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【Jブンガク】『好色一代男』井原西鶴

09/04/14 Jブンガク より
『好色一代男』井原西鶴

 「女護の島にわたりて抓(つか)みどりの女を見せん。」

 依布サラサ曰く,「R指定 懲りない恋の船出な本」


 舞台は元禄時代(17~18世紀初頭)。町人主体の享楽的な文化が花開いた。
 世之介はプレーボーイ。生涯を通じて情を交わした相手は,女3742人,男725人!
 家族は居ないが,優しく美しき女を求めて諸国をさすらう。
 そして,世之介60歳,ついに女だけが住む女護の島へと船出する。
 西鶴は江戸時代の文学に現実的で娯楽的な詳説と言う新たな世界を開いた。


     *     *     *


 世之介は,大阪だけでなく,諸国を歩き,性愛の旅を続ける。この旅を通して当時の人々の人生と心を機敏に描いている。

 どうして,「R指定 懲りない恋の船出な本」なのか?
 サラサ「性描写に『はずかしい』と感じる。」

 当時の強壮剤や媚薬,男の子の産着などを「好色丸」という名の舟に載せて,女だけの住む島へ旅立った。

一刀両断 「それこそ願ひの道なれ」


 浮き世に野心残りはない。親もなく,子もなく,定まった妻もいない。→ 寂しさを感じる。

 ラストについては,いくつかの解釈ができる。
・人生に対する悲壮感を描いたもの。
・『源氏物語』のパロディーとするもの。
・仏教では,「補陀落渡海(ふだらくとかい)」といって,海の彼方にあるとされる観音浄土を目指し大海に出る(入水往生)というものがある。これに見立てたとするもの。

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