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【Jブンガク】『三四郎』夏目漱石

09/04/01 Jブンガク より
『三四郎』夏目漱石

 「其翌日から三四郎は,四十時間の講義を殆ど,半分に減して仕舞った。」

 依布サラサ曰く,「日本版 渋い不思議の国のアリス」


 『三四郎』の作者は,夏目漱石。『坊っちゃん』,『吾輩は猫である』といった数々の名作を生み出した作家である。
 これは熊本から上京し,東京帝国大学に入学した小川三四郎の物語。
 同郷の先輩である野々宮,高等学校に勤める広田先生によって,三四郎は学問の魅力を知る。
 同時に華やかな青春の世界にもひかれてゆく。
 美彌子という女性に恋心を抱くが,彼女に翻弄されるばかりでその思いは届かない。
 三四郎がつぶやく「ストレイ・シープ」は,この時代の迷える若者の心情を表している。
 明治の東京を舞台に,勉学,恋,都会の生活に戸惑いながら,徐々に成長していく三四郎である。


     *     *     *

キャンベル「なぜ,『不思議の国のアリス』なの?」
サラサ「三四郎が熊本から上京する列車の中で見た光景が『アリス』に通じるものがある。」


 三四郎は,上京して三つの世界が出来たと表現している。①故郷,②大学,③東京での生活
 三四郎はひょんな事から女性と一夜を共にした。しかし,「あなたは余っ程度胸のない方ですね。」と言われてしまう。
 美彌子 三四郎が恋心を抱く女性。告白出来ず,別の男性と結婚してしまう。

キャンベル「酒を飲んで語り合いたい男だ。」


一刀両断
「愚の至りだ。」

 勉強への憧れと嫌悪感がミックスされて描かれている。
 前近代と近代を結ぶ橋渡しとなる一冊。

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