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【Jブンガク】『舞姫』森鴎外

09/04/16 Jブンガク より
『舞姫』森鴎外

 「まことの我は,やうやう表にあらはれて,きのふまでの我ならぬ我を攻むるに似たり」

 依布サラサ曰く,「今昔男女物語な本」

サラサ「つらいなぁ……。」


 1890年に出版された「舞姫」。作者は森鴎外。
 これは,鴎外自身がドイツへ留学したときの体験をモデルに書かれた作品。
 公人としてドイツへ派遣されエリートコースを歩んでいた豊太郎。ある日,貧しい踊り子・エリスと出会い,恋に落ちてしまう。
 しかしこの恋ゆえに,豊太郎は職を失ってしまう。
 ある日,友人・相澤の勧めから,彼は帰国のチャンスを得る。出世か,それともエリスとの愛か……。彼は思い悩んだ末,ついに帰国を決断する。
 しかし,エリスはショックで錯乱状態になってしまう。実は彼の子を身ごもっていたのだ。エリートコースと自由な生活との狭間で引き裂かれたい悲恋の物語である。


     *     *     *

 仕事を取るか,ロマンスを取るか?

キャンベル「どうして,『今昔男女物語な本』なのか?」
サラサ「どうしても自分は女性なので,エリス目線で見てしまう。」

 友人相澤から豊太郎が帰国すると知らされたエリスは正常心を失ってしまう。

サラサ「帰国するというのを,友人相澤経由ではなく,本人の口から聞きたかった。」

 我母は余を活きたる辞書となさんとし,我長官は余を活きたる法律となさんやしけん。

 エリートの豊太郎は貧しい踊り子エリスとの恋がきっかけで仕事を失う。→ 破滅に写る。

一刀両断 「~は忍ぶべからず」

 当時,海外に出ると言うことは,日本の代表として,日の丸を背負うことと同じ。
 海外での経験や恋愛を通じてもう一人の自分を発見する。

 相澤謙吉が如き良友は世にまた得がたるべし。
 されど,我が脳裡に一点の彼を憎むこころ 今までも残れりけり。

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