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やる気のない最近の私

 最近,どうも,やる気というのが起きない。特に仕事に関して。
 昔は,面倒な仕事でも,何かしら,自分のために有益なこと-面白いこと-を見つけて,少しでも楽しめるように仕事をしてきたつもりではある。
 しかし,ここへ来て,急転直下,仕事が楽しめない状況が生じてきた。

 コンプライアンス,"法令遵守"という奴である。

 私の仕事,分担というのは,或る意味,「ドラえもん」に似たところがある。
 同僚から「何とかしてくれ」と言われれば,できる範囲で何とかしなければいけない。勿論,法律や道徳には則ったうえで,ある。この辺は間違いなきように。
 何とかしようとして,自分の思い描くとおり,同僚の希望以上に仕事ができたときの歓びというのは,どこぞのクレジットカードではないが,「プライスレス」である。
 人の思いに応える,自分の能力を発揮できるというのは,仕事をしていく上で「目には見えない」,「数値には表れない」ものである。それを人は「やりがい」だとか「達成感」だとか言っているらしい。

 しかし,ここへ来て上層部が急に「コンプライアンスは守らなければいけない。」なんて騒ぎ出したものだから,私のような下々の者は,守らざるを得なくなってしまった。
 今までは,「本当はいけないことだけれど,事業を円滑に進めるために良いでしょう。」と上層部が目をつぶっていたものが,
 「いけないことは,やってはいけないのだ。」
 と,身動きの取れない状態に。

 そのため,私のところに「何とかしてくれ」と助けに請う人々に対し,
 「やってあげたいのは山々だが,できない。」
 と断るハメに。

 これは心苦しいこと。やりたくてもできない,ということが,この春から始まり,悶々とする日が続く。
 私が動けば,仕事をすれば,その度ごとに壁にぶつかる。やりたくてもできない。どうする?どうする?

 結局,私は動かないよう,息を潜めながら仕事をするようになった。目立てば目立つほど,自分の心が痛む。
 だったらやらない方が良い。
 本当は,こんなこと,良いこととは言えない,と言うのは分かっているんだけどね。

 山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。

 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。

 ふと,こんな文章を思い出した。
 読んだことはないが,頭の片隅に残っている。夏目漱石の『草枕』の冒頭。
 どういう趣旨で,この文章から始まったのか,未読の私には知る由もない。
 しかし,今,仕事をしている私にとって,この文章は,私の心の内を表現している文章ではある。

 仕事もしたくないし,何をすると言う当てもないので,今日は早寝でもするか……。

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