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【ことば】「かわいい」と「かわいそう」

10/01/11 NHK教育テレビ「ことばおじさんのナットク日本語塾」より

 「おいしい」と「おいしそう」は意味が似ているのに,「かわいい」と「かわいそう」は意味が似ていないのはなぜでしょうか。

 現在では,「かわいい」は「愛らしい」という意味,「かわいそう」は「気の毒」という意味で使われている。
 しかし,元々の意味は,
 「かわいい」は「気の毒」,
 「かわいそう」は「気の毒なさま」,
 という意味だった。

 「顔映(は)ゆし」=「恥ずかしい」が語源。

  ↓

 鎌倉時代になり,
 「かわいい」=「気の毒」 ← 「恥ずかしくてまともに見られない」
 「かわいそう」=「気の毒なさま」
 と使われるようになった。

 室町時代になると,
 「かわいい」=「あいらしい」 ← 「気の毒で放っておけない」
 「かわいそう」=「愛らしいさま」
 という,使われ方になり,

 江戸時代になると,
 「かわいい」=「あいらしい」
 「かわいそう」=「気の毒なさま」
 と意味が変化していった。


     *     *    *


 意味合いが変化していく言葉には,他にも例がある。
 「ぼける」も「ほれる」も漢字では,「惚」という字をあて,「惚ける」,「惚れる」という。
 元々は,平安時代,「心が放れる」から,放心状態の意味をもち,「ほれる」・「ぼける」両方の意味を持っていた。
 室町時代になり,「ほれる」が「相手に夢中になる」,「うっとりする」という意味になっていった。
 一方,「ほれる」→「ぼれる」→「ぼける」と「惚ける」に変化していく言葉もあった。

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