数は,113カ国に達する。また,神戸市・阪神地域だけの登録国籍総数でも96カ国を数える。
 多言語アプローチが必須:日本人から見た外国人は一つのカテゴリー:外国人からみたら,回りは全て外国人
(4)ニューカマーズ外国人の定住化傾向:広域ネットワーク社会形成
 一過性の短期で稼ぎ型から,日本の社会の一角に確実に根付き始めた。大都市,中小都市に限らず,外国人の居住地は,次第に広域化。地方の市町村レベルの自治体でも,外国人居住は広まる。神戸市においても,定住の歴史や程度の差はあれ,様々な外国人のコミュニティーが形成。また,こうしたコミュニティーは,ネットワーク社会と言うべき性質をもち,物理的に隣り合って暮らすというより,一定の結節点(ノード)をもちながら,点在する定住外国人が網み目状に広がりながら,連携を保つ。
 長田区のコリアンや中華街の中国人のような「住み分け社会」の他に,ニューカマーズのネットワーク社会が次第に形成。
(5)外国人と日本人住民との地域社会での高い壁:セグメンテーション
 職場でともに働くことは進んでいるが,職域を離れた,地域社会での日本人社会とのコミュニケーションは少ない。日本人社会との間に人間関係の壁がある。ベトナム人は,彼らだけで,テント生活を送っている。避難所生活でも住み分け。南北ベトナム人は,テント村のなかで,さらに住み分け。

【III】阪神・淡路大震災と在日外国人の被害
#01 研究調査の契機
 災害弱者としての外国人研究委員会所属(自治省:廣井東大教授座長)
 (1994年4月~1995年3月)
#02 外国人火元の火災通報事例僅少
 (言語問題,責任問題,地域社会へのアタッチメント希薄,オーバーステイ問題など)
#03 阪神・淡路大震災外国人被害実態調査(国土庁・野村総研,建設省・建設技術研)委託調査
(1)在日韓国・朝鮮人の1割弱=5万人以上。
(2)加えて,ベトナム,フィリピン,日系ブラジル人などの100カ国に及ぶニューカマーズが居住。
#04 高い在日外国人被災死亡率
A) 全体死亡率   約0.20% 5,373/ 2,658(千人)
B) 外国人死亡率  約0.29%  225/ 76,597(千人)
C) コリアン総数  約0.28%  152/ 53,861(千人)
D) 長田区コリアン 約0.67%  63/ 9,208(人)
E) 長田区外国人  約0.86%  89/ 10,319(人)
F) 長田区総数   約0.58%  728/126,405(人)
G) ブラジル人   約1.33%   8/ 600(人)

【IV】災害弱者の在日外国人
(1)外国人は住宅弱者
 大都市中心部のインナーシティーにおける老朽化した木造アパートへの過密集団居住傾向や,風俗営業ブローカーによる囲い込み居住,中心都市周辺部の社宅や寮や会社契約のアパート,公的な団地の人材派遣業者による集団借り上げなどがある。
 阪神・淡路大震災の死者の多くは,老朽化した木造家屋の下敷きになって死亡。神戸市長田区は,在日韓国・朝鮮人の地場産業であるケミカル・シューズの集中地域。
 民団加盟の9,192世帯の内,1,159世帯が全壊,621世帯が半壊であるが,全壊家屋の54.7%,半壊家屋の32.7%が長田区などに集中している。また、本調査で実施したアンケート調査では,木造一戸建て53.8%,木造アパート10.8%,コンクリート一戸建て8.9%,コンクリートアパート19.6%と,木造が60%を超えていることが証明される。
(2)わけても,高齢外国人は災害弱者
[1]家屋の被害と年齢:60歳以上の家屋の全壊率は70%を超える。
 N=155 区分 全壊,半壊,軽佻,全くない
[2]火災区分と年齢:加齢とともに全焼率が高まる。20歳代15.79%,30歳代10.00%,40歳代24.32%,50歳代35.48%,60歳以上31.25% N=133 高齢者木造家屋居住多い。
[3]けがの程度と年齢:けがは60歳以上に多い。重傷者も60歳以上に多い。重軽傷者率は60歳代以上は42.9%であるN=139
(3)外国人女性は災害弱者
[1]女性の家屋被害が男性を上回る。全壊 男性=48.94%,女性=64.95% N=144
[2]女性の方が避難所へ非難するものが多い。男性=57.14%,女性=74.29% N=161
(4)外国人は情報弱者
 在日コリアンを除いて,外国人の多くが母国語メディアを情報源としていることである。新聞,雑誌,パンフレットなどの,日本や母国で発行される母国語のメディアと口コミが,コミュニケーションの主な源泉である。震災を契機に多言語ミニFM開局。同一の言語・文化団結する形となった。そして*「口コミ」を主に使用した独特の情報回路が活躍するのである。
*personal influence

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「joyの家族社会学」 第19回

 う~ん,すっかり遅れが出てしまったなぁ。
 来年の3月までには終わらせたかったが,あと10回前後しかないんだ。しかし,今お送りしているのは,10~11月頃のレジュメ。少しリキを入れてお届けしよう。

 社会学講義 by 喜多川豊宇 1995年10~11月教材

 ポスト・モダンの自我像

 多重人格と野本医師殺人事件考 -引き裂かれた自我論をめぐって-

 二重人格,多重人格,官僚制,偽装(dissimulation),by Erving Goffman:,同調過剰(overconformity)by R.K.Merton,他者指向(other directed)by David Lieseman,ホワイト・カラー(white collar)by C.W.Mills,イメージの消費,現実の再構成 by Aran Arantes,イドー,エゴ,スーパーエゴ by Sigmud Freud,Looking Glass Self鏡に映った自我・<Me>by G.H.Mead,麻薬社会,ヴァーチャル・リアルティ,エコロジカル・バリディティ,家族機能の外部化,情報疑似コミュニティ,屈折したリビドー,離婚,児童虐待

多重人格の用語例
◆01


 久間十義さん 第3回三島由紀夫賞に決まった(ひと) 90.05.18 朝日 3頁 3総 写図有 (全749字)
 受賞作『世紀末鯨鯢記(げいげいき)』はメルビルの「白鯨」と調査捕鯨を軸にした実験小説。狂気のため多重人格となった語り手が,自ら執筆中の冒険物語に入り込み,言語や物語についての認識を深めていく,複雑な構成だ。個性の強い選考委員5人をそろえた同賞で,初めてすんなり満票を集めた。現代文学の難問に意識して取り組んだ批評性がかわれた。とくに「言語と想像力に対する信頼感を回復させ,元気にしてくれる小説。」と選考委員江藤淳氏は表現する。「先行世代とターム(用語)を共有しているかどうか分からないので」と慎重にかまえる。緊張すると余計に理屈っぽくなるタイプのようだ。

◆02


 多重人格のすすめ 山崎浩一(時評90) 90.08.25 朝日夕刊 13頁 ワイド文化 写図無 (全0字)

◆03


オハイオ州1977年連続婦女暴行事件容疑者
24人のビリー・ミリガン(上・下) キイス著(書評) 92.11.08 朝日朝刊 12頁 読書 写図無 (全1,152字)
「24人のビリー・ミリガン」--ある多重人格者の記録人間の不思議さを考えさせられる。1人の人間の中には,正直と狡猾(こうかつ),愛情と憎悪,高尚と卑猥(ひわい)など相反する感情が同居しているし,さまざまな知的あるいは身体的能力がひそんでいる。それらを1つの人格として統合しているからこそ社会生活が営めるのである。
しかし,それらが独立し,別の人格として顕現すればどうなるか。まるでSFの世界の人物になるが,現実にそのような人がいた。
 イブホワイトとイブブラックが共存した二重人格者は有名だが,この本は24人格の持ち主という想像を絶するビリー・ミリガンなる青年の実話である。混乱して前を読み返すことがしばしばだった。話は3人の女性へのレイプ犯人の検挙から始まる。ミリガンを班員と特定するなぞ解きが推理小説のようにうまく運ばないのは,状況に応じて異なった人格が登場するからだ。

◆04

「多重人格」もしや私も? 本に映画に続々登場(スペクトル) 93.01.30 朝日夕刊 13頁
 「ジキルとハイド」の二重人格から「ビリー・ミリガン」の多重人格へ……ということになるのだろうか。映画「羊たちの沈黙」や「ツイン・ピークス」あたりから始まった昨年来のサイコ・スリラーブームは,また一歩,私たちを心の深部へと導こうとしている。精神の宇宙をさまよっているうちに,私たちの心は,いくつもの人格を持たなければならないところまで追いつめられてしまったのだろうか。
 話題の本,ダニエル・キイスの『24人のビリー・ミリガン』(早川書房)では,レイプ事件の犯人として逮捕されたビリーに男女二十四の人格がそれぞれ独立して現れる。イギリス英語を話し,感情に起伏のないアーサー。ときに暴力的態度を示し,スラブなまりの英語を話すレイゲン。口先のうまいアレン。内気で孤独なレズビアンのアダラナ。さらには,言葉を失った三歳の女の子など。*

◆05


「サクリファイス」(今週の乱読・味読) 93.05.30 朝日朝刊 大阪版
 アンドリュー・ヴァクス 佐々田雅子訳(早川書房・1,900円)
来た,来た,来た。帰って来ましたよ,われらがバーク。ニューヨークの闇(やみ)の奥に生きる無法の探偵が帰って来た。「おれはバランスと集中力を取り戻し,本来の自分に戻っていた。家族という甘い幻想はインディアナにおいてきた」ニューヨークには,血の絆(きずな)より深い絆で結ばれた仲間がいる。パークの連絡先であり,銀行であり,いつもうまいスープを飲ませてくれるママ,音もなく獲物に近付き,殺すモンゴルの戦士マックス,廃品置き場の地下に済む天才的な発明家モグラ,独特の犯罪哲学を説く教授,プロフ……。

◆06


迷路の果てに姿を現す悪意 パルコ劇場 「出口なし!」(演劇) 94.07.19 朝日夕刊 11頁
 二転三転,病院の特別診療室を舞台に展開する心理戦。三谷幸喜作・演出によるパルコ劇場公演「出口なし!」は,味のあるコメディーの作り手として定評のある才能が,サスペンス劇の分野でも抜きんでていることを証明する舞台となった。
 小劇場役者の野村東馬(唐沢寿明)は,精神科医福本イネ(宮本信子)に仕事を頼まれる。鑑定医の資格を得ようとしている,同僚の神宮音彦(増岡徹)のために多重人格の患者になりすまし,精神鑑定を受けて欲しいというのだ。しかし,現れた神宮も,イネの助手,三越柴祐子(森口瑤子)もどこか様子がおかしい。奇妙な依頼のなぞ解きが始まる。三谷は得意の笑いをちりばめ,冒頭から観客を巧みにドラマの中へと誘い込む。だがそこは,至るところに伏線が張り巡らされた迷宮の世界。だれが多重人格で何が真実なのか。その迷路の果てに,ドラマを大本で操っていた無自覚の悪意が不気味な姿を現す。四人の登場人物は立体的に描き分けられている。そのしっかりした造形に支えられて,俳優たちものびのびして見える。適材適所,いずれ劣らぬ好演だが,インテリ医師の役が似合う増岡のエキセントリックな演技が印象的。
 一見,なぞ解き中心に見えながら,この舞台にはそのほかにも多くのテーマが盛り込まれている。医学の倫理,好奇心の功罪,記憶の真偽……。そして「自分は本当に自分なのか」という根源的な問いが最後に投げかけられる。不確実性が増し,バーチャルリアリティー(仮想現実)がはやる現代の不安を,シャープに切り取った二時間十五分だ。


   *   *   *


 多重人格の登場と認知

多重人格:自我を守るメカニズム
     自我がたて割に分割する未熟な自己防衛
     抑圧が少ない現代日本社会で,広まる可能性

「サイコ」 主人公母親の代理人格
「ツイン・ピークス」 悪の化身が幸福な家庭人にとりつく

***多重人格症状:(1)X少年の事例
 登校拒否で心理療法へ。幼い頃父親と死別。学校で虐めに。
 セラピストの間に うつむいてぼろぼろ……。
          帽子を目深にかぶり,人の目を正視しない。
          突然,「キャッキャッキャッキャッ……」はしゃいだ声
 自称"ピンク"   女子の人格が顕現し,少年に乗り移り,少年を支配。
          "ピンク":少年の心の中に生きている別の人格
   "爆発"    「グルグルグルグル……」
          "爆発"と言う名の凶暴な人格
          セラピストをにらみつける。押し殺したような低く太い声。
 少年は,ある時,"本人"とは異なる人格を発見,次いで,複数の人格があらわれる。

***多重人格症状:(2)宮崎勤被告(連続幼女誘拐殺人事件)
 3人の鑑定人の一人から多重人格説提出予定
 「被告は,一人の人間に複数の人格が存在する。」

***多重人格の登場
 1920年代 演技説
 1980年 米国精神医学協会 症例マニュアル DSM-IV 多重人格項目付記
 「明らかに異なる複数の人格が一人の人物行動を支配すること。複数に人格の一つ一つが,自分の固有の名前,好み,感情,行動,歴史を持つ。」
 「人格によっては,別の人格を思い出せない。その存在自体知らない。物忘れとしては説明できないほど,本人の行動,情報について著しい記憶の喪失あり。」
 「特定の物音,食べ物,群衆などが別の人格が出てくるきっかけ。」
 「幼児期に肉体的,性的な虐待を受けていた例が多い。」
 →大人から受けた耐えがたい経験を自分が作り上げた別の人格に引き受けさせる……。
  こんなにひどい目にあっているのはじぶんではなく,他の人格なのだ。……」=自己防衛規制
 1980年代以降 多重人格の論文急増(米国心理学協会データベース) 64件報告
        米国の現状:患者数約1万人
        サークル誌,パンフ,支援団体多い。
 1978年 精神医学 若い日本女性の症例
 「望まない結婚生活をおくるA子さん。夫との同居開始から奇妙な現象。急激に顔つきや言葉遣いや筆跡がかわり,夫に乱暴。普段の自分をアイツと表現。自分の名前はBであるという。アイツはおまえと結婚したが,オイラはしていない。アイツは無視してお前を好きになった。……傍観者の様子。A子にはBの記憶皆無。話しても信じない。BがかくしたA子の持ち物を見つけられない。


【課題】
問1
(1)母親にみせる私
(2)父親にみせる私
(3)友人にみせる私
(4)恋人にみせる私
(5)先生にみせる私
(6)バイト先でみせる私
(7)お酒が入ったときにみせる私
(8)夢の中の私
(9)スポーツでみせる私
(10)一人ぼっちでいるときの私
 についてその違いを具体例を示して延べよ。

問2
 あなたは人が変わったみたいといわれたことがありますか?また,普段と違った意外な自分が存在することに気づいたことがありますか?具体例を挙げて述べなさい。

 課題の回答は,出席確認のために提出したか,もしくは,提出を求められなかったため,手元には残っていない。

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「joyの家族社会学」 第18回

10月教材 by 喜多川豊宇 「ブラック・パワーの社会学」,95年10月19日付

 ポストも・モダン社会は,エスニシティ(ethnicity:民族性)がキーワード。アメリカは一つの家族になれるか?

(1)捌かれたロス市警察
 10月3日午前10時,ロス上級審 無罪判決
 10月4日 ロスアンジェルス・タイムズ 大特集「人種と判決」:白人警官*黒人
  判事:ランス・イトー(日系人)
  12名陪審員 男性2,女性10;黒人9,白人2,ヒスパニック1

(参考)
 裁判所が選んだ12名の陪審員が有罪・無罪を決定。
 全員一致が原則
 選挙人名簿か運転免許登録簿から定員の数十倍を無作為に選び,面接して絞る。
 その地域の人種,宗教,性別,職業などを反映

 O.J.シンプソン(48) 黒人アメリカンフットボールプレーヤーで,スーパースター。Mr.U.S.A。引退後俳優へ転身。
 1994年6月 2年前に別れた白人前妻ニコール(35),同ボーイフレンド(25)の殺人容疑

争点:
 人種偏見に満ちたファーマン刑事が令状もなしに見つけた証拠「白人刑事のやり方は,ヒトラーのホロコーストと同じだ。」
 弁護団。ロス社会の日常の根深い人種偏見とロス市警が裁かれる。
 アメリカ国民の半数以上が無罪評決に納得せず。

ユニバーサル・スタディオ メキシコ料理ウエートレス キャリーさん
「断然,有罪よ。人種問題を絡めているわ。」
K女子短大アメリカ人講師(白人)
「日本はオウム,アメリカはシンプソン裁判,もちろん有罪さ。」

判決の伏線
1992年春,ロス暴動 放火・略奪・銃撃戦
交通違反黒人ロドニー・キング氏を白人警官4人がめった打ち。
全米に事件シーンがビデオ放映
ロス郊外州地裁陪審(白人10,非白人2) 無罪判決


(2)アメリカ黒人ワシントン100万人行進開始 Million Man March
 O.J.シンプソン(48)無罪評決で黒人の権利意識高揚
 「大統領選へ力誇示」 10月16日
 イスラム教黒人急進組織 Nation of Isram:N.O.I lead by Louis Farrkhan
 白人からの孤立,反ユダヤ主義:過激な人権分離主義
 "black suckers" Jews,Koreans others who open businesses in minority communities and take the profits elswhere
 「黒人男性が黒人社会と家族への責任感を示し,自らに対する否定的なイメージをくつがえすために」ファラカン師提唱
 ファラカンを大統領に! 1996年 大統領選
 投票登録をしていない黒人 800万人 新たな黒人票


(3)パウエル将軍は救世主か? アイゼンハワーの再来

 ジャマイカ移民の子 コリン・パウエル 湾岸戦争の英雄
 アフリカ系欧州人:茶色キングストン人(イギリス女王から白人の権利)
 CF:ラスタファリン(アフリカへの精神復帰を訴えるジャマイカ黒人)
 水で薄めた黒人 白人社会に身を置くイエス・マン!

 多民族社会アメリカ:人種に関する一定の定義,概念なし
 自然人類学者「生物学的な人種の存在を信じていない。」

 「アフリカ人,イングランド人,アイルランド人,スコットランド人,ユダヤ人,インディオ」の血が流れていることを認知。
 パウエル氏の肖像:コンピュータで様々な人種の顔を合成するとできる?
 パウエル氏「私たちはアメリカを一つの家族と考え始めなければならない」
 アメリカを一つの家族:人種間の結婚増加
 黒人*白人の結婚 1980年比78%増加

【課題】
 あのS.スピルバーグ監督 刑事コロンボ「構想の死角」鑑賞
 犯人フランクリン,コロンボ刑事をWASP(White Anglo Saxon Protestant),カトリック系Latinosの観点から比較し,アッパー・ミドルの白人層とプア・ホワイトの階層性を論ぜよ。
 参考:家族,服装,言葉,住居,車,生活水準,ひとあたり,教養など

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「joyの家族社会学」 第17回

 今週の「joyの家族社会学」は,先週の内容を書いたプリントに付与されていた,「OL用語」の解説。しかし,先週の内容と「OL用語」に関連性があるのかは,今となっては分からない。見た感じ,雑誌・書籍等の引用の可能性を含んでいるので,この記事でも,引用の形式を取る。


   *   *   *


OL用語

[恋愛関係]

・アンタッチャブル:社長のご子息など,手を出してはいけない男のこと。
・事情や情事:「□□ちゃん,昨日の夜,電話したのにいなかったじゃない?」「いや~私にも事情や情事がありまして。」などと使う。
・磯釣り恋愛:社内などの身近で恋愛すること。
・リサイクル恋愛:仲間内で友達の元恋人とくっついたり捨てたりすること。
・やっちゃあポイ:女とSEXしたらすぐに捨てる男。
・前カノ,前カレ:前の彼,前の彼女のこと。人数が多い場合,「前カレA,前カレB」と使い分ける。カレのママを「カレママ」という。
・ラッコ族:公園や土手などで男が女を背後から抱きしめる熱々カップル。
・巡回しますか:売れ残り同士の元同級生と車でドライブすること。

[スタイル・ファッション]

・ヘソっぷり:若い子の間でヘソ出しファッションが増え,自分のヘソのカッコが気になってきた。「あの子はヘソっぷりがいい。」と使う。ヘソピアスもすごいヘソっぷり。
・スイカ族:流行のパヒューム・エスケイプはスイカの香りがすることから。これを付けている女をスイカ系と呼ぶ。一般にはこのコロンをつけていると男にフラれるとか。
・ニセ乳女:多機能ブラ使用でぜい肉を無理に寄せてオッパイにみせる女。
・サル化現象:髪の毛を武田真治のよなショートシャギーにし,チビTにスソ広がりのジーンズといういでたちの女がサルのように見えることから。背の高い女は「大ザル」,低い女は「子ザル」。ファッションが学生気分のまだ抜けていない新OLをあざ笑うことば。
・なんちゃってモノ:ブランドのニセモノ商品。グッチ,シャネル人気とともにニセモノもバッコ中。
・ゲロシャネ女:ゲロゲロにシャネルをつけまくっている女。全身コーディネート50万円以上あたりからつまはじきとなる。
・チャンネラー:シャネルフリークをシャネラーというが,ニセモノコーディネートでごまかしている女はチャンネラー(昔,CHANNELというニセモノがあった)といってバカにされる。
・アンナ・モード:梅宮アンナの生き方に共感するOLの間で流行。具体的には,親の反対を押し切る恋愛,かっこよく服を着こなすこと,父親を大切にすることなどで,「アンナ・モードの生き方」ともいう。娘のことに口を出す父親は「梅宮なオヤジ」。

[業界用語]

・イチロー(なヤツ):ひょうひょうとしているくせに,抜群の結果を出す男。おもに営業部で使われる傾向にある。「変わらなきゃ」ばかり言っている男を指すことも。
・一発抜く:運送業界ことば。荷物を積みきれなくなったトラックの運転手が,無線で「◇◇個△△さんに一発抜いてもらえませんか」と使う。
・ドサンコ:スチュワーデスの間で,着陸のヘタな機長を指すらしい。
・JIS規格:JAPANESE INTELLIGENT STUDENT(日本人で頭のいい学生)のこと。主に,文房具やコンピューターメーカーで流行。就職活動が活発になる時期に使われる。
・宮路なヤツ:城南電機の宮路社長からは発生。本業のほかに力を入れて,それでボロもうけしている人のことを指す。主に,電気関係の会社,および問屋で使われる。また,高齢なのにがんばっている人のことを指す場合も。
・DTノリ:関西で流行中。ダウンタウンのトークのように,訳の分からないギャグを指す。
例)課長「君のシャーペン貸して」OL「いいですけれど,3分10円かかりますよ」課長「なんでやねん」
・ハイオク:パワーのあるガソリンから,残業を重ねても疲れない人のことを「ハイオクなヤツ」または「ハイオ君」ともいう。
・MBAな人:やたらと「アメリカではこうなっている」と言う人のこと。会議では「MBA的な発言」などとまじめに使われてしまうことも。・インストール:新しい環境,相手,場面になれることをいう。主にマックのある会社で使われる。

[その他]

・カルコール族:お昼に軽くアルコールを飲むことに味をしめ,病み付きになってしまったサラリーマン。
・グッチャー:グッチフリークの意から転じて,グチばかり言っている上司。
・さびラ※(註:穴空けパンチで文字が読み取れず):さびしく一人でランチを食べるOLのこと。


   *   *   *


 しかし,当時は梅宮アンナは女性のオピニオンリーダーだったのかぁ。今となっては彼女も……。
 今ならさしずめ,沢尻エリカか……。

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「joyの家族社会学」 第16回

 久しぶりにお届けする,「joyの家族社会学」。今週の教材は今読み返しても「?」と思うような内容。
 どんな内容だったか……。


    *   *   *


 1995年10月 社会学教材 喜多川豊宇

  二人の小世界から個人化へのプロセス
 -モダンタイムズからポスト・モダンタイムズへ-

教材:チャーリー・チャップリン "Modern Times" 1939年製作
時代背景 1929年 世界恐慌

農業社会(*地縁・血縁社会イデオロギー)から産業か社会へ
*ゲマインシャフト cf.ゲゼルシャフト

(1) 前近代社会から近代社会へ
   From Pre-Modern Society to Modern Society

 パターン・バリアブル

家族形態:相続家族*創設家族
相続形態:長子相続*均分相続
結合形態:親子中心*夫婦中心
結婚形態:制度婚*友愛婚
就業形態:農林漁業*製造業・サービス業従事賃金労働者
地域社会:農村*都市
価値判断:権威主義的*自由主義的
価値意識:求心的*遠心的
業績評価:所属本位*業績本位
帰属認知:血縁中心*非血縁中心
自我意識:没我的*発我的


(2) Considerations on the Japanese family in the post modern age

イエ・ムラ社会(シャカイ)に基(モト)づく国家原理(コッカゲンリ):
*血縁・地縁社会(ケツエン・チエンシャカイ) A Blood Relactiorial society
**立憲君主制(リッケンシャカイ) Constiutional Monarchy Soverign
***家父長家族原理(カフチョウカゾクゲンリ) Pariarchy Family
#国家主導(コッカシュドウ)の the cohesive and collective nation directed leadship
*富国強兵(フコクキョウヘイ) A measure to enrich and strengthen a country
**殖産工業(ショクサンコウギョウ) A measure to increase production and develop industry
***男尊女卑(ダンソンジョヒ) Predominance of men over women

*農業(ノウギョウ)・漁業(ギョギョウ)の生産共同体(セイサンキョウドウタイ)から An agricultural and fishing communal society
**工業化社会(コウギョウカシャカイ)へ発展(ハッテン) An industrialized society


(3)
*第二次世界大戦後(ダイニジセカイタイセンゴ)と post world war second
**高度経済成長(コウドケイザイセイチョウ) rapid esonomic growth
***憲法改正(ケンポウカイセイ)による民主化(ミンシュカ) the amendments of the National Constitution forced by General Head Quater of Allied Forces
****象徴(ショウチョウ)としての天皇(テンノウ) an Emperor as a Symbol of the Nation
@夫婦家屋原理(フウフカゾクゲンリ) a conjugal family based on a companionate marriage
@@民法改正(ミンポウカイセイ) a revision of the civil law concerning kinship articles
a big change from lineal a stem family to conjugal family
@@@平和憲法による軍事力放棄 an abandonment of military power by the revised peace orietated constituion
@@@@経済成長を促進 an acceleration of economic growth

 高度経済成長(コウドケイザイセイチョウ)
 世界有数(セカイユウスウ)の経済国家(ケイザイコッカ)へ
 急激(キュウゲキ)な産業化(サンギョウカ)・都市化(トシカ) a rapid industrialization and urbanization

(4)産業化(サンギョウカ)の与(アタ)えたインパクト inpacts of industrialization
 小規模化(ショウキボカ)する家族(カゾク):急激(キュウゲキ)な核家族化(カクカゾクカ):緑の芝生のある白い家
 shrinkage of the family
 rapid nucleartization of the family

(5)現代社会状況(Modernite)
 George Ballandier(フランス人 社会学,政治人類学)
 ポストモダンの社会=現代社会状況(Modernite)
 3つの指標(メルクマール)
 [1]卑属化 banalizasion 脱理想化(停滞)
 [2]多極化 polarizasion 多様化
 [3]曖昧化 ambiguite 不透明化
 cf. 世紀末思想

(6)ポストモダンと三つの回帰
 [1]前近代社会再評価
 [2]エスニックな文化潮流
 [3]自然回帰

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「joyの家族社会学」 第15回

 前回の続き,新聞記事のクリッピングをお届けする。

母子・父子家庭ともに離婚が過半数 母子:父子=4:1

◆05 (T900330M03--09)
 母子家庭が85萬世帯に 6割は離婚で 厚生省調べ 90.03.30 朝刊 3頁
 全国の母子家庭の数は,5年間に13萬世帯増えて約85万世帯となり,うち6割が離婚家庭で占められていることが,厚生省が29日まとめた実態調査でわかった。母子家庭の返金収入は202万円と,一般家庭の半分にも満たない。
 この調査は4年-6年ごとに行われており,今回は88年11月,全国1,800地区の母子家庭,父子家庭などを訪問して調べた。
 それによると,母子家庭の母の平均年齢は40.8歳。子どもの数は1.63人,末の子の平均年齢は12.0歳。母子家庭となった原因別では,「離婚」が最も多く全体の62.3%を占め52万9,100世帯で,前回調査と比べ17万6,6600世帯も増えた。「死別」は29.7%の25万2,300世帯。また86.8%の母親が職に就いているが,その平均年収は夫と死別した家庭で242万円,離婚家庭で185万円。離婚家庭について,別れた夫から養育費の送金状況を調べたところ,「いまも受けている」家庭は14.0%,「受けたことがある」家庭は10.6%。75.4%が1回も受けていない。

家事・労働のダブル・バインド

◆06 (T900429MTK1-12)
一人親家庭になった理由? 中野区が調査 90.04.29 朝刊
 母子や父子の一人家庭の生活状況を調査した「中野区単親家庭実態調査」の結果が,このほどまとまった。
 一人親家庭になった理由については,母子家庭が離婚59%,死別24%に対し,父子家庭では,離婚55%,死別39%となっており,前回の84年度の調査より離婚を理由にあげる率はそれぞれ6%,5%増えている。
 「困ったこと」については,母子家庭が「経済面」69%,「住まい」39%に対し,父子家庭では「子供のめんどう」67%,「家事」59%で,母子家庭で経済問題,父子家庭で家事や子育てに集中している。特に,父子家庭で,前回「子供のめんどう」32%が今回67%になっている。

◆07 (T900617M05--0301) 逃げた女房にゃ未練はないがお乳ほしがるこの子が。。。。

 父子家庭にも目を向けよう(社説) 90.06.17 朝刊
 厚生省が3月に発表した調査によると,父子家庭が全国で約17万世帯ある。5年間に3.6%ふえた。その3分の2は離婚が原因で,今後も増加する見通しだ。
 約85万世帯の母子家庭に比べると,こちらはあまり問題にされてこなかった。母子寮や母子相談員はあっても,父子寮などは見かけない。行政面でも,あるいは世間的にも,とかく忘れられがちだ。男親は経済的に心配ない,との判断だろうか。実際には,そう恵まれているわけではない。家事や育児を人に頼めば,月に10万円単位で費用がかかる。慣れない買い物で,むだな出費が多い。税制面で配偶者控除を受けていた人も,その権利が消えてしまう。
 同じ父子家庭でも,妻と死別した父親には世間の目はやさしい。近隣の人たちも,学校の先生も,職場の同僚や上司も,暖かく励ましてくれる。感謝の心を抱いて,どん底から立ち直っていく父親も多い。
 しかし,不幸な結婚生活の末に別離を選んだ男性には,こうした支援があまりない。とかく「女房に逃げられた男」「女を追い出した暴君」と見られがちだ。近所や職場で好奇の目にさらされ,肉親からさえ非難を受ける。過去に何があろうとも,いまは子供を引き取って悪戦苦闘している父親なのに。母子家庭と違って,父子家庭への施策は始まったばかりだ。離婚の増加は時代の流れなのだから,父子相談や家事援助などにももっと本腰を入れる時期だ。絶望的になりがちな男親をどう元気づけるか,きめが細かくて,思いやりのある工夫がほしい。

   *   *   *

 ちょうど,今国会で児童扶養手当について論議されている。ある意味タイムリーな記事ではあるが,1990年頃から今まで,母子家庭・父子家庭に対して,環境が変わっていないというのは悲しいことである。もし,参議院選挙で自民党が大敗しなければ,悪化していたかもしれない。そのことを考えると,選挙というのは行かなくてはいけないと痛感。

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「joyの家族社会学」 第14回

 今回も,前回に引き続き,新聞記事の引用だ。
 しかし,見ると1980年代後半と今から20年ほど昔の記事。記事によっては時代が感じられる。


   *   *   *


 強いスティグマ

◆01 孤立する父子家庭 母子家庭との差くっきり/東京都の生活保護世帯調査 88.04.27 東京読売朝刊25頁
 父と子だけの家庭は,母子家庭と比べても,親せきや近所との付き合いが薄--。26日,都がまとめた調査で,社会的に孤立しがちな「父子家庭」の厳しい実態が明らかになった。生活保護を受けている都内396の父子家庭を対象に実施。これによると,親せきとの付き合い方の設問で,「交際している親せきはいない」という解答が45.4%も占めた。*

 古い家庭意識の残存 文化的遅滞:カルチュラル・ラッグ(cultural lag) オグバーン

◆02 やはり夫が仕事,妻が家庭に/大学生の意識調査 性別役割が本音 88.05.09 東京読売朝刊12頁
 現代の大学生は,男子も女子も女性の職場進出を積極的に支持。ところがいざ,自分のこととなると,「仕事に励む夫,家庭的な妻」というカップルも志向している--このほどまとまった全国約2,000人の大学生の意識調査から,こんな学生のタテマエとホンネの差が明らかになった。

 子供は悪魔? サラン・ブーコック 児童虐待:child abuse

◆03 (T860617M04--02) アメリカ家庭新事情
 離婚戦争の谷間で アメリカの子供たちは証言する: 86.06.17 朝刊 4頁
 親たちの再婚で生じた複雑な家庭関係に悩む
 2組に1組の夫婦が離婚する米国では,毎年200万円余の子供たちが親の離婚に巻き込まれており,その総数は1,600万人にものぼっている。離婚率に大きな変化がない限り,80年代に生まれた子供の3分の2は,17才までに親の離婚を体験することになるという。
 そうした子供たちは,これまでの伝統的家族から,母子家庭,父子家庭,同せい家庭,再婚家庭,離婚者同士の子連れ再婚がもたらす拡大家族,そこに片親だけを同じにする妹や弟が加わるといった,さまざまな家族形態への適応を強いられている。
 一方,それと歩調を合わせるかのように,親たちに衝撃を与えている1つの現象がある。毎年,100万人以上の10代の少女たちが未婚のまま妊娠し,しかも多くの子供たちが,自ら生むことを選択する。この傾向が続けば,現在14歳の少女の40%が,20歳になるまでに一度は妊婦を体験することになる。

 米国では,年間およそ100万人が子連れ再婚をする。その結果,およそ700万人,6人に1人の子供たちがステップ・ファミリー(血縁関係のない親や兄妹たちを含む家族関係)の一員としてくらしている。
 また5人に1人の子供が離婚によって片親になっているが,その親の半数は,実質的には異性と同せいしているか,それに近い関係を持っている。

 母子家庭の生活苦:離婚抑止要因 「亭主元気で留守がいい」 主婦の家事労働(shadow work)の市場コスト?

◆04 (T890421MKN1-04)
母子は生活費,父子は家事 片親家庭の悩み浮き彫り 市が調査 川崎 89.04.21 朝刊 神奈川版
母子家庭の一番の悩みは「さしあたりの生活費」。一方,父子家庭では「炊事,洗濯」--川崎市がこのほど発表した「母子・父子家庭実態調査」の中で,こんな姿が浮き上がった。市では「それぞれ悩みは深刻で,行政としてもできるだけバックアップをしたい」と話している。
 川崎市内の母子家庭は1988年7月現在で9,026世帯(全体の世帯に占める割合2.1%),父子家庭は2,345世帯(同0.5%)。今回の調査は,このうち,母子家庭の母親1,000人,父子家庭の父親700人にアンケート方式で実施した。
 1人親家庭となった原因の半分以上は「離婚」。パートナーの病死・事故死など,死に別れのケースは全体の4分の1ほどと,少ない。
 母子家庭の最大の問題点は「母親の職業」。パートタイマーや日雇い,内職などの不安定就労者が約半数を占める。収入は平均157万円で,市内勤労世帯の平均約480万円を大きく下回っている。
 このため,「母子家庭になって一番困ったこと」という設問には「さしあたりの生活費」が58%と,他を大きく引き離して1位。安定した職を望むため,ワープロなどの情報処理技術や,栄養士・調理師の技術を取得したいという希望が目立つ。
 一方,父子家庭の一番の悩みは「炊事・洗濯などの家事」(67%)。再婚の意志を持つ母親が11%に過ぎないのに対して,父親側は44%が「再婚したい」と考えていることにも,これは反映されている。
 現在,母子家庭にはさまざまな公的補助がなされているが,父子家庭にはほとんどなされていないのが実情。今回,初めて実施された本格調査を受けて,市民生活局児童福祉課では
(1)手に職をつけさせるため,ワープロを中心にした講習会をさらに充実させる。
(2)けがや病気で1人親が倒れた時のみ,無料で炊事・洗濯などの日常家事を手伝う,市の「エンゼルパートナー制度」を,より利用しやすいように改める。
(3)「2001かわさきプラン」で計画中の「母子福祉センター」に,新たに父子家庭対策部門を含める,などを新たに検討することにした。

 今時,「ワープロを中心にした講習会」をやったところで,ねぇ。今となっては,パートでも必須条件だったりしますから。さしずめ,システムエンジニアあたりの資格を持っていないとダメなのだろうか。

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「joyの家族社会学」 第13回 遅ればせながら後期開始

 2週間休講にしていて申し訳ない。記事を書く時間がもてなかった。そして,今回の記事をどのように載せるべきか考え込んだのもあるからだ。
 というのも,今回から数回,新聞記事のクリッピングを紹介するのだが,どの新聞社のものかほとんど分からない。そのため,勝手に引用して,あとから新聞社から著作権料の請求もあるのも嫌だし……,で考え込んでしまった。

 結局,当該記事を,引用にすることにしたが,大変な量なので,数回に分ける。これもスキャナーがない弱みか。

   *   *   *

 有責主義から次第に積極的破綻主義へ
 キーワード:女性の自立,お金がかかる離婚
 結婚中に取得した財産だけでなく,退職金,年金など将来確実に発生する権利も二分必要!

◆01 (T861127M22--03) 最高裁,離婚条件を緩和? ”有責夫”の請求,大法廷で見直し 86.11.27朝刊

 愛人をつくったことが原因で,妻と37年間別居が続いている東京都内の会社役員が出した離婚請求の訴訟について,最高裁第3小法廷(伊藤正己裁判長)は26日,事件を15人の裁判官全員で審理する大法廷(裁判長・矢口洪一長官)に回付する手続きをとり,関係者に通知した。最高裁はこれまで,夫婦がたとえ長期間別居していても,不貞など婚姻関係を破綻(破綻)させる原因をつくった「有責配偶者」からの離婚請求は原則的に認めない,との立場を一貫してとってきており,この訴訟の1,2審もその判例に沿って,夫の請求を退けていた。今回,大法廷回付が決まったことは,判例見直しの可能性が出てきたものとして注目される。
 離婚訴訟に対して,欧米諸国では,この十数年の間に,客観的にみて夫婦関係が破綻している場合はその実態を重視し,「有責配偶者」からの離婚請求も認めるという「積極的破綻主義」の立場から法改正を行ってきた。わが国でも,地,高裁レベルでは,「有責の夫」からの請求であっても,妻の経済状態や子どもに与える影響などを考慮したうえで,長期の別居の事実を重くみて請求を認める判決が最近見られるようになっている。最高裁が,どの程度まで離婚請求の要件を緩和するのか,焦点となりそうだ。

◆02 (T930225M17--05) 浮気した夫から離婚請求 「認める」「認めぬ」弁護士間で議論 93.02.25朝刊

 浮気した夫からの離婚請求は認められるべきか--民法の裁判離婚についての規定をめぐり,弁護士の間で議論が起きている。きっかけは夫婦関係を壊す原因を作った側(有責配偶者)からの離婚請求を認める判例が相次いだこと。日弁連の「女性の権利に関する委員会」は,昨年,有責配偶者から離婚請求を認めるよう民法を改正すべきだ,という内容の意見書をまとめたが,名古屋弁護士会所属の弁護士有志はこのほど,「女性の地位を低下させる危険性が高い」として反対の声明を出した。
 判例の変更を受け,結婚や離婚についての民法規定の見直しを進めている法制審議会民法部会も議論を進めている。昨年暮れの中間報告の中では,規定を「改める必要はない」という意見とともに,夫婦関係の破綻を客観的に判断する基準として,「夫婦が継続して一定期間(例えば五年程度)以上共同生活をしていないとき」を離婚原因に加えるべきだ,という意見を併記した。

(1)「妻が気に入らなければ,五年別居すれば離婚できる」という結婚観が夫の側に広がれば,経済的に弱い妻が,夫に迎合して生きねばならない。
(2)夫婦の実情は様々なのに,「一定期間の別居」で画一的,形式的に離婚を決めてしまうことになる。

 今回からの数回に分けて,夫婦の離婚についての話だ。しかし,現在の日本でも大きく問題となっている点が今から10年前から始まっていたとは……。あの頃から,問題解決に着手していればと思うと歯がゆい。

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「joyの家族社会学」 休講。

 本日から,再開予定だった,「joyの家族社会学」,全く準備をしていなかったので休講とする。
 いろいろ,やっていたら,時間がなかった。明日以降の記事もどうしよう(汗

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「joyの家族社会学」 第12回 夏季休講

 今週の「joyの家族社会学」は夏休み。
 今年4月に行った,先生の墓参りの写真をアップする。
 毎回,同じ写真では,と思うが勘弁して欲しい。
Ca330250

 東京駅から快足アクティーで小田原へ。

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 前回と同じ「ふじ丸」で昼食。

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 私は,この定食。そこそこ美味しかった。

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 キンメダイの煮付け定食。これは,同行者の一人が注文。たばこの箱と比べて欲しい。この大きさ。


 で,味の方は…………。

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 これが,今回のメンツ。

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 忘れてはいけない。先生が眠る寺。お墓参りの後,小田原城を見学。何年もお墓参りを行ったが,小田原城見学は今回が初めて。

 昼間,別の用事があった仲間と横浜で合流。大宴会だった。
 で,今回の収穫。新メンバーが入った。これにはビックリ。

Ca330257

 小田原で見つけた銅像。懐かしいのでついアップ。

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「joyの家族社会学」 第11回 前期試験

 2週間空いた,「joyの家族社会学」。約束どおり,前期試験,私の答案を載せる。くれぐれも気をつけて欲しいのは,私の答案であって模範解答ではないことだ。模範解答については……知らない。

【問題】
1.破綻主義と有責主義の違いを女性の自立の視点から自由に述べよ。(30点)
ともに、「離婚」を認める際の考え方を示す用語。
「有責主義」とは、夫婦のどちらかが、夫婦の安定した生活を揺るがすような事実を行わなければ、離婚することができない、という主義。例を挙げると理解しやすい。ある夫婦において、夫が不倫をした場合、妻の方から離婚の調停を申し出ることができるが、夫側からは、離婚調停を申し出ることができない。また、妻はどうしても離婚したくても、夫側に不倫などの有責事実がない限り、離婚を申し出ることができない。日本の裁判所の従来の考え方は、この「有責主義」に基づいていた。
一方、「破綻主義」は、夫婦の間に夫婦を続けていく愛情がなくなってしまったと証明できれば、離婚できるという考え方である。夫婦の間に不倫や浮気などの有責事実がなくても、長期の別居などのように離婚するに足る愛情の破綻が証明できれば、離婚調停の申し立てを裁判所に起こさなくてもよい。この考え方は欧米に見られる考え方であり、法令もこの考え方に立脚している。
では、なぜ、欧米に「有責主義」が見られず、「破綻主義」にもとづく法令が整備されたのか?これは、女性の働く環境、女性の自立できる環境によることが大きい。欧米では、結婚後も女性が働き続ける環境を整備しようと努力し続ける。必ずしも、環境が整っているとは言いがたい気もするが、少なくとも、雇用する企業側などにも努力の跡が見られている。先日爆破のあったアメリカの官公庁ビル内にも託児所があり、女性が子供を育てながらも働き続けていくような環境作りに心がけている。しかし、日本の場合、女性が結婚・出産後も働き続けていく環境は整っていない。特に、最近30代になってきた女性総合職第1期生たちは、結婚・出産が自分の仕事にさまざまな影響を与えるのではないかと戸惑い、出産はおろか、結婚もできない状況にあると、マスコミは伝えている。このような結婚した女性が安心して働けない状況にあるのに、まして、離婚した女性、特に子供持ちの女性が安心して働ける環境にあるのだろうか?私はないと考える。安心して働けないからこそ、日本はつい最近まで「有責主義」の離婚しか認めていなかったのだ。しかし、裁判所が「別居5年経過した夫婦の離婚を認める」判断をしてから、状況は徐々に変わってきた。少しづつではあるが、女性が子供を預けながらも働ける環境を整備し始めてきた。21世紀になる頃の日本は、女性が自立して働ける時代になるのではないか?しかし、その一方で、男性諸氏は、しっかり奥さんと付き合わなければ、いつ離婚届を突きつけられるか分かったもんではない。私を含めて男性の踏ん張りが大事な時代になってきた。


2.超高齢化社会を「生涯現役」の立場からどう捉えるか。(30点)
(省略)

3.マドンナを素材にして,ユニセックスとバイセックスについて自由に論ぜよ。(30点)
Unisexとは、女性でも男性でもない中性という単一な性を志向すること。Bisexとは男性・女性の両方の性を具備していること。
マドンナは、時には、女性としてのセックスアピールをし、世の男性たちを刺激してきた。また、時には、世の女性から賛同を得るような発言をしたりしながら、男女両方からの支持を受けてきた。彼女の魅力は、自分が女性であることの存在意義を素直に見つめ、その魅力を最大限引き出しているところである。特に彼女のデビュー間もない頃の曲などからそれがうかがえる。「ライク・ア・バージン」「マテリアル・ガール」などは、下着姿で歌ったりと女性としての魅力を利用した。その後、「エロティカ」あたりの頃となると、男装したり、また、レズの経験を打ち明けたりと、自分の両性具備の面(=Bisex)を強調するようになった。彼女の考え方は、そのままアメリカの若者の考え方を代弁している。性にのみ固執した役割分担の考え方に対する反発、ゲイやレズに対する偏見に警鐘を鳴らしたり……。現在の日本物そう言った、性に対する考え方・偏見を見直す風潮が出てきた。しかし、その考え方は、まず、ファッションとして輸入されたものではあるが……。
彼女の意図したBisexの考え方は、アメリカ全土に定着しつつある。彼女の次の目標は、心の中の存在について考え始めてきた。どの曲のプロモーションビデオかは忘れてしまったが、あるビデオの中で、彼女は、キリストとのセックスシーンを想像できるような場面を作成した。キリスト教徒を中心に、悪評を得たこのビデオは多少陰りの出た彼女の人気に再び火をつけた。彼女は、自分の存在を神に近づけようとしたのだ。今後の彼女の動きに目が離せない。


4.映画「クレイマー・クレイマー」はなぜ,このようなタイトルがついたのか。(10点)
 「クレイマー・クレイマー」の原題は、"Kraimer vs Kraimer"(英語)。Kraimerの同発音で、Craimerという単語がある。この単語の意味は、要求者、請求者、申請者、法律用語で原告というものである。つまり、このタイトルの意味は、子供の親権をめぐっての父親クレイマーと母親クレイマーとのとの争いである、と同時に、クレイマー(要求者=原告)同士の争いであることを示している。

 来週は,休講にしましょうか。夏休みだし。ちょうど,4月末の墓参りの報告もしてないし。

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「joyの家族社会学」 第10回

 今回は,いよいよ前期試験の問題発表。
 今までのノートを見て,果たして,問題が解けるか,私自身非常に悩んでいる。
 試験問題は,95年7月6日当時のものだ。その事象や現象等,現在と変わっているところもあるかもしれないがご容赦を。

 問題は全4問。
 持ち込みは一切不可。
【問題】
1.破綻主義と有責主義の違いを女性の自立の視点から自由に述べよ。(30点)
2.超高齢化社会を「生涯現役」の立場からどう捉えるか。(30点)
3.マドンナを素材にして,ユニセックスとバイセックスについて自由に論ぜよ。(30点)
4.映画「クレイマー・クレイマー」はなぜ,このようなタイトルがついたのか。(10点)


 採点に際し,5つのポイントも発表されている。
1.内容の把握力
2.構想の大きさ,視野の広さ
3.創造性,発想力,独創性
4.表現力,説明力
5.熱意


 ちょうど,来週は「【Monthly翔太】8月のお薦め」を紹介し,再来週は「7月の目標その後」をお届けする予定だ。その間,お時間をいただくことにしよう。
 実は,試験前に私が試験に向けて,問題の解答を考えた文章が残っていた。恥ずかしながら,その時の文章を8月の「joyの家族社会学」でお届けすることにしよう。

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「joyの家族社会学」 第9回

 久しぶりの「joyの家族社会学」。2週空いてしまった。しかし,2週空いても,実は,授業のスピードに近いアップ量だ。
 今週は,私の自筆ノートからのアップが中心だが,これが,何が書いてあるか,ほとんど分からない(爆)
 おそらく,立て続けにビデオを見たせいもあり,授業は始めと終わりにちょこちょこと話すだけなのだろう。それをメモしたのだが,断片的で意味が繋がらない。これでも,一所懸命にまとめたつもりだ。意味が分からない人,ご勘弁を。


   *   *   *


・ヘミングウェイ,『老人と海』の原文(英語)の写し
・どの本からコピーしたのだろうか,ヘミングウェイの解説(石一郎氏の文章)
 ともに,著作権の問題があるため,ここでの紹介は割愛する。


   *   *   *


・私自筆のノートから

 (95年5月11日)
 離婚の原因について
 日本:有責主義
 ↑
 ↓
 欧米:破綻主義
 5年以上の別居で離婚を認める。

 (95年5月18日)
 映画『クレイマー・クレイマー』
 原題は,"KRAMER VS. KRAMER"
 Claimer と KRAMER をかけた洒落だろう。

(註)おそらく,5月11日と18日の2日間で,映画『クレイマー・クレイマー』を見たのだろう。


 (95年5月25日)
 マドンナ:Spritualなエクスタシーを求める。

 映画『愛と哀しみの旅路』(原題"COME SEE THE PARADISE")
 パターン・バリアブル

I 日本:Group-Oriented:集団規準(主義)
米国:Individualism:個人主義
II 日本:Self-restrain:自己抑制
   米国:Spoutaniety:自発的
III 日本:Subelecty:婉曲的
 米国:Clirectness:正直・率直

(註)おそらく,5月25日頃から,6月15日までにかけて,マドンナに関するビデオと映画『愛と哀しみの旅路』を見たのだろう。
 登場人物である日系人が,太平洋戦争を通じて,人生の選択で悩む映画なのだろうが,ストーリーを忘れたので,ノートを見返しても意味が分からない。

 (95年6月29日)
・超高齢化社会を迎えて~アーネスト・ヘミングウェイを通してみる生涯現役
 Self Help と世代間 Traveling Culture
 2020年には,65歳以上人口は25%。
 現在,6人に1人が年金生活者が,2人に1人以上となる。→税金・年金が給与の2分の1以上となる計算。
 本日のビデオ"The Old man and the sea" の舞台へ行く。

 ビデオを見て,先生から学生への問いかけ
1 超高齢化社会を如何に生きるか。"生涯現役"の思想に立って考えてみよう。
2 美しく老いるとは,何だろうか。枯淡の境地で生きることか。それとも, flesh な生身の感覚で生きるか。


   *   *   *


 さて,来週は,前期試験の問題を発表する予定。

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「joyの家族社会学」 第8回

 マドンナと女性の自立

 Post Madonna = イメージの商品化 = Unisex & Bisex から Spiritual へ
 消耗品イメージの拡大再生産(マッチョ:ディマジオ,権力:JFK)
 イメージの消費 = コミュニオン:Communion = 聖餐式 イニシエーション:一体化
 "ワタシモマドンナ" = 教祖マドンナ(開放のイメージ空間)
 スピリチュアルはオウム的(性から聖的エクスタシーへ)
 ??? 土台にある階級性・エリート性

設問(1)あなたの中のユニ・セックス性?
  (2)あなたの中のバイ・セックス性?
  (3)マドンナへの共感?
  (4)マドンナへの違和感?
  (5)ポスト・マドンナ?

(1)フェミニスト運動と家族の原点
 空間的社会主義者:19世紀初頭 フーリエ 女性運動 1880年以降 使用
 訳語:女性拡張論,女性解放論,女性差別,抑圧からの解放をめざす思想と行動を広くフェミニズム
 第1波:参政権獲得,社会主義女性運動,ブルーストッキング,青鞜派
 第2波:作られた女らしさ拒否,反結婚,家族解体,性の積極的肯定など
  1960年代 女性解放運動,世界的な影響:ウイミンズ・リブ
  1964年 ベティー・フリーダン「女性の神秘」
      Betty Fridam:The Feminine Mistique,NY,Dell
      Barbara S.Deckard,The Women's Movemet
      Political,Socioeconomic,and Psychological Issues,NY
      Harper & Row 1983 Ch 12

 5つの派
 [1]社会主義派フェミニスト(正統派)
  マルキシズム理論:女性解放は階級闘争によってのみ可能
  科学的社会主義(エンゲルス)実現では解放できない:闘争 for
  女性就労以外に,教育,雇用における平等,家事,育児の社会化
 [2]過激派フェミニスト(ラディカル)
  理論的には成熟段階:女性抑圧の原因 not only 経済的要因
  生物学的に規定された,伝統的な生殖,育児の役割からの解放
  バイオテクノロジーの発掘,性,育児,生活のコミューン化(社会革命)
 [3]穏健派フェミニスト(自由主義)
  上記二者とは異なる:現体制の中で平等獲得
  人はすべて平等(自由主義的イデオロギー)
  女性の自立,女性の意識革命(社会的体制打破より)
 [4]マルクス主義フェミニズム([1]+[4]の止揚)
  階級支配と家父長制という相対的に自立した原理が葛藤,妥協
  しながら女性抑圧形成:ジュリエット・ミッチェル
 [5]エコロジカル・フェミニズム(エコ・フェミ)
  エコロジー主義+フェミニズム結合 フランソア・ドォボンヌ提唱
  女性性:自然性に近似 女性性を積極的に復権 現代社会救済
  女性性:生理的,歴史的,象徴的,心理的に「自然」に近い
     出産する身体あり,育児,家事自然性に近い
     自然=女性 等値 シェリー・オートナー女性人類学
  男性性:自然支配,収奪(男性支配 ファロクラシー)
     ポスト構造主義(世界的文化状況と通底)

 共通項:家族は女性の抑圧機関=過激派は家族制度そのものを否定
    制度としてのモノガミー(一夫一婦)を否定
    他二者は,伝統的な家族の家父長的性格を否定
    家族は存続できるか? 1960年代後半
    開放的なコミューン形成における自己実現 下火 1970年代
    社会変革から個人変革へ変化
    Friedom: Second Stage フェミニスト運動第2期へ 穏健化
 家族とは何か? 原点回帰の機会提供

(2)歴史人口学:アナール学派,ケンブリッジ・スクール
  庶民の文化資料を分析し,日常の生活世界を明らかに
  フィリップ・アリエス「アンシャン・レジーム期の子供と家族生活」
  Centuries of Childhood:A Social History of Family Life
  Phlippe Aries,Vintage Books,NY,1962
  日記,手紙,文学作品等の文献,版画,肖像,風景画,彫刻なども分析
  中世から近世への家族生活復元
  サラン・ブーコック:"Turning Point"
  [1]子供=労働力
  [2]子供=天使
  [3]子供=悪魔
  バッハオーフェン 母権社会論(神話分析),古代社会復元,原始父権論否定
  核家族:産業革命以前 支配的な家族形態
  工業化説否定=大家族(拡大家族)-小家族(核家族)へ:
   子供の時代は,近世以後,19世紀:家族と職場の分離開始
  家族はブルジョア階級のみ存在:無産階級=母子ともに労働力=家族分離・喪失
  1845年 エンゲルス イギリス労働者階級
  1848年 マルクス共産党宣言
  「完全に発達した家族は,ブルジョア階級のみに存在し,プロレタリア階級は家族の喪失を強いられる。」

色あせたフェミニズム論:家父長家族,男尊女卑,マッチョ・マンの最後
津田梅子(津田塾大学の祖)=キャリア・ウーマン vs 下田歌子(華族女学校初代校長)=内助の功
リエ(やつれ顔・神経性胃炎) vs 景子(満面の笑顔・子供は自然に任せます)


   *   *   *


 5月25日のレジュメと6月1日のそれとが微妙に一致しているため,合体した。
 多少矛盾があるかもしれないがそれはご容赦。
 来週,再来週は休講。

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「joyの家族社会学」 第7回

 キーワード集が終わり,ようやく授業に入る。
 しかし,今レジュメを振り返ってみているが……よく分からん。


   *   *   *


 共生時代の社会学


共生=synbiosisの原義

コンビニラヴァーにスエ女
アッシー君,メッシー君,貢ぐ君と末女の共生関係
(not コンフリクト・モデル)

進化論的(葛藤・支配)から住み分け理論へ(構造主義)
せめぎあいの弁証法 ネオ・コンビニ・ラヴァーとスエ女の出現

【命題】新人類は,進化の過程には存在しない。

(1)家族社会学メインテーマ    家族機能外部化進行
 -半封鎖社会体系としての家族の開城- 果たして落城するか?

(2)時代認識
 現代社会状況:モデルニテ
 曖昧化・多極化・卑属化の視座
 近代主義の挫折(脱近代:ポスト・モダン)
 (中世の暗黒から再生としての近代)
 近代の超越はいかにして可能か?

 前近代家族(生産単位)紐帯=生産力:制度としての家族から
 近代家族(消費単位)紐帯=愛情:友愛の指向・実現の場へ
 現在:家族は,ライフスタイルの選択肢のひとつ
 むしろ個人をサポートする,社会システムのなかの一つへ移行

(3)方法論
 家族行為論に立脚:science humaine(人文科学)
 一人一人の視座で,現状を等身大でとらえ,家族が如何にあるべきかを問う。
 (家族空間の間主観性=inter-subjectivity)

Doing Family(family role taking)
 相互の役割創造の関係構築=performance
 固定的な役割関係でなく,互いに役割拡大的に役割を期待・認知・取得関係=家族する

Doing papa,mama,kids,grandpa,grandma,etc...
TPOで,doing lover,sweetheart,etc...

(4)原点回帰
 オーギュスト・コント(社会学の鼻祖)の社会学の本質
 「愛を原理として,秩序を基礎として,進歩を目的とする。」
 愛を育む基盤(愛のインフラ・ストラクチャー)としての家族関係
 (依存期間の長さ:生物一,年間通しての発情)
 CP.動物との違い

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「joyの家族社会学」 第6回 家族社会学キーワード集 その3

 前回に引き続き,現代を読み解く,キーワード集。(とは言うものの,1995年当時のもの)
 今回はその3回目。100~150を紹介。今回で最後。
 番号の後の『』内がキーワード。その後",(カンマ)"で区切られた5つの言葉が関連語。次の3つの言葉が参考語である。今となっては,聞かない言葉もかなりある。

101『ティーバッグ』,ベール,大奥,奥さん,ボディコン,ボディーペインティング,家父長制,男性支配,美の公開
102『天狗』,情報化,曖昧化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,焼酎からサワーへ,グルメ,地酒
103『DCブランド』,情報化,卑属化,ライクマインディッドネス,自己組織化,ビジネスターゲット,自己顕示的消費,オットセイ・生産,カニバリズム
104『ディンクス』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,生む性から生まない性へ,セックスロール,ピーターパン症候群,シンデレラコンプレックス,ヤッピー
105『デタント』,国際化,多極化,ジェンダー,平和主義,緊張緩和,あらゆる革命勢力が,多面的な階級闘争,平和共存
106『電縁』,情報化,多極化,ネットワーク,情報ジャングル,自己組織化,テレクラ,夜型人間,アッシー・メッシーetc
107『匿名性』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報シャワー,自己組織化,不可視のコミュニケーション,フェイス・トゥ・フェイス,情報園
108『南北問題』,国際化,卑属化,経済難民,国際分業,外国人労働者,G7,UNCTAD,文化傾向・形態系
109『203高地』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,晩婚化,ビジネスターゲット,偏差値社会,シンデレラコンプレックス,結婚しないかもしれない症候群
110『ヌード写真集』,マドンナ,サンタフェ,島田陽子,志茂田景樹,リンダリンダ,タンガ,ティーバッグ,ハイヒールヌード
111『濡れ落ち葉』,高齢化,卑属化,ワーカホリック,ジェンダー,家族イデオロギー,シルバービジネス,異文化接触,シルバー文化
112『ネッシー』,情報化,卑属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,フリー・セックス,ホテル家族,生まないセックス,カセットセックス
113『ネットワーク』,情報化,多極化,官僚制,グループ,双方向,水平的,グローバリゼーション,ジョエン社会
114『一人暮らし老人』,高齢化,多極化,家族イデオロギー,社会保障,家族解体,ライフサイクル,ジョエン社会,スクランブル家族
115『ピーターパン症候群』,高齢化,卑属化,ジェンダー,晩婚化,パパと異文化接触,マザコン,男尊女卑,男友達中心
116『ファミリーレストラン』,高齢化,卑属化,ジェンダー,シングルサポート,味覚の画一化,家族する,擬装,ホテル家族
117『フェイス・トゥ・フェイス』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報ジャングル,自己組織化,オフライン,プライマリーグループ,情報村 娘・隣
118『夫婦機能の外部化』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,家族解体,私的領域,国家管理,市場原理
119『夫婦別姓』,高齢化,多極化,ジェンダー,家族イデオロギー,キャリアウーマン,個人年金,個人サポート家族,セックスロール
120『不可視のコミュニケーション』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報ジャングル,自己組織化,情報シャワー,情報孤独,情報園・田園
121『フリー・セックス』,高齢化,卑属化,ジェンダー,家族イデオロギー,原始乱婚,夜ばい,ツマドイコン,若者宿
122『不倫』,高齢化,卑属化,ジェンダー,破綻主義,功績主義,家族視,スカーレットレター,アダルタリー
123『ブロック化』,国際化,卑属化,経済障壁,保護主義,輸出入統制,アンチ日独,既得権益擁護,世界大戦要因
124『文際』,国際化,多極化,グローバリゼーション,異文化接触,情報シャワー,文化交流,共生,ハイブリッド文化
125『プロシューマー』,消費者主権,生産者主権,マーケットリサーチ,潜在成長力,使い捨て,多様多品種生産,大量生産,国際水平分業
126『平成不況』,バブル崩壊,円高,地価下落,内定取消,管理職解雇,国際貢献,ロシア援助,株価暴落
127『偏差値社会』,高齢化,卑属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,自己組織化,母原病,父親不在,エディプス・コンプレックス
128『ベルリンの壁』,国際化,多極化,デタント,平和主義,ボーダレスエコノミー,東独の適応化崩壊,経済格差,市場経済
129『ホームオートメーション』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,シングルサポート,ダブルポケット,カルチャーセンター,女性労働力,有効需要
130『保護主義』,国際化,卑属化,国内産業,雇用機会増大,関税障壁,輸入数量割当,輸入課徴金,世界経済の悪循環
131『ホテル家族』,高齢化,卑属化,ジェンダー,家族イデオロギー,家族解体,寝るだけ,別々の食事,家庭内別居
132『母系社会』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,父系社会,母子の一体化,認知,生産手段の独占
133『母原病』,高齢化,卑属化,ワーカホリック,ジェンダー,性別役割,登校拒否,家庭内暴力,アイドリアン
134『マザコン』,高齢化,卑属化,ジェンダー,晩婚化,お宅族,結婚難,偏差値社会,家庭内暴力
135『みつぐ君』,情報化,卑属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,フリー・セックス,ピーターパン症候群,シンデレラコンプレックス,カセットセックス
136『民際』,国際化,多極化,グローバリゼーション,多国籍企業,技術交流,ネットワーク,情報コミュニティー,日常生活
137『民族主義』,国際化,多極化,難民,民族自決,従属民族解放,アジア・アフリカ独立運動,ローマ法王,封建諸侯
138『メッシュグローバリーぜーション』,国際化,多極化,多国籍化,ボーダーレスエコノミー,異文化接触,現地化,ネットワーク,地域間移動
139『メッシー』,情報化,卑属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ホテル家族,セックスロール,夜型人間,田園
140『揺らぎの家族』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,セックスロール,私的領域,国家,市場
141『ヨーロッパ共通の家』,国際化,曖昧化,ボーダーレスエコノミー,新思考,ペレストロイカ,コーカソイド,ウラル山脈,平和共存
142『夜型人間』,情報化,多極化,シングルサポート,自己組織化,カラオケボックス,ホテル家族,コンビニエンスストア,ダウンタウン
143『ライクマインディッドネス』,情報化,卑属化,ジェンダー,自己組織化,ビジネスターゲット,イエムラ崩壊,アイデンティティー,擬装
144『ランバダ』,情報化,多極化,ジェンダー,エスニック,ライクマインディッドネス,ポストモダン,脱機能主義,ウーマンパワー
145『レーガノミックス』,国際化,卑属化,減税,高金利,自由貿易,財政削減,双子の赤字,ブッシュノミックス
146『恋愛市場論』,恋愛環境論,性衝動,フロイト,情報環境論,マニュアル化,ライクマインディッドネス,セラピー,CM戦略
147『老夫婦世帯』,高齢化,多極化,家族イデオロギー,異文化接触,家族解体,シルバー文化,シルバービジネス,濡れ落ち葉
148『ロリコン』,高齢化,卑属化,ジェンダー,晩婚化,異文化接触,アイドリアン,偏差値社会,エディプス・コンプレックス
149『ロンリークラウド』,情報化,卑属化,イエムラ崩壊,ビューロクラシー,自己組織化,情報シャワー,情報選択,情報発信
150『ワンレン・ボディコン』,情報化,卑属化,ジェンダー,ビジネスターゲット,ライクマインディッドネス,自己顕示的消費,自前のセクシーユニフォーム,自己組織化

 授業中に,以下の語も追加して欲しいと言っていた(9語)。
1 ニューハーフ
2 ミスター・レディ
3 ミス・ダンディ
4 おこげ
5 パンナコッタ・ナタデココ
6 コギャル・マゴギャル
7 ブルセラ
8 ヘアヌード
9 ポケベル

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「joyの家族社会学」 第5回 家族社会学キーワード集 その2

 前回に引き続き,現代を読み解く,キーワード集。(とは言うものの,1995年当時のもの)
 今回はその2回目。51~100を紹介。
 番号の後の『』内がキーワード。その後",(カンマ)"で区切られた5つの言葉が関連語。次の3つの言葉が参考語である。今となっては,聞かない言葉もかなりある。


51『主夫』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,セックスロール,シャドウワーク,ダブルポケット,第二の性
52『焼酎からサワーへ』,情報化,非属化,ジェンダー,ビジネスターゲット,ライクマインディッドネス,作られた欲望,ダブルポケット,酔わされた女房
53『消費者運動』,情報化,多極化,ジェンダー,グローバリゼーション,ネットワーク,生産者主権,消費者主権,国際化
54『資本移動』,国際化,多極化,グローバリゼーション,ボーダーレスエコノミー,国際分業,技術移転,多国籍企業,ODA
55『シルバービジネス』,高齢化,多極化,異文化接触,ジェンダー,シングルサポート,セルフヘルプ,福祉社会論,超高齢社会
56『シルバー文化』,高齢化,多極化,異文化接触,ジェンダー,セルフヘルプ,福祉・医療,臨死体験・生命論,きんさん・ぎんさん
57『シングルばあさん』,高齢化,多極化,ジェンダー,家族イデオロギー,晩婚化,非婚,長寿,キャリア・ウーマン
58『新保守主義』,国際化,非属化,自由放任主義,市場原理,減税,キリスト教主義,福祉見直し,道徳浄化
59『ジャパンパッシング』,国際化,非属化,保護主義,地域主義,生産者主権,日米貿易摩擦,スーパー301条,ハイテク摩擦
60『熟年離婚』,高齢化,多極化,ジェンダー,ライフサイクル,社会保障,個人年金,一人暮らし平均8年,ジョエン社会
61『情報力』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報ジャングル,自己組織化,ネットワーカー,オフライン,情報発信
62『情報シャワー』,情報化,シンボル・カンノ*,ロンリークラウド,情報ジャングル,ビジネスターゲット,情報孤独,ビッグメディア,イメージ拡大
63『情報選択』,情報化,曖昧化,ロンリークラウド,情報シャワー,ビジネスターゲット,ホテル家族,イエムラ崩壊,情報孤独
64『情報発信』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報シャワー,自己組織化,田園,情報園,ネットワーカー
65『情報村』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報ジャングル,情報園,田園,パソコン通信,自己組織化
66『女縁社会』,高齢化,多極化,ジェンダー,家族イデオロギー,ビジネスターゲット,ネットワーク,井戸端会議,オバタリアン
67『女性がターゲット』,高齢化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,自己顕示的消費,エスニック,ポストモダン
68『女性共生論』,進化論,住み分け,キャハハ,ギャハハ,コンビニラバー,貢ぐ親父,乗換親父,構造論
69『女性の自立』,高齢化,多極化,ジェンダー,国際化,ビジネスターゲット,労働力,消費者,ダブルポケット
70『女流社会』,高齢化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,ランジェリー,自己顕示的消費,レジャー
71『自己組織化』,情報化,多極化,ビューロークラシー,女縁社会,情報発信,ネットワーカー,ライクマインディッドネス,田園
72『時短』,高齢化,曖昧化,ワーカホリック,ジェンダー,内需拡大,過労死,突然死,余暇社会
73『ジナイコニティス』,女部屋,古代ギリシャ,精彩,ヘタイラ,ダブルスタンダード,奥さん,外さん,ご令室
74『自立家族』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,家族解体,お宅族,田園,情報村
75『CM戦略』,情報化,非属化,ジェンダー,作られた欲望,ライクマインディッドネス,官能理論,サブリミナル,自己顕示的消費
76『末女』,オヤジギャル,オバタリアン,オジンギャル,ダブル・バインド,クロワッサン症候群,キッチンドリンカー,コンビニラバー,平成不況
77『性愛の外部化』,高齢化,非属化,ジェンダー,近代家族,性愛の歴史,経済セックス,フリー・セックス,性の所有
78『生活時間拡大』,情報化,多極化,シングルサポート,自己組織化,ビジネスターゲット,夜型人間,五時から男・女,ホテル家族
79『生産者主義』,国際化,非属化,保護主義,地域主義,消費者主権,生産-消費者,prosumer,DIY
80『政治参加』,国際化,多極化,情報発信,グローバリゼーション,情報選択,草の根,政治運動,政治行動
81『性別役割分業崩壊』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,バナキュラー,セックスロール,シェフ,カルチュラルラッグ,ハイブリッドチャイルド
82『セブンイレブンのおせち・おでん』,高齢化,非属化,ジェンダー,シングルサポート,味覚の画一化,一人暮らし,おふくろの味,ホテル家族
83『セルフヘルプ』,高齢化,多極化,福祉社会論,ジェンダー,個人年金,シルバービジネス,定年延長,生涯現役
84『創設世帯』,移民家族,大草原の小さな家,マイケル・ランドン,ボナンザ,業績主義,コンパニオンシップ,アグレッシブ,セルフヘルプ
85『相続世帯』,定住社会,家父長家族,近郊人口,排他性,排出性,家元制度,二世議員,親子家族
86『粗大ゴミ』,高齢化,非属化,会社人間,ワシ族,ジェンダー,家族イデオロギー,ハイブリッドチャイルド,異文化接触
87『外さん』,高齢化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,水の日本語,奥さんの終焉,家内の終焉,人妻
88『多国籍化』,国際化,多極化,異文化接触,ボーダーレスエコノミー,グローバリゼーション,異文化インターフェイス,メッシュ・グローバリゼーション,現地化
89『単身赴任』,高齢化,曖昧化,ワーカホリック,ジェンダー,家族イデオロギー,エコノミックアニマル,高度経済成長,企業戦士
90『ダブル・バインド』,ストレス社会,外さん,奥さん,シンデレラ・コンプレックス,ピーターパン症候群,性別役割分業,セグリゲーション,主婦症候群
91『中年のシングル』,高齢化,多極化,ジェンダー,結婚しないかもしれない症候群,ピーターパン症候群,クロワッサン症候群,スクランブル家族,アイドリアン
92『超高齢化社会』,高齢化,非属化,テクノロジー,ジェンダー,異文化接触,ホスピス,シルバービジネス,セルフヘルプ
93『朝食を食べてこない夫子』,高齢化,非属化,ジェンダー,学校でトイレの消化,目覚めの会,単身赴任,オバタリアン,ワーカホリック
94『直接民主主義』,国際化,多極化,情報発信,グローバリゼーション,情報選択,草の根デモクラシー,情報村,情報コミュニティー
95『地域主義』,国際化,曖昧化,地域レベル経済,地域内ボーダレス,EC統合,地域外差別障壁,米加自由貿易協定,自由無差別主義
96『値際』,国際化,多極化,異文化接触,情報選択,情報発信,地域のグローバリゼーション,地域接触,地域ネットワーク
97『父親不在』,高齢化,曖昧化,ワーカホリック,ジェンダー,性別役割,帰宅恐怖症,異文化接触,疑似母子家庭
98『使い捨て』,環境論,恋愛論,消費者運動,自己顕示的消費,宇宙船地球号,コンビニラバー,妻からの三行半,粗大ゴミ
99『つくられる欲望』,情報化,非属化,ジェンダー,マスプロダクション,ライクマインディッドネス,説得,ポストモダン,少量多品種生産
100『妻からの三行半』,高齢化,多極化,ジェンダー,社会保障,ビジネスターゲット,父子家庭,離婚原因,国際化

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「joyの家族社会学」 第4回 家族社会学キーワード集 その1

 現代を読み解く,キーワード集。(とは言うものの,1995年当時のもの)
 表の最も左側にキーワード。その右側に,関連するキーワード(関連語)5つと,参考となる言葉(参考語)が3つ並ぶ。関連語・参考語を用いて,キーワードについて,説明できる,というのが先生の狙い。
 今回はその第1回。1~50まで。

1『アッシー』,情報化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,フリー・セックス,ホテル家族,夜型人間,田園
2『愛の社会学』,アガペー,エロス,カリタス,自己愛,ナルシズム,忍耐愛,性衝動,発情期
3『朝の立ち食いソバ』,高齢化,非属化,ジェンダー,シングルサポート,外食,ワーカホリック,単身赴任,オバタリアン
4『オジンギャル』,情報化,曖昧化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,セックスロール,自己組織化,ポストモダン
5『アメニティー』,情報化,多極化,ロンリークラウド,ライクマインディッドネス,自己組織化,サークル,ダウンタウン,匿名性
6『イーシー(EC)統合』,国際化,曖昧化,ボーダレスエコ,地域主義,保護主義,1992迄に準備完了,Single European,全欧安保会議CS
7『イエムラ崩壊』,情報化,非属化,ゲマインシャフト,ロンリークラウド,自己組織化,村落共同体,村祭り,盆踊り
8『異常愛』,サド,マゾ,ロリコン,フェティシズム,ホモ,レズ,アニマルセラピー,レンタル家族
9『異文化インターフェイス管理』,国際化,多極化,異文化接触,観光・風習,多国籍企業,企業内教育,適応力,日本的経営
10『異文化接触』,国際化,多極化,エスニック,ジェンダー,グローバリゼーション,ポストモダン,エスニックアイデンティティー,ルーツ
11『異文化接触ストレス』,国際化,多極化,共生,文化創造,異文化接触摩擦,異文化ストレス,ノイローゼ,異文化ストレスシュウコウク
12『ウーマンリブ』,高齢化,多極化,ジェンダー,平和のイデオロギー,異文化接触,社会主義国,産業軍事大国,生活文化重視
13『宇宙船地球号』,国際化,多極化,グローバリゼーション,1969/9/20,アームストロング・オルドリ,アポロ計画,計6回軟着陸,計12名着陸
14『生む性から生まない性へ』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,ビジネスターゲット,自己組織化,ネッシー,フリー・セックス,超高齢社会
15『ウルグアイラウンド』,国際化,多極化,一律カット奉仕,1986,金融・情報・通信,繊維,農業,知的所有権
16『エディプス・コンプレックス』,マザコン,ロリコン,父権喪失,父親不在,冬彦さん,オバタリアン,お宅族,コンビニラバー
17『エレクトラ・コンプレックス』,近親相姦,欧米型,家父長家族,レズビアン,レイプ,セクハラ,児童虐待,ステップファーザー
18『お総菜』,高齢化,非属化,ジェンダー,シングルサポート,ビジネスターゲット,コストの効率化,時間の効率化,レシピーの放棄
19『お宅族』,高齢化,非属化,ジェンダー,情報化,母原病,ホテル家族,田園,ロリコン
20『オバタリアン』,情報化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,自己組織化,父親不在,ジョエン社会,ネットワーク
21『オフ ライン』,情報化,多極化,ロンリークラウド,情報ジャングル,自己組織化,フェイス・トゥ・フェイス,情報園,田園
22『オヤジギャル』,情報化,曖昧化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,自己組織化,セックスロール,ビジネスターゲット,ポストモダン
23『家事外注化』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族のイデオロギー,便利屋さん,シングルサポート,ダスキン,掃除屋さん
24『家族機能外部化』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族のイデオロギー,家族解体,シャドウワーク,近代家族,私的領域
25『家族幻想論』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族のイデオロギー,家族解体,ダブルポケット,近代家族,シャドウワーク
26『カルチャーセンター』,情報化,多極化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,ホームオートメーション,家事外注,パートタイマー
27『過労死』,高齢化,非属化,ワーカホリック,ジェンダー,帰宅恐怖症,突然死,企業戦士,会社人間
28『環境破壊』,国際化,非属化,グローバリゼーション,国際分業,資源保護,国家主権,生態系破壊,国際管理
29『外国人労働者』,国際化,多極化,エスニック,ジェンダー,異文化接触,南北問題,国際分業,難民
30『境界線パーソナリティー』,ノーマル,アブノーマル,ボーダレス,テーマパーク,共同保有行為,学ラン,イッキ,カラオケ
31『共生論』,新バイオシス,進化論,住み分け,構造主義,ポストモダン,ポストベルリン,ボーダレス化,環境論
32『キッチンドリンカー』,情報化,非属化,ジェンダー,ビジネスターゲット,ロンリークラウド,焼酎からサワーへ,父親不在,ホテル家族
33『キープ君』,情報化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,フリー・セックス,シンデレラ症候群,偏差値社会,結婚願望
34『5時から男・女』,情報化,多極化,ジェンダー,自己組織化,夜型人間,ホテル家族,生活時間帯拡大,シングルサポート
35『クレーマークレーマー』,高齢化,非属化,ジェンダー,自己組織化,シェフ,離婚,破綻主義,ソーシャルサポート
36『グローバリズム』,国際化,多極化,ヒューストン・サミット,モノ・金融サービス,民主主義・市場経済,国内経済・国家主義,環境問題,世界の三極化
37『結婚しないかもしれない症候群』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,ビジネスターゲット,シンデレラ症候群,ピーターパン症候群,母原病
38『コインランドリー』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,シングルサポート,ビジネスターゲット,スペースの効率化,時間の効率化,生活時間帯の拡大
39『国縁』,国際化,非属化,保護主義,国民国家,国民経済,生産-消費者,多国籍生産,多国籍消費
40『国際分業』,国際化,多極化,南北問題,外国人労働者,メッシュグローバリゼーション,技術移転,産業基盤整備,資本移動
41『国際労働力移動』,国際化,多極化,民族問題,外国人労働者,難民,経済障壁,技術移転,労働力環流
42『国民国家』,国際化,非属化,国家の三要素,権力機構,統治組織,おらが国,自然・文化,国籍
43『個人家族』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,家族解体,家族する,役割創造,シンボリックインタラクション
44『個人サポートシステム家族』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,家族イデオロギー,シンボリックインタラクション,役割創造,家父長家族,ソーシャルサポート
45『孤独からのシフト』,情報化,多極化,ジェンダー,情報発信,自己組織化,ネットワーカー,サークル,田園
46『恐いものなし』,高齢化,非属化,ジェンダー,ライクマインディッドネス,ビジネスターゲット,国際化,ワイフビーター,財布
47『コンビニエンスストア』,高齢化,曖昧化,ジェンダー,シングルサポート,ビジネスターゲット,夜型人間,田園,アメニティー
48『コンビニラバー』,アッシー君,メッシー君,みつぐ君,キープ君,ネッシー,ジュリアナ,ティファニー,性の商品化
49『盛り場』,情報化,非属化,シングルサポート,ライクマインディッドネス,アメニティー,村祭り,盆踊り,匿名性
50『サラダ理論』,国際化,多極化,エスニック,ジェンダー,ビューティフルブラック,ポストモダン,モザイク理論,ルーツ

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「joyの家族社会学」 第3回

 今回は,喜多川先生の祖父の話。
 日産生命ビル本社前で,喜多川先生の祖父が写っている写真とともに,英文を紹介する。
 しかし,なぜ,英文なのか,については当時の授業のノートを見る限り分からない。

Rokumeikan : an occidental style social hall established by govement Rokumeikan was a symbol of the imitation orientated Japanese civilisation of the day.
Zangiri Atama : Japanese cut their chignon or topnot co-existance between frock-coat and kimono with hair ribbon.Look at my grand father's house!

@ hybrif culture EX. an pan : bread with beans sweet jam
carei raisu : curry on the rice
hanbargu teishoku : hanburger with a rice bowl

(7) Waves of Americanization
- from Gun and Chocolate to Jeans and Cake -
More than half part of Tokyo was burn down by the bombing during world war II. General Head Quater commanded by General Macarhur brought Japan democratization in every social system with chewing gum and chocolate.
This is a begining of Americanization.

after the Korean war, depressed Japanese economy began to recover and very soon surpassed economic level before World War II.The more Japanese got rich.the more Japanese got American like.

(8) Waves of Globalization
- Tokyo in Near Future as Global City -

I want to talk about the Trasportation Revolution which is greater than the Industrial Revolution.
This is the Transportion Revolution. The world is now rapidly shrinking day by day.Especially,the time and money distance is more important than geographical distance. In this sense,the world's largest pacific Ocean is not a big sea,but only a small lake or pond,som time,a faucet in the bathroom from the view of a space shuttle.

At the same time,a wave of gloablization is surging upward to every state and nation.In order to achive globalization in its true sense,exchange and interaction among various nations must be further promoted,and mutual understanding concerning the tradions and cultures of other countries depended.

The 21st or "the Borderless age" is just around the corner,we must reinforce the collaboration between Japan and overseas counries under the banners of freedom,equality,peace and prosperity.

We can remove the man-made state boudary in terms of politics and economics,because man made it.At same time,we can remove language and cultural barriers between Japan and UM students by the University of Monatana Japanese and Cultural Program '94.

By the way,one congressman of the Kingdom of Tonga in Pacific Ocean told me a very funy story about a drastic change of Cultural sttiude toward food in the Pacific Islands. As you know,pork-neat is prohibited to eat by the Moslems.some Moslems live on the small islands.Once upon a time,a very sophisticated Christian missionary said,"my lovely Pork,you are a kind of fish.I'll give you a new name PORK-FISH,I'll call you PORK-FISH from now on.We can eat and taste PORK-FISH forever.A'mesn...God bless you!". We can live beyond the cultural fence here and there,because the cultual fence is only man-made.

I have a dream.It's a big dream forcusing on the 21st century.Shall we become cosmopolites which means the citizen of the world in Greek?

Shall we live together as global villagers in the spaceship "the GBLOBE(※"GLOBE"の誤植?)"? Of course, Japanese should unlock the homegenoeous and cohesive society to the world.Why Japanese society is homegeneous and cohesive? How can I unlock it?

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「joyの家族社会学」 第2回 バブル崩壊:ことばの窓から世相を見たら

 今回から,本格的に始まる「joyの家族社会学」。今回は,最初の授業時に配ったプリントの内容をお届け。
 ちなみに,授業は94年4月20日,もしくは27日。内容から当時の世相が垣間見られる。
 ちなみに,次週(4月27日)は,「【Monthly翔太】5月のお薦め」をアップする予定で,「joyの家族社会学」は休講。ご容赦を。

   *       *


バブル崩壊:ことばの窓から世相を見たら~エロ・グロ・ナンセンス時代再来~

1929年10月24日 ブラック・マンデー ウォール街 株価大暴落
大恐慌(GREAT DEPRESSION)の始まり

矢ガモ,矢白鳥,矢人間……暗いイメージ
ホワイトカラーの肩たたき(ショッキング宣言)
逸見さんのガン宣言(壮絶さより,ガンの日常化=がんばれ効果)
ゼネコン汚職(イエローカードでは終わらない)
アルシンドカット(変化待望)
3J人気時代:Jリーグ,ジュラシックパーク,ジュリアナ東京

景気循環論 Business Cycle
 *長期変動 30年のタイムスパン
 *中期変動 10年のタイムスパン
 *短期変動 月例~年間のタイムスパン


     時代のターゲット
1960年代 三種の神器:洗濯機,冷蔵庫,白黒テレビ
1975年~ 3C時代:カラーテレビ,クーラー,カー
1985年~ パーソナル時代:ビデオ,専用テレビ,スペシャリティーカー

     居住様式
1960年代 近郊団地,団地妻
1975年~ 近郊分離住宅,芝生のある白い家
1985年~ 1DK,シングルライフ(CF 神田川)

     家族様態
1960年代 夫婦水入らず 核家族登場
1975年~ ダブルポケット(共働き)
1985年~ 晩婚化,少子化
     全力でお守りいたします

     支払形態
1960年代 現金・帳面時代
1975年~ 月賦登場
1985年~ カード・キャッシュレス時代(カード破産)

     食生活
1960年代 チキンラーメン登場
1975年~ 冷凍食品(レトルト,外食産業)
1985年~ グルメ時代(タイメシ,イタメシ……)

     セックスライフ
1960年代 純潔教育,婚前交渉
1975年~ 男性セックスメディア,成人映画隆盛,「プレーボーイ」……
1985年~ 女性セックスメディア,ビデオ登場,「コスモポリタン」……
     うまいんだな……これが

     配偶者選択
1960年代 見合結婚
1975年~ 恋愛結婚登場
1985年~ 恋多い男女,結婚しないかもしれない女,適齢期消滅,冬彦さん

     おやじ像
1960年代 無責任社員
1975年~ モーレツ社員
1985年~ 窓際族,全力でお守りいたします(弱いお父さん時代のアンチテーゼ)
     家庭回帰(不況反映,残業皆無,遊びに行けない)

     おふくろ像
1960年代 内職,カーサン,おふくろの味
1975年~ 主婦連,PTA,パート時代
1985年~ オバタリアン,亭主元気で留守がいい,金妻

     こども像
1960年代 腕白児童:月光仮面,鉄腕アトム,大鵬・長嶋時代
1975年~ 団塊の世代,ゲバ棒,ヘルメット学生時代
1985年~ もやしっ子,かいわれ族,家庭内暴力,登校拒否児,森安事件
     テーマパーク:子どもはビジネスターゲット

92年のキーワード大賞:きんさんぎんさん
キーワード新語:ほめごろし,
キーワード銀賞:カード破産
キーワード銅賞:もつ鍋
流行語部門金賞:冬彦さん
流行語部門銀賞:ねぇ,チューして

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「joyの社会学」第1回 履修要覧から

 今週から始まる,「joyの家族社会学」。
 喜多川豊宇先生の「家族社会学」を履修したのは,1995年。20世紀のことだった。
 今回のjoyの家族社会学,第1回は当時の履修要覧記載の授業の予定を紹介する。


   *   *   *


家族社会学 -家族するの社会学-
喜多川豊宇(木曜2限)

講義内容
 共生の家族社会学
 ・・・世代・親子・男女・異文化間の隔壁を越えて・・・
 Let's try to do sociology of family!

 紅花栽培が女性人口を増やした江戸時代の農村家族,妻の死亡の不幸より,馬のそれは農家の破滅という諺が残る前近代ドイツ農村家族など近代家族前史から導入する。ロマンティックラブによってカップルが性の共同体的な監視を退けて,"愛情"中心へ傾斜していった最初の性革命から,より自由な現代の求愛行動,未婚,既婚カップル間のエロチックな関係重視がもたらした第二の性革命や"新不倫関係"といわれる最近の婚姻関係の不安定性までをたどる。
 濡れ落ち葉,粗大ゴミ,熟年離婚,家庭内別居,ホテル家族,冬彦現象,お宅族,結婚しないかもしれない症候群,シンデレラコンプレックス,夫拒否症,フィリピン花嫁etc……これらの現代用語はすべて現代家族や結婚に関係する日常的な,今日の日本の傾向を表すものである。これらにすべて共通にみられるキーワードは何であろうか?その答えは,「隔壁=bariier」である。さらに分類すると,世代間の隔壁,親子間の隔壁,男女間の隔壁,異文化の隔壁などに分けられる。現代家族を,こうした隔壁の視点からとらえ,いかにしてこうした,世代・親子・男女・異文化間などのさまざまな「壁」を超えて,共生を築けるかを探ってみる。家族する=Doing Familyという家族行為論の視点が出発点である。

年間授業スケジュール
 前期,後期通年
 恋愛,性愛や家族の歴史や現代状況,家族の日常世界の観察など具体的なデータを示し,共生の視点から問題展開する。奥さんや家内と古代ギリシャの女部屋(ジナイコニュティス)との共通性,アラブのベールとリエのサンタフェとの関係,マドンナの性の事故商品化,恋のマニュアル化といわれるマニュアル誌にひっぱられたビジネス・ターゲット化した恋愛論分析など,アップトゥデイトな素材を随時使用して,分かりやすく解説する。さらに,家族社会学を通して,生活世界を分析する。

指導方法
 年間1回のレポートがある。テーマは,予め用意したキーワード表から自由に選択する。自分を取りまく生活世界のすべてが教材である。

成績評価の方法
 年2回のテスト,レポート,出席が成績の対象になる。

テキスト
 随時指示

参考書
 随時指示

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【予告】,緊急特別企画「joyの社会学」

 先日,大学時代の友人からメールが届いた。
 今,大学院で社会学を勉強している。しかし,大学時代のノートが散逸してしまった。ついては,私が大学時代のノートを持っていたら貸して欲しい,とのこと。ちなみに,専攻は家族社会学だそうだ。

 大学を卒業してから10年近く。この10年で社会学を巡る動きも大分変わった,と思う。1990年代に対する評価も始まり,新たな局面を見いだしている。だから,10年前のノートをそのまま受け取っていては,おそらく大学院では太刀打ちできないだろう。

 かといって,授業のノートや配付プリントをそのまま捨てるのも惜しい。
 で,だ。このブログで当時の配付プリントを掲載しよう,と考えた。今読み返すと,忘れていることがほとんどだ。ただ,この内容をそのままブログ記事に載せても,内容を把握することはできないかもしれない。

 しかし,この大学時代のノートや配付プリントがあるからこそ,大学時代の友人からメールが来たのだし,当時の仲間ともいまだに付き合いがある。そう言う意味では,このノートは,仲間との絆,でもある。そのノートをこのまま捨て去るよりは,ブログに記事として残しておくことを決めた。
 記事は土曜に掲載する予定。以前も書いたが,月の第一土曜は「先月の目標を振り返る」記事,最終土曜は「【Monthly翔太】来月のお薦め」が定番としてあるため,一ヶ月に2・3回程度しか記事をアップできない。ま,それでも今の私にとっては十分きつい日程ではあるが。
 記事は当時の授業で配付したプリントをそのままベタ打ちを考えている。そのため,意味が分からないものになるかもしれないがご容赦を。時間に余裕があれば,私の個人的な感想やテストの答案(前もって問題が発表されたため,事前に考えた答案の草稿も発見)等も加える予定。

 大学の先生を知る人にとっては懐かしく,そうでない人にとっては全く意味のない記事。「joyの家族社会学」。
 そうそう,授業科目について説明しておこう。
 大学,家族社会学部の授業。担当教員は,故・喜多川豊宇教授。喜多川先生曰く,「喜多川の"喜"は英語で"joy"という。皆さん,私のことをjoyと呼んでくれ。」。従ってタイトルも「joyの家族社会学」とした。

 次週から掲載予定。但し,時間がなく,記事がアップできない場合休講もあり(笑
 関係者は乞うご期待。

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大学の先生のお墓参り

 大学1年の時のゼミの先生が,2000年,4月25日亡くなった。
 告別式には,ゼミの仲間が集まり,参列した。
 それから,毎年ゴールデンウイークが近づくと,誰とはなしに「お墓参りに行こう」ということになり,毎年のように行っている。
 今年は七回忌。私も数年ぶりに行ってきた。
 しかし,お墓参りに行く度,「何て言うお寺だっけ?」とボケる。
 いや,場所は分かるんだ。でもお寺の名前が思い出せなかったりする。

 今回は,備忘録を兼ねて,今年のお墓参りの模様をお届けします。
 来年,お墓参りをするときは,このブログを参照にしよう。
 そう,自分に言い聞かせてます,ハイ。

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 まずは,東京駅に集合。
 今年は,私のほか,野郎が4人。

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 東海道線で,熱海行きに乗って西へ。

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 小田原駅で降ります。
 そこから,徒歩にてお寺へ向かいます。

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 この御菓子屋,毎回前を通る度に気になります。
 で,もう,私すらも知らないくらい懐かしい看板が掛かっています。
 黄色いガーナチョコレートの包装紙,知っている人いますか?

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 竹の花通りを通り抜け,

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 あ,交差点の文字が読めない。
 「竹の花」という交差点だと思う。

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 ちと,顔が写ってしまっているけれど。仲間の一人。

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 大雄山願成寺に,先生は永眠しています。

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 お墓参りは終了。
 さぁて,昼食でもしようか。
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 お昼の味は……。

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 温泉入って,新宿まで戻り,ゼミの友人の両親が経営する飲み屋で,お疲れさん会。
 美味しい,焼酎だった。

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【夏休みの宿題】『文鳥・夢十夜・永日小品』を読んで

 夏になると,毎年,本を読むペースが落ちる。
 汗っかきの私にとって,暑い中,汗を流しながら,本の頁をめくるというのはちょっと苦行に近い。
 しかし,今年,なぜか,本を読みたくなった。
 それも,文豪と言われるような人の書いた本を読みたくなった。何を読もうか,考えたところ,『理想の国語教科書』(齋藤孝・編)の中から,一冊読もう。そう思いついて,古本屋へ行って,一冊の本を買ってきた。
 夏目漱石・作『文鳥・夢十夜・永日小品』。105円。
 古本屋,今流行りの,BOOK何とかという古本屋では,夏目漱石の本はほとんど見かけない。この本もたまたま見つけただけ。別に他の作者の本でも良かった。しかし,『理想の国語教科書』の最初に取り上げられた,この作品は,私の胸にずんと響いた。こんな作品があるんだ。初めて知る夏目作品だった。
 その「夢十夜」を含むこの本。全てを読むというわけにはいかず,「今日に着ける夕」,「文鳥」,「夢十夜」の三作品を読んだ。

 ★ ★ ★

 「汽車は流星の疾きに,二百里の春を貫いて」で始まる「今日に着ける夕」は,正岡子規への追悼を込めた作品。文中,「子規」という言葉が出てくる度,以前訪れた子規庵が思い浮かぶ。
 子規庵の,子規が寝ていたとされる和室からの庭の風景が思い浮かぶ。
 ほんの小さな庭だ。畳6枚分もない小さな庭。しかし,その庭が,病床の子規が見ることの出来る世界のすべて。春夏秋冬,四季の移り変わりは,もう,ここでしか感じ取れない。

 漱石と子規は,若い頃,一緒に京都を訪れたことがある。夏みかんを頬張りながら,碁盤の目のような京都の街並みを,漱石と子規は,そぞろ歩いた。
 亡くなって数年が経ち,漱石は高浜虚子と共に,京都を訪れた。そこここに子規と一緒に訪れた際の思い出が蘇る。「ぜんざい」の看板を見て思いだし,京都の寒さを感じて思い出し……。漱石にとって子規の死は,やはり大きな出来事だったのだろう。
 淡々とした文章ではあるが,彼への鎮魂の思いがこもった文章だった。

 ★ ★ ★

 三重吉に鳥を飼いなさいと言われ、文鳥を飼う羽目になった漱石。始めは面白がって,朝鳥かごを出し,夕には鳥かごをしまっていた。水をやったり餌をやったりもした。しかし,そのうちに,面倒になりやらなくなった。
 すると,下女が気を利かせて,かごの出し入れや餌やりをしてくれるようになった。しかし,つい,餌やりを忘れたばっかりに,文鳥は死んでしまう。
 漱石は下女を責める。下女は,黙って亡骸を庭に埋める。

 元はと言えば,漱石が自分で面倒を見ないのが悪い。本人も分かっていた。しかし,つい,つい,という甘えからいつの間にか,世話を下女に任せ,その死も下女に押しつけた。
 文章の中の漱石は,少々,いや,だいぶ我が儘である。面倒だからとかごの出し入れを止めたり,そうかと思えば,気がつくと餌をやったりする。そのうち,下女が面倒を見てくれるのだからと,自分は何もせず,ただ,その鳴き声を聞くだけ。
 ただ,文鳥が亡くなったとき,自分の無責任さを多少は自覚しているようにも思えた。文鳥が死ぬ前,最後に生きている姿を目にした際,「胸のところが少し膨らんで,小さな毛が漣のように乱れて見えた。」と冷静に観察している。このとき,変化に気づいて何かアクションを起こしていれば,自分の反省とも見て取れる。

 あの時,何かしていれば,そんな反省が感じ取れる反面,責任はすべて他人へと転嫁しようとしている。人間の脆さ,弱さを感じる文章だった。

 ★ ★ ★

 「こんな夢を見た。」
 夢だから,という言い訳でどんな話でも片が付けられてしまう。それはそれで仕方がないが,夢である以上,どんなに荒唐無稽な話でもかまわない反面,創造性豊かな話でないとつまらない。
 道ばたで猫を拾った,という話にしても,その猫が普通の猫だったら,夢でも現実でもどちらでもかまわない。しかし,その猫が人間の言葉を喋るとなると,夢物語へとつながっていく。

 『夢十夜』のそれぞれの話は,短く,かつ創造性に富んだ内容。明治期に生きている運慶の話と思ったら,神代に近い昔の話だったり,船に乗っていたかと思えば,寺の中で悟りを開こうとしていたり。
 どの話も興味深く,息をのむ話。極上ワインの最後の一滴を飲み干したような,達成感というか満足感が広がる。物語に「なぜ」と疑問を返してはいけない。それはすべて夢なのだから。

 私の好きな話は第二夜。悟りを開かねばならぬ侍。時計が次の刻を告げるまでに開かねば,自分には死が待っている。悟りは開かれずに,焦りだけが先を行く。読んでいても,手に汗を握る。そして,あっけない結末の一文。想像の広がる文に,何度も同じ文を読み返してしまう。

 久しぶりに,しっかりとした腰の据わった文章を読んだ気がする。こんな文章と今まで会えなかった自分が悔しい反面,知ることの出来たことに感謝。

 ★ ★ ★

 たまたま,古本屋で,買うことの出来たので感想文を書いてみた。
 この手の,文豪の作品,それも文庫は,あまり古本屋で見かけることは少ない。買うことが出来たら,読むことが出来たら,感想文を書く気があったら,という条件付きで,今月,読書感想文を書いていきたい。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 付録

 どうにかこうにか,最終回まで行きました,この企画。
 最後に,同書の付録として巻末に記載してある,キーターム集の一覧を附しておきます。
 必ずしも,このキータームをこの連載で使ったとは限りません。また,著作権の兼ね合いもありますので,キータームの説明も省略します。どんな意味かは,自分で調べてみませう。

【ア行】
 アイデンティティ,アナーキズム,アノミー一億総中流意識,逸脱行為,イデオロギー,意図せざる結果,意味,意識体系・意味世界,印象管理(操作)
【カ行】
形と背景,価値,家父長制(家父長家族),カルト,慣習,慣習的行為と役割行為,官僚制,機能主義,機能的な理解,規範,業績主義,近代家族,近代社会,緊張理論,ゲマインシャフトとゲゼルシャフト,言語能力,権力,公正,構造的な理解,高度経済成長,国家,コミュニティとアソシエーション
【サ行】
サブカルチャー,産業革命,サンクション,ジェンダー,自己組織化,市場,支配の3類型,市民社会,社会構造,社会指標,社会的資源,集団資源,新石器革命,スティグマ,ステレオタイプ化された見方,制度,制度化と内面化,聖と俗(聖なる空間と俗なる空間),相互主観性
【タ行】
地位,秩序化の進んだ社会,積みの文化と恥の文化,東京一極集中,道具能力,統制理論,道徳,ドラマトゥルギー
【ナ行】
日本的経営,年功序列,ノモス・コスモス・カオス
【ハ行】
平等主義,フィードバック,フェミニズム,文化の恣意性,法
【ヤ行】
役割,役割葛藤,役割距離,役割取得,ゆたかな社会,予言の自己成就と予言の自己破壊
【ラ行】
稟議制,レイベリング

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第16回

第16章 ユートピアと想像力

 人間は二度の(経済活動における)革命(新石器革命・産業革命)を通じて,物質的には裕福になった(「ゆたかな社会」「脱工業社会」「消費社会」「ポストモダン社会」等々)。
 ↓
 では,人間はユートピアを手にしたか?
 いや,ユートピアとは何か?
 ユートピアを生み出す力,ユートピアを想像する力が社会を一つの集団としてまとめ,円滑な動きをすることができる。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第15回

第15章 ノモス・カオス・コスモス

 新宗教団体は,終末論を展開し,信者を増やすことがある。
 宗教集団のうち,少数のメンバーで構成され,一人の教祖の元に結集,社会の価値と衝突しながら自分たちの教えを教える集団をカルトという。

 戦後日本は,「物の豊かさ」を求めてきた。1976年以降,「物の豊かさ」から「心の豊かさ」を求める傾向へ。=価値観の変化(→新宗教への興味)

 日本における宗教ブームは3回
・幕末から明治
・第二次世界大戦の直後
・高度経済成長が一段落した後
 宗教がブームとなるのは……
社会変動が価値観の解体や動揺(アノミー)を引き起こし,それが社会的混乱を招く中で,新たな価値の創造運動として新宗教運動が生じる。

ノモス;人間は自らの経験に秩序を課すことができる,その意味世界
コスモス;ノモスの上位に明確に秩序づけられた意味世界
カオス;日常の意味世界に起こる視野災害などの出来事

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第14回

第14章 国家と市民社会

国家の目的;国民の安全と最低限の生活を保障
 ↑
 ↓
国家は国民を拘束し,生活を脅かすものでもある。

国家 ≠ 社会
国家は家族や企業と同様社会を機能存続させるための機能の一つ。
現在の国家の原型は,西欧近代社会の誕生と共に生まれた。

西欧近代社会の特徴
・「社会」の発見
・「個人」の発見
 両者とも自然現象と異なる,ことに着目。
 ↓
市民社会とは,
・市民によって構成された社会
・市民が社会の中心的な担い手である社会
cf:「市民」の二つの意味
・都市の住民としての市民
・近代的な人間関係の体現者としての市民

市民社会の特色
その1 私的領域と公共領域の区別
 私的領域(家族)
 公共領域(政治・経済・文化の各領域)

その2 公共領域において,政治と経済の領域が分離

国家の役割
・夜警国家論
・福祉国家論
・アナーキズム

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第13回

第13章 共同体

 まず,共同体の一つの形態である,家族について考察する。

 文化人類学では,家族の普遍的な定義は不可能と結論。
 現在,私たちが目の当たりにしている家族=近代家族
 その特徴は
1 夫婦と子供からなる核家族
2 夫婦間および親子間に親密な情愛が存在
3 この核家族は地域や親戚など,多の社会的領域から分離され,絶対化される傾向があること。

 ↑
では,近代以前の家族はどうか?
「生存」が重要な機能だった。

(日本の場合)
近代に入り,国家のもと統合するため,全ての人間を「国民」として扱った。
→中央集権国家へ
第二次世界大戦後
・家父長制の否定視
・高度経済成長
・「主婦」の誕生

 … … … …

人間集団の2つの分類
・ゲマインシャフト;生まれついて持つ直接的な人間の結びつき
・ゲゼルシャフト;自由な意志により結ばれた契約的な関係

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第12回

第12章 イデオロギー


イデオロギーは,18世紀にデステュット・ド・トラシーが提唱。
もともとは,「イデオロギー」=「観念(ideas)」の「学問(idealogic)」というものだった。
   ↓
  変 化
   ↓
「現実から遊離した概念」という否定的な意味が附加された。

現在,「イデオロギー」には2種類の意味がある。
1 「観念や信念の体系」という広義的な意味。
2 「虚偽意識」という狭義的な意味。

「虚偽意識」という狭義的な意味を定着させたのはマルクス主義。
D.ベルが「イデオロギーの終焉」を提唱 ← これ自体がイデオロギーというジレンマ。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第11回

第11章 社会の中の権力

戦後日本はめざましい経済発展
  ↑
  ↓
その一方で,政治的には世界でリーダーシップが発揮できず。

これには理由があるのでは?
日本の社会の仕組みそのものに問題?=「日本見直し論」

K.v.ウォルフレン『日本/権力構造の謎』において,
日本の権力は「姿を見せない権力」であるとして作用。
  ↑
  ↓
「姿を見せる権力」

・強制力としての権力を可能にする2大要因
「物理的暴力」と「正当性」

権力の三分類(M.ウェーバー)
「伝統的支配」「カリスマ的支配」「合法的支配」


日本の意志決定方法「稟議制」下から上へ。
・稟議制は権力の行為主体や責任の所在を曖昧にする。
西洋諸国の意志決定方法「トップダウン」上から下へ

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これを待っていたんだぁ!(【休講】『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む)

 短期集中連載と言いつつ,毎週水曜と土曜に掲載してきた,「『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む」。
 今回は休講します。

 というのも,気になる記事を見つけたから。
 MITにならえ──国内6大学が講義をネット公開

 私,こういうのを待っていたんです。大学の講義に配布したプリントをネットで公開するというのを。
 担当教授によっては自分のHPに掲載して,欠席した生徒への処置をしている人がいますが,大学全体で行うと言うのはあまりありません。ま,私の興味のある社会学に限って講義ノートのHPがないのかもしれないけれど。

 ま,社会学についてはSOCIUSという野村一夫先生のHPがかなり詳しく出来ているので,学生には,そっちがお薦めかも。

 大学の講義が,講義として成り立っていないものもあります。学生時代,これが大学の講義か?と目を疑いたくなるようなものもたくさん聞きました。講義をネット公開するということをしていけば,必然的に講義の質も上がっていきます。多くの大学が参加して欲しいもの。

 日本 OCW 連絡会

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第10回

第10章 コミュニケーションの自己準拠

秩序 ≠ 無秩序

情報による不確実性の減少により保持
高度な秩序は無秩序を取り込みながらも無秩序に陥らない。

「認識」と「行為」:選択的な働き
N.ルーマン「構造と過程という二段階にわたって選択的な働きを行う」

「構造」:
 一度に複数の選択肢を選びつつ,法や法則により一定の水準に減らしている。
「過程」:
 時間の経過と共に選択肢が変化していく。

 複雑な秩序の形成のためには,
1 複数の選択肢を含む構造の確立。
2 状況に応じて適切な選択肢を選ぶメカニズム
 が必要。

 また,複雑な秩序を保つためには,コミュニケーションが必要。
情報 ≠ 「送り手→受け手への伝達」
     受け手の能動的な理解が必要。

N.ルーマン「コミュニケーションの自己準拠」
「コミュニケーションによるコミュニケーション」:
「コミュニケーションを通じてコンテクストが設定され,そのコンテクストのもとでコミュニケーションが行われる。」

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第9回

第9章 構造と機能

人間の行為や社会的な現象 → 規則性 → 構造

(例)
家族:レヴィ=ストロース『親族の基本構造』
 「親族には,女性の交換を中心とする婚姻法則がある。」
  →親族内に秩序

人間関係や社会の動きには規則性がパターンがある。
 →これを社会構造という。
 社会構造とは
(1)人間関係および社会的資源配分の定型化されたパターン
(2)この(1)のパターンを生み出す原理

社会構造を発見する:構造的な理解
  ↑
  ↓
機能的な理解
 構造が社会に対して及ぼす影響がプラスかマイナスかを評価する考え方

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第8回

第8章 規範と制度

(例)リクルートルック
  クリスマスの過ごし方
     ↓
社会現象には規則性がある。


社会制度 →(規範)→ 制度
ミクロな人の行動も規範を通じてマクロな社会を動かしていく。
つまり,規範は社会を解くカギである。

規範には二つの側面がある。
・約束事としての側面(人が人為的に設定)
 ≠ 法則(人間の作為によって変わることはない)
・のぞましさとしての側面

規範の作用 ≒ サンクションの行使(奨励と禁止,正負のサンクション)

規範の3タイプ
・慣習:「約束事としての側面」が強い。
・道徳:「のぞましさとしての側面」が強い。
・法:両方の側面を持つ。

規範を社会の各領域へと具体化 → 制度

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第7回

第7章 ジェンダー

 社会的に作られた性差
 =「ジェンダー」という
ジェンダーの4分類
1 性別認知
 他者の性別を認知
2 性役割
 らしさの役割と性分業
3 性愛役割
 事柄に関する役割
4 性分業
 性別を用いた経済上・生活上の分業


 「フェミニズム」
 =性差に関して社会的公正を追求する思想
第1波フェミニズム(19世紀末から20世紀初頭にかけて);選挙権の獲得
第2波フェミニズム(1960年代後半から1970年代にかけて);女性解放運動
 1 職場での不平等を改善する方向
 2 女性のアイデンティティを模索する方向
  の2つが第2波フェミニズムでは行われた。


●私的コメント
 この章,途中まではある程度まとまって書いてあったが,後半,ぼやけた感があるのは現在でも論争が行われているためか?

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第6回

第6章 予言の自己成就

R.マートン「予言の自己成就」を提唱。
予言が誤っていても,人々が真実と決めれば,実現される。
 ↑
 ↓
一方,「予言の自己破壊」というものもある。
両者とも,社会的世界にのみ見られるものである。

・なぜ,この相反する二つの定理が存在するのか?
人は, 認識 → 行為 → 認識の循環を行っている;「フィードバック」
「フィードバック」はを分類すると
 ○ポジティブ・フィードバックか?ネガティブ・フィードバックか?
 ○自己イメージを導くフィードバックか?環境イメージを導くフィードバックか?
 の二つの分類から,2×2=4つに分類される。
 そして,このうち,「自己のイメージを導く」「ポジティブ・フィードバック」が「予言の自己成就」を導く。

 社会的世界は,フィードバックが働いている。
  ↓
 人間の認識能力には限界があり,「意図せざる結果」を招くこともある。

「予言の自己成就」の3つの特徴
1 自己のイメージを導くポジティブ・フィードバック
2 意図せざる結果
3 虚偽の真実への移行

「予言の自己成就」は,誤った予言が実現されることを,
「予言の自己破壊」は,正しい予言でも破壊されることを,
それぞれ解いている。両者とも実は紙一重のことなのである。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第5回

第5章 正常と異常

正常な行為
 ↑
この区別は,文化や時代によって
異なる相対的なもの
 ↓
異常な行為


正常な行為であっても,状況や時代によっては,逸脱行為へ変わるものもある。


メアリ・ダグラス(英)
世界を理解する際に最初に行うのは分類。

この分類の中にあるものは「正常」,ないものは「異常」と解される。

私たちの生活(社会)は規範を遵守すること
前提としている。
 ↓
違反や逸脱が存在する;逸脱論や社会問題の社会学(社会病理の社会学)へと広がる。
・統制理論;規範意識の欠如や,文化的コントロールの不足が,規則を破る逸脱行為を生む。
・緊張理論;規則を強化するほど,現実との間を拡大し,緊張を生む。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第4回

第4章 ドラマトゥルギー

外見や人に対するイメージから,あの人はこうするだろう

人が"生活"というドラマのなかで役割を演じる
=「ドラマトゥルギー」という。

印象管理
「人は他者を観客とし,その視線を意識しつつ自分の外見や行動を規制することによって,自分についての情報をコントロールし,他者に呈示している。」
印象管理には3種類ある。
1 社会の常識的な構成員としてのイメージを維持
2 個人的な人柄のイメージを維持
3 役割に対するイメージを維持

役割期待
「個人が役割どおりの行動をとるということ」

「役割距離」
「(役割を)念頭におきながらイメージに否定的なことをしたり,距離をとったりすることによって,別の印象を作り出す」

本人の呈示したい自己の印象

正反対の場合がある
……自己呈示が困難に。

役割イメージ

役割理論は,社会と個人をつなぐものと考えられていた。
しかし,ドラマトゥルギーは,社会があって個人があると言う考えを放棄した。
個人が社会のなかで演技をしていくことにより社会の秩序を形成するものだ,という考え方。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第3回

第3章 スティグマ

自分が思っている,自分の社会的なアイデンティティ
     ↑
この差を「スティグマ」と言う。
……ここから人々の苦しみが始まり,社会学的な分析が行われる。
     ↓
他者から見た社会的なアイデンティティ

レイベリング=社会的な決めつけ
 本当にレイベリングの通り,人に変化が起こる
 (予言の自己成就)
○自己   ←←  ●他者

スティグマ=自己と他者の差
 人が必ずしも他者の期待に添って行動するとは限らないことを含意した概念
=自己の働き(受け止める人)に目を向けた
○自己   ←→  ●他者

●私的コメント
サマリーにもあるとおり,この章では「スティグマ」と「レイベリング」の違いに説明を費やした章。この違いを様々な例を挙げて,実感することが肝要。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第2回

第2章 アイデンティティ

エリクソンは,「人はその人格的成長の中で,青年期に自我の機器感を迎え,いままでの自分の役割やあり方を再統合しなければならなくなる」と言っている。

青年期は,生き方の模索,過剰な自意識,反省や葛藤,不満が生じやすい。
 ↓
この経験から「自分」であることの確かな感覚を得る。

また,青年期は「人格の発生過程のうえでも,社会生活上の役割選択のうえでも,自己の確立(=アイデンティティ)を養成される最大の機会」である。


エリクソンは,アイデンティティとは
・自己の時間的連続性
・不変性
を前提としながら,さらに
・社会的認知による居心地のよさ
・人の発達過程のなかで達成される
この2つの要素が加わる,と言っている。

「アイデンティティの確立」に必要なものは
1 維持するためには周囲から受け入れられることが必要。
2 社会の一般的な期待が影響。

現代社会においては,その場その場によって複数の役割を求められる。

自己のアイデンティティの喪失……現代社会の課題
(役割以外に自己の一貫性が必要)


●私的コメント
第1章とうってかわって,読みやすい章だった。やはり書き手が代わるとこうも変わるのか。

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『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第1回

 まずは,第1部 行為の分析から。
 ここでは,自己と他者の二者間系を探ることを念頭に置いている。なぜなら,二者間の関係性が社会学の出発点と考えているからだ。

 第1章 意味と相互主観性

言葉」の出現により,人間は
・コミュニケーションがスムーズに進むようになった。
・言葉の持つ意味により多様な解釈をするようになった。
 →人により"異なる理解"をするようになった。
 (例:「情けは人のためならず。」)

"異なる理解"とは,個人的なものなのか?
→他社との関係性の中で発生していく。
→意味の対立が,社会紛争へ発展していくこともある。
……"異なる理解"の解明が対立を解くカギになる。

物事を見ていく中で,固定化した見方,固定観念が生じる。
=「ステレオタイプ化した見方」
=物事を解くヒントにも障害にもなる。

人間は事物を理解する際,
・客観的な認知
・主観的な意味付け
 の両方を含んだ見方をする。

「意味付けは,言葉や発言内容,行為,集団,社会の全てに関係してくる」
=「意味とは,事物・事象が何であるかを確認する際に作用」
 ↓
「この意味に基づいて慣習が成立し,行為役割として定型化されてい」く。
=「日常生活における慣習的行為もしくは役割行為ともいわれる。」

※え?役割って何?================================
「人に与えられたカテゴリーもしくは行為の特性」
 ↓
「生活のほとんどは,慣習的行為もしくは役割行為からなっており,このことが集団や社会の安定性を生み出している。」
==================================================
(閑話休題)

「人間の行為や社会的世界の根幹には意味が存在する。」
→意味には,「明確さ」=客観的な認知,「新たな解釈による多義性」がある。
「意味が複数の人間により共有されており,私と他者のとの間に個人をこえた共通のものが生じる」
=「相互主観性
 「意味と相互主観性は,」
・「社会や文化を解読する出発点」
・「私と他者が共感し,共振しあう世界を作り出す武器」
 である。

●私的コメント
・章内のそれぞれの文章(項内の文章)は,まとまっているが,項毎の関係性が疎いように感じる。いきなり,項の最初に「これまで述べてきたように意味は,(以下略)」と書かれても"意味"とは○○である,と言う説明無いまま論じられては読む方が躊躇してしまう。
 読者が社会学の初心者であることをよく考えて欲しいものだ。

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【新企画】『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む 第0回

 本日から,短期集中連載で,新企画を始めます。
題して,
「翔太だって社会学~『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を読む」

 私は大学で社会学部にいました。
 社会学部で何を学んだかというと,特にないです(笑
 ただ,世の中のどの事象も研究の対象になる,社会学の対象になる,ということは分かりました。大地震直後の人間の心理だとか,インターネットを利用する人間の動きであるとか。ま,こんなものまで社会学の対象になるのか?と驚くこともありましたが。
 そのときの名残からか,私は社会学の入門書を読むのが好きです。日常生活の事象を例にとりながら,社会学の理論を紹介してくれます。これが結構面白い。

 先日,たまたまBOOK・OFFで『社会学のエッセンス (有斐閣アルマ)』を買いました。105円で。で,読んでいたんだけれど,この本,各章毎のまとめ作ったら面白くないか?いや,「NHKなるほど日本語塾」の時みたいに本のメモを取ると頭の中に入りやすいんだよね。記憶に残るし。
 また,ブログに載せることにより,このメモからトラックバックしたりコメントをもらったりして,論が展開していく可能性もあります。インターネット,ブログを用いて勉強ができたりする。

 * * *

 それともう一つ,全く逆の側面もあったりする。
 よく,私のブログに本の名前と「要約」という2つのキーワードで検索してくる輩(やから)がいる。時期から考えて,レポートの提出時期だから,インターネットで手早く情報を仕入れてレポートを作っちゃおう,なんて甘えた考えの人間がいるのかもしれない。そういった人たちには,今回の企画は,思ってもみないプレゼントになる,はずだ。
 しかし,彼ら(彼女たち)に言いたい。
「このブログのメモがあっているとは限らないぞ。」
 また,
「ここにアップされたということは,ここがスタート地点。これをそのまま書いてレポートやゼミの発表をしても0点。このメモに肉付けすることにより,自分の発表として成り立つのです。」
 とも言っておこう。

 それに,ゼミの教授たちも見ているかもしれないし。

 * * *

 さて,今回取り上げる本は,有斐閣から出版されている,社会学を教養科目として学ぶ大学生向けに書かれた本。この本を読む学生は社会学部以外の学生が多いかもしれない。
 社会学で学ぶキータームを16個ピックアップ。社会学のエッセンスとして集めたもの。1996年の著なのでちょっと古いかなぁ。でも,大学の先生って,古臭い本を平気で使っている人もいるからね。ま,いいか。

 「はじめに」では,こんなことを記しています。
 社会学とは
 心理学
 文化人類学
 国際関係論
  と並んで人間科学の一つ。

 じゃぁ,「社会学」って何?
 「世の中に起こる現象全てについて知的好奇心をもって探究」
=「現象を科学的に説明しようとする学問」
=「社会に制度が生成されるメカニズムは何か?」を考える学問
 と書いてありました。なんか前述の私の話に似ているなぁ。


   《主な目次》は以下のとおり。(「=(イコール)」(以下はその章の執筆者))

第1部 行為の分析
 1 意味と相互主観性=友枝敏雄
 2 アイデンティティ=坂本佳鶴恵
 3 スティグマ=坂本佳鶴恵
 4 ドラマトゥルギー=坂本佳鶴恵
 5 正常と異常=竹沢尚一郎
 6 予言の自己成就=正村俊之
第2部 秩序の解説
 7 ジェンダー=坂本佳鶴恵
 8 規範と制度=友枝敏雄
 9 構造と機能=友枝敏雄
 10 コミュニケーションの自己準拠=正村俊之
 11 社会のなかの権力=正村俊之
 12 イデオロギー=正村俊之
第3部 社会の構想
 13 共同体=竹沢尚一郎
 14 国家と市民社会=友枝敏雄
 15 ノモス・カオス・コスモス=竹沢尚一郎
 16 ユートピアと想像力=竹沢尚一郎

 さて,次回は第1章「意味と相互主観性」を読んで行くことにしましょうか。

 * * *

 余談だが,私の買った本にはラインマーカーが引かれていたが,私が思うに本筋から離れたところに引いてあったような。「例えば」で始まる文はそれほど大事だとは思わないけどなぁ。

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NHK外国語講座,新シリーズ始まる

 明日(4月4日)から,NHKのラジオとテレビの語学講座が新スタートします。
 昨年か一昨年頃に一新したばかりの英語講座なのに,今回改編しています。昨年度までの区切り方が評判悪かったのでしょう。私も使い勝手が良くないとは思ってましたけれど。
 以前,私は,NHKラジオ講座「英会話」や同「中国語講座」を聞いてました。最近は全く聞いていません。中国語講座は私の好みの先生でなかったし,英語講座は使い勝手がよくなさそう,という理由から。今回は何か聞こうかとも思いましたが,仕事がこの4月から私の負担が増えるため,見送りました。通勤時間に,ちょうど「シニアのためのものしり英語塾」というラジオ語学講座がスタート予定。聞いてみようかな?とも思ってます。特に予習復習の必要がなさそうなので。


 ここで,皆さんにご紹介したい話があります。
 この話は,今を去る今年半世紀前,ちょうどこの時期,NHKの広報番組でNHKの語学講座を続けるコツを話していました。その話をなぜだか今でも覚えていて,かつて私が語学講座で勉強していたときに実践したことです。この方法を実践したおかげで「挫折」感を味合うことなく,語学の勉強をすることができました。さて,その方法とは?

 まず,書店で希望する語学講座のテキストを1冊買います。で,その講座を見たり聞いたりしながら勉強します。
 テキストはたいてい1ヶ月分です。1ヶ月勉強して,そのテキストを使い終わる頃,自分がどれだけ勉強したか振り返り,と同時に次の月も勉強できるか自問自答します。もし,「次も行ける」となったら,テキストを買いに行きましょう。もし,これはダメだ,と思ったら,すっぱり諦めましょう。テキストは買いません。
 次の語学講座スタートの時期を待てばいいのです。基礎英語1・2は学校英語に基づいているので1年間の講座ですが他の講座はほとんど半年間単位。4月スタートの勉強でくじけたら,次回10月にまた始めればいいのです。その間,私なんかさっぱり語学のことは頭から忘れることにしています。

 私はこの方法で中国語講座を7回か8回ほど続けました。7回目というと毎回続けて3年半。途中,トライしなかったときもあるので足かけ5年ほどかけて,勉強しました。この方法のいいところは,

1 基礎を何回も練習する。
 中国語講座の場合,最初は発音。また,講座の最初は基礎をじっくり時間をかけて行うので,勉強するには好都合。基礎は大事です。

2 1ヶ月毎に反省できる。
 1ヶ月毎に自分がどれだけ勉強したか,よく月勉強できるか反省するので,どこで躓いたかが分かります。私の場合,ちょっと講座をためると雪だるま式に増えていく,ということにあるようです。だから,できるだけ毎日聞くようにしています。また,最初のうちは簡単なことをほんの少ししかやらないので,ついつい,頑張って,完璧を目指そうとする感があります。そのため,徐々にテキストが難しくなっていくと,分量が増え,完璧にすることができなくなり,そのまま諦める,というパターンもあったり。

3 気楽にできる。
 ダメだったらさっぱり諦めればいい。別に私の場合,趣味でやっているわけですから,ダメと感じたら止めればいいのです。趣味なんですから気楽に始め,気楽に止めればいいのです。肩肘張らずにのんびりと。


 この方法,前述しましたが,NHKの広報番組で当時のプロデューサーが言った台詞。よくまぁ,こんなこと覚えているもんだ。「気楽に始め,気楽に止めればいい」という考え方が,当時小学生という「勉強はしなければいけない」立場の人間にとって,目から鱗が落ちる台詞でした。だから今でも覚えているのでしょう。

 でも,この方法を実践するとなると「テキストの年間購読」ってしない方がいいんじゃないかな?

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NHK日本語なるほど塾05年2月号

 NHK日本語なるほど塾2月号が読み終わりました(2月1冊目)。日本語なるほど塾に関しての検索して下さる方もいるので,12月号に引き続き,テキストを読んで私なりのメモを残します。なお,今回は1か月分まとめておきます。

 2月号のテーマ「本当はおもしろい文法のはなし」
 ゲスト:森山卓郎

第1回「そうだったのか!歌のことば」
第2回「文学を文法で味わう」
第3回「文法上手はお願い上手」
第4回「あなたも『文法』してみませんか?」


第1回「そうだったのか!歌のことば」
・学校教育の「文法」には拒否感を持っている人が多い。
・しかし,文法という見方から作品を見ると楽しいことがある。
例:竹内まりや作詞「駅」(著作権の都合上,前文は省略)で,
「私だけ(?)愛してた」の(?)の部分に歌詞はない。しかし,「私だけ(を)愛してた」なのか「私だけ(が)愛してた」なのかによって,歌詞の持つイメージが大きく異なる。
 他にも,歌詞の中で,恋人をどう呼ぶかにより,距離感が分かる(「あの人」「彼」「あなた」等)。
他の例:「アンパンマン」のテーマ曲,「酒と泪と男と女」「旅愁」等など。 


第2回「文学を文法で味わう」
・第1回に続き,作品を文法で味わう。
・俳句で,格助詞が「へ」なのか「に」なのかで味わい方が違う例
「ちるさくら海あをければ海ちる  高屋窓秋『高屋窓秋全句集』」
・連用形を多用することで,「連続感」を持つことができる。例:萩原朔太郎「竹」(作品は省略)
 しかし,連用形が続くことは,不安定感を残すので,冒険にもなる。
・他にも逆接の接続詞を使わずに,逆説を表す例(金子みすヾ「わたしと小鳥とすずと」)や接続助詞「ても」を使って孤独感を醸し出す例など挙げる。
・文学作品を「文法」という視点から呼んでみると作者の思いを垣間見ることができる。


第3回「文法上手はお願い上手」
・お願いをする表現(お金を100円借りる)を習得する,という例から,文法を上手に使い分けてみましょう。
 (文頭の「〇」はいい例,「×」はあまりよくない例)
〇:突然に依頼する場合は否定疑問を用いる。
×:お金を貸す側を主語に,さらに動詞に可能表現を使う。
〇:「でしょう」という表現は聞き手に答えを強要しない。「お金を貸していただけませんでしょうか。」
×:接続詞「従って」
〇:接続詞「つきましては」

第4回「あなたも『文法』してみませんか?」
・子供は大人の会話を聞きながら,正しい文法を自然に憶えていく。
例:「大きい本」を「大きい本」と正しく認知する。
第一段階:単純なまねの段階
 「アンパンマン本」「プーさん本」等,名詞を修飾する場合,名詞の前に「の」をつけるのでは?と考え,「大きい本」と表現する。
第二段階:きまりの発見
しかし,大人が「大きい本」と表現しないことに気付く。
第三段階:きまりの修正
そこで,「大きい本」と表現するようになる。
 このような例は,外国人が日本語を学ぶ場合,日本人が外国語を学ぶ場合にも見られる。
・しかし,ことばが思い通りにはなせるということと,「しっかり使える」ということの間には開きがある。いくつかの調査からもその特徴は顕著である。
・普段使っていることばを,立ち止まり「文法」を意識してみることでことばの世界が広がる。


 他に,NHK日本語なるほど塾04年12月号についての記事もあるよん。
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その2
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その3
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

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NHK日本語なるほど塾12月号・その4

2004年12月のテーマ「心を鍛える言葉」白石豊

第4回 「自己を見つめる言葉」

・集中力を高めるには,座禅が効果的だ。禅の思想は,メンタルトレーニングに有用だ。
・集中力の秘訣は「莫妄想(まくもうぞう)」(=「妄想すること莫かれ」)
・前のことや後のことを考えず,今この瞬間に集中することが肝要。

 12月のテキストを改めて読み返し,自分に引っかかった部分をメモしてみました。このメモが要点を付いているかどうか不安だが,何かしらの役に立てば幸い。

 以下の記事も参照のこと。
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その2
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その3
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

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NHK日本語なるほど塾12月号・その3

2004年12月のテーマ「心を鍛える言葉」白石豊

第3回 「こうすれば伸びる!トレーニングの言葉」

・「コーチ」に似た言葉で「教育(Education)」というものがある。これは「引き出す」が語源。教育の本質は,能力を「引き出す」ことである。
・「コーチ」は聞くことが大事である。失敗した際,原因がどこにあるかをアスリートに尋ねることにより,本人が改善点を自発的に見つけ出す。
・集中力を高めることで,上達は早くなる。ティモシー・ガルウェイの提唱する「インナーゲーム」というスポーツ自然上達法は,集中力を高めることに重点を置いた方法である。
・ガルウェイによれば,人間の心には自我と自己の二つが存在する。自己は自然に上達する能力を持っているが自我がそれを阻害する。自我を抑制すれば,上達は早くなる。

 以下の記事も参照のこと。
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その2
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

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NHK日本語なるほど塾12月号・その2

12月のテーマ「心を鍛える言葉」白石豊

第2回 「言葉こそが力を引き出す」

・ポジティブな一言で,アスリートの心境は変化する。今回はその事例研究。

 日本女子バスケットボール選手萩原美紀子さんの例
・ネガティブな声かけをされ,精神的に萎縮してしまった。
・メンタルトレーニングを受けた。まず最初に自分を客観視すること。
・次に自己指示の確認書を作成し,毎日何度も読んだ。
・これにより,セルフイメージがポジティブに変化。最終的に五輪アジア予選で活躍できた。

・自信を持つということは,「できる気がする」ということ。
 セルフイメージが大きくなれば,自信の大きさにつながり,成績にも反映される。
・常日頃のポジティブな声かけが成功に導く。

以下の記事も参照のこと。
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その3
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

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NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1

 先日の検索フレーズで,「NHK日本語なるほど塾」と「12」のふたつをAND検索している方がいらっしゃいました。
 私自身,この番組(というよりテキスト)は好きで,創刊号から読んでいます。

 せっかく,「NHK日本語なるほど塾」と「12」のフレーズで検索していただいた方がいらっしゃったので,その方のためにテキストを読んで私なりのメモを残したいと思います。(本文そのまま残すわけにもいかないし,番組のHPには要約書いてあるので,私のオリジナル性を出さないとね。)

2004年12月のテーマ「心を鍛える言葉」白石豊

第1回 「『頑張れ』だけで頑張れますか?」

・「頑張れ」は,明治時代富国強兵製作の元,作られた言葉。
・「頑張れ」は,19世紀まで全く使われなかったが,20世紀に入って頻繁に使われるようになった流行語。
・「頑張れ」は,「ガンバ」と変化し今や世界共通語だが,英語やドイツ語に「頑張れ」に相当する言葉がないからである。
・現代のアスリートはスポーツを「頑張る」より「楽しむ」ようになった。
・現代人は「頑張れ」に精神的抵抗を感じるようになった。
・では,何が大事か?ヒントは仏教の四摂法(ししょうほう)の中にある。
「布施(ふせ)」:相手にものをあげること
「愛語(あいご)」:優しい言葉を使う
「利行(りぎょう)」:利益を与える
「同時(どうじ)」:同じような身分や境遇になる
・「愛語」により,「頑張れ」以外に優しい言葉をかけると,本人の意欲を高めることができる。

 第2回以降は,以下を参照。

NHK日本語なるほど塾04年12月号・その2
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その3
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

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BOOK・OFF

 今日,性懲りもなく,本屋に行って本を買ってしまいました。まだ,積読の本が大量にあるというのに。
 でも,お金がないため,表題のブックオフに行ってきました。先日の「新書マップ」を参考に,新書でも買おうかとあちこち探すが新書のコーナーがない!!
 ようやっと探し当てたら,移動式の書架に,小説(カッパノベルス等)と一緒になっていた。それも移動式書架一つに収まるだけのほんのわずかな量。私は唖然としてしまいました。何で,ここにはこんなに新書が少ないんだ。

 で,考えた仮説が一つ。
 それは,こういった古本屋というのは,自宅から近い店に自分の本を持って行くもの。特に,ブックオフのようなチェーン店の場合,神保町の本屋のようの得意不徳の分野はなく,どこの店も同じように取り扱うはず。
 ということは,店の品揃えは,近所の住民がどのような本を読んでいるかが反映されるのでは。だから,このブックオフの場合,漫画や文庫の占める割合が高いのでは?

 このアイデアをもう少し煮詰めていくと,欲しい本がある場合,いくべきブックオフも地域を考えた方が効果的かも。私の場合,ノンフィクションや学術書(の中でも入門書中心)や新書・文庫が多いので,都心のサラリーマンの立ち寄りやすい場所や,中央線沿線の独自の文化を持つところ南下の店がいいかも。今度,散歩の最中にブックオフを見つけたら覗いてみようっと。

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読書の際のナビゲーター

 以前にも書きましたが,1月の目標のひとつは,「今月中に,5冊本を読む。」というものである。
 で,現在,我が家の積読の本からピックアップして読んでいますが,読み進めていくと,本を買いたくなるのが,欲望というもの。次には何を読もうかといろいろ画策している。
 で,参考になるのが,「新書マップ」というサイト。新書のみだが,キーワードを入力すると,いろいろとテーマに応じて本を紹介してくれるというもの。これが面白い。まだ供用開始となってから間もないため,テーマによっては,不案内のところもあるけれど,あれこれ入力するといろんな本が紹介される。しばらく,このサイトで遊んでみよう。

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「日本語なるほど塾」2005年1月号/NHK出版

 「もっと楽しい国語のススメ」

 本当は,「Book」のコーナーで取り上げたかったんだけど,「Book」は雑誌の登録が出来ないみたい。
 あちこちのブログを見ると,DVDやCDのジャケットが載ってたりしてうらやましいんだけど,私のは出来ないのかなぁ?

 この「日本語なるほど塾」は,2004年4月から放送開始になった番組。ちょうどその頃から「日本語」について考えるようになったので,これ幸いとテキストを毎号買うようになりました。

 私の悪い癖で,NHKの講座はテキストは買うが放送は見ない・聞かないで済ませてしまいます。
 NHK人間講座で放送を見てると,テキストそのまんましゃべってる講師がいて,「オイオイ,テキストと放送一言一句同じでどうするんだ。」とツッコミを入れることがしばしば。じゃぁ,ってんで,それでは,いっそのこと放送は無視しちゃえ!とテキストだけ読んでます。

 今回は,学校で国語をどう教えるか,ということを考えます。面白いです。そうだよな,国語の先生って国語が得意だから,「感じ」で教えちゃうよな。読みながら,ウンウンとつい頷いちゃいました。

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