20210101 謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
年が明けました。2021年です。令和で言うと令和3年です。
1年前も似たような言葉で新年の挨拶を申し上げました。
しかし,世の中の風景は去年のそれと全く違います。
新年を迎えるというのに「新春」感は全くなく,「どう自宅(周辺)で新年を過ごすか」というサバイバル感があるように思えます。
去年この時期に思い描いていたことは全くできず,自分の無力さというものをまざまざと見せつけられたような気がします。
新型コロナウイルスが蔓延している中,あまり出かけることができず,2015年頃から行っていた「山手線一周博物館・美術館の旅」を終わりにしようかとギアを入れ始めた矢先,ほぼ止まってしまった。
その代わり,「山手線一周博物館・美術館の旅」が終わったらやろうと思っていた自宅周辺の寺社仏閣巡りを急遽することにした。電車やバスに乗ることがはばかれるので,徒歩にて自宅周辺を巡ることに。これは,ちょっとした収穫だった。今まで気にもとめていなかった寺社仏閣にあらためて訪問し,その寺社の持つ空気感に圧倒されたこともあった。その寺社は総本山のひとつだったので,より存在感が大きかったからかもしれない。
昨年春,自宅周辺をいろいろ歩いて思ったのが散歩している人の多いこと。私と同じように外出できない人が自宅周辺を散歩するようになったのだろう。
もし,こうして近所を散歩する人が多くなったら,ひょっとして近所づきあいが復活するかも,「地域の絆」が深くなるかも,と思ったりもしたが,その近所同士を結びつける秋のお祭りがなくなったので私の予想は外れることになるだろう。
そういえば,昨年発行の『ほぼ日手帳公式ガイドブック2021』に私の手帳が再び掲載されたことを紹介するのを忘れていた。
前回掲載時の手帳とは別の手帳が掲載されている。また,前回はほぼ日の事務所でインタビューを受けたが,今回は手帳の該当箇所だけの掲載。わずか1ページにも満たない掲載なので読んでもスルーされるかもしれないけれど。
今年,2021年,どう過ごしていこうか,非常に悩むことである。
昨年立てた目標もたいしてうまくいかなかったし,目標を立てる意義があるのか悩んだ時期もあった。それでも,なんとか前を向いていこうとは思ってはいる。前を向いたらいいことがあるのではないかと思って。
とりあえずは積ん読の本をどうにかしよう。昨年30冊は読もうと思って努力し27冊読んだ。外出の機会が減りその分読書できたおかげ。でもその分本を買っている気がする。意味ないなぁ。今年は購入する本を減らして,その分読書量を増やそうかと考えている。昨年目標の30冊は行きたいなぁ。
そんなわけで,どのような展開をしていくか分からない当ブログ。今年もどうかごひいきに。
先頭の牛の絵は,昨年開館日数の少ない中,東京国立博物館(「東博」)で見つけた牛の絵。
東博は年の初めに干支特集をやるので,干支にちなんだ作品を見つけるのはなかなか難しい。しかも,昨年は臨時休館の日数も多く非常に苦労した。上の作品が見つからなかった場合,源氏物語の牛車の争いをモチーフにした作品の牛を載せているところだった。その場合,年の初めから物騒なので避けたかった。運良く,見つけられてほっとしている。
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