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【毎日東博】20200822 禅と水墨画 鎌倉~室町@3-3

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3-3 禅と水墨画 鎌倉~室町

 鎌倉時代・13世紀、中国から来日した僧や中国に留学した僧により、禅宗(ぜんしゅう)が本格的に導入されました。禅宗とは、坐禅(ざぜん)や問答(もんどう)などの実践的な修行を重視する仏教の教派の一つです。またこれにあわせて、墨の濃淡や筆の勢いを駆使して対象を描いた水墨画(すいぼくが)や、墨跡(ぼくせき)と呼ばれる禅僧の書がもたらされ、日本でもこれを学び、制作されるようになります。

 水墨画は鮮やかな色彩をともなうそれまでの日本絵画とは大きく異なるものでしたが、禅宗の枠を越えて広まり、日本の絵画に欠かせない技法として定着していきます。また、禅僧による墨跡は弟子たちによって大切に守り伝えられ、茶席を飾る掛物(かけもの)としても珍重されるようになっていきます。
 この展示室では、鎌倉時代から室町時代、13世紀~16世紀にかけて描かれた、山水図・人物図・花鳥図などの水墨画や、個性豊かで気(きはく)魂に満ちた墨跡を紹介いたします。


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禅宗の導入と新たな文化の摂取

 中国で成立した禅宗が日本に本格的に伝わるのは、鎌倉の武士たちが中国の禅僧を招き、 純粋に中国式の禅宗寺院が鎌倉に創建される13世紀でした。

 その後、禅宗は、都の京都でも天皇家や貴族に支持され、14世紀には、現在も本山と呼ばれる中核寺院の多くが京都に創建されました。

 禅宗は、来日した中国人禅僧と、中国に留学した多数の日本人禅僧によって導入されましたが、それにともなって中国からもたらされる新しい文化が、水墨画(すいぼくが)、墨蹟(ぼくせき・禅僧の書)、喫茶(きっさ・茶を飲むこと)です。

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