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[Life]その2 お年玉とTVゲーム

 毎年,お年玉をもらっていた。私の小さい頃の話。
 幼稚園の頃から中学生くらいまで,私はもらったお年玉,それも全額を母親に預けていた。
 特にどうというわけではないが,何もためらいもなく,母親に渡していた。

 正月。友人たちは,お年玉をもらうと,それでいろいろな物を買っていた。プラモデル,ラジコン,TVゲーム等々。
 私は,手元にお金がないので,そんなものとは無縁の生活。特にTVゲームなんか本当に無縁だった。
 そのためか,我が家の敷居をまたいだTVゲームは1台しかない。それも,ファミコンが世の中を席巻しだしたとき,任天堂のテニスゲーム(あの黒い縦棒が上下に動くいて,ボールに見立てたドットが左右を行ったり来たりするもの)を,母親がどこからかもらってきたのだ。

 でも,これって,一人じゃできないじゃん。私が二つのコントロールを持って,テニスゲームしても全然面白くない。一ヶ月もしないうちに,そのTVゲームは納戸にしまわれた……。

 で,お年玉はどこへ行ったのか……?

 母親が入院して,初めて知った。
 私の名義で通帳を作り,そこに貯金していてくれた。たまに,家計が苦しく,お金が足りないときは借りたときもあったようだが,後日返してくれたようだ。
 ある程度お金が貯まったら,定期預金にして,少しでも増えるようにしてくれた。

 そんな話を母親が入院して,病室で聞いた。通帳には,そこそこまとまったお金があった。でも,正直,私はそのお金,中学生や高校生の頃欲しかったなぁ。そうすれば,いろいろと我慢せず,友人たちと遊びに行けたり,それこそ,任天堂ゲームウォッチが買えたりしたはずなのに。

 母親が亡くなった今,その通帳を渡されても,めったやたらには使えないじゃん。

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