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【検証】2017年のトレンド予測(リクルート・ホールディングス)

 どうもです。
 先日,リクルートホールディングスから2018年のトレンド予測を発表という記事があった。
 来年,2018年は何が流行るのかというもの。まぁ,来年のことだから,今からなんだかんだと言っても鬼が笑うだけだが。

 で,思ったのが,
「去年の今頃『2017年のトレンド予測を発表』というのがあるのではないか。もし,あったなら,2017年の実態とどこまで合っているか調べてみよう。」

 暇人の考えだ。
 リクルートホールディングスのサイトを検索したら出てきた。

「住まい・社会人学習・進学・美容など8領域の新たな兆し 2017年のトレンド予測を発表」

 2016年12月13日の発表のようだ。
 発表されたのは以下のとおり。

「リビ充家族」
「子けいこパパ」
「ライフフィット転職」
「育成枠採用」
「パズワク」
「Live(ライヴ)ラリー」
「おいし援」
「バーバー新時代」

 これらの言葉が2017年にトレンドとして顕在化したか,私の個人的な視点で検証してみよう。


・「リビ充家族」(住まい領域)
 最近流行の一つとして,子どものリビング学習というのがあるようだ。
 リビングで,親の目の届くところで子どもが勉強するというものだ。これに呼応する形で,フリーペーパー「Bun2」の年間文具大賞もリビング学習向けの文房具だったと記憶している。
 親向けの子どものしつけ・学習の書籍でも「リビング学習」と銘打った書籍も目についた。
 そういった意味では,この言葉は「◎」かもしれない。

・「子けいこパパ」(社会人学習領域)
 子どもが習いごとを始めるのをきっかけに親も習いごとを始める,という言葉だそうだ。
 これは「なし」だろう。子どもが習いごとを始める,幼稚園から小学生の時期は,収入と支出のバランスが崩れ始める頃。確か支出過多になるかもしれない時期だったと思う。
 そのため,この世帯を対象に子ども手当の充実や診療時の支払いを免除(又は減額)する制度があったかと記憶している。
 この子育て時期に親が習いごとをするのは,むしろ少ないはずだ。親が趣味にかけるコストを削減する時期だから。むしろ,子育ての終わったシニア層が新たに習いごとを始める方が自然だ。
 というわけで,この言葉,2017年では「×」と判定したい。

・「ライフフィット転職」(キャリア領域)
 電通やNHKなど,働き過ぎのため死に追い込まれる社員・職員が目立ってきている現在,就職活動の条件に「収入(カネ)」よりも「休日・勤務時間」を優先する人々がいるというのは分かる(事実,私自身も「カネ」より「休み」派)。
 また,現在の消費動向が「モノ(物品を購入)」優先から「コト(体験重視)」優先へシフトしているという状況から,「自分の時間を確保・優先する」というのは自明の論理だ。たとえ収入が多くても「コト消費」する時間がなくては意味がない。
 そんな意味で「ライフフィット転職」という言葉はありかもしれないが,果たして,このライフフィット転職」を説明するようなことは起きているだろうか?
 勤務条件を自由に変更できるほど,現在の労働状況は良くないはず。「ライフフィット【転職】」よりも「ライフフィット【起業】」の方が,今年一年よく目にした記憶がある。
「○○をしたいなぁ,と思ったけれどやっている人がいなくって自分で始めました。」
「○○したいけれど,子どもが小さくて就職できず,自分でできるときに働くようにしました(=フリーランスで働く)。」
 みたいな記事をよく見かけた。
 よって厳しいが,この言葉,2017年では「×」と判定したい。

・「育成枠採用」(若年雇用領域)
 これ,無しだな。聞いたことがない。「インターン」=「事実上のリクルート活動」という言葉がささやかれている現在,育成枠採用はなしだな。
 各業界で人手が足りないと言っているので,採用後即戦力扱いして,新人が疲弊。早期退職という事例の方がよく耳にする。
 というわけで,この言葉,2017年では「×」と判定したい。

・「パズワク」(アルバイト・パート領域)
 これは昔からある話。人によって得手不得手があるので,職場内で互いに協力し合って仕事を乗り切るのは今に始まった話ではない。
 それを今更「パズワク」と新語にする意味がない。この手の話,私が大学生だった頃,「社会学概論」の授業で日本企業の特性として20年前に話していた内容。
 この言葉,2017年では「×」と判定したい。

・「Live(ライヴ)ラリー」(進学領域)
 現在,私は大学生ではないので,大学図書館の状況について調べることはできない。しかし,現在の大学生の読書量があまりにひどい状況(1日の読書時間ゼロが49.1%=第52回学生生活実態調査(2017))のなか,大学図書館を活用しているとはてとも思えない。
 本を読まずに仲間と討論する場を提供している,読書時間が少ないので図書館に訪問してくれる機会を増やしたい,という形で大学図書館が変化しようとしているのは想像できるが,「Live(ライヴ)ラリー」はないだろう。
 本来なら「×」としたいが,実際に図書館を見ていないので「保留」としたい。

・「おいし援」(飲食)
 これってさぁ,今に始まったことではないでしょう。東日本大震災のとき「東北の品を食べて援助しよう」という動きもあったし,それ以前にも「おいしいものを食べるなら,店探し・食材探しの努力する」人はいる。
 この文言の説明でも「どうせ食べるなら地方貢献できる方がいい」という人が多いと出ているが,アンケート調査で「どうですか?」と尋ねられて「×」と回答する人は当然のことながら少ないでしょう。「"できれば"貢献する」なのだから。
 なので,この言葉,2017年では「×」と判定したい。

・「バーバー新時代」(美容領域)
 上野界隈を歩いていて,この「バーバー新時代」に合致する理容室の前を通ったことがある。予約制でおしゃれな店内。入り口カウンターにはバドワイザーの小瓶が置いてあった。
 まさしく,「バーバー新時代」の説明書きのとおりの店だった。
 しかし,私の知りうる範囲,この店一軒だけ。他に走らない。もっとも,私自身はこのような領域とは無縁な人間だから致し方ない。
 理容室がその町の情報の集積地だったり,コミュニケーションの場だったりするのは,落語『崇徳院』で承知のとおり。
 また,髭剃りの有無程度で理容室回帰というのもどうかなぁ。
 「×」としたいが,判断するには情報が少なすぎる。「保留」としたい。

 以上見てきたが,「◎」なのは,「リビ充家族」のみ。残りは「×」(「保留」2件を除く。)。
 1年後を予測するのすら難しい。先日発表の「2018年のトレンド予測」,どこまで予測できるか。 

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