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【緊急提言】小学校で「外国語」を教えるより「安全」を教えよう。

 ここ最近,マスメディアの報道は,私たちの身近に迫る危機を中心に取り上げているような気がする。

 食の安全。食品に混入物が含まれているなどと言って,いろいろな食品が取り上げられた。

 医療。救急車を病院に搬送しようとしても,病院側は医者やベッドが足りないため断らざるを得ない。その一方で軽易なケガや病気の初期段階などで,救急車をタクシー代わりに使う人々もいる。

 犯罪。犯罪件数ほど少ないが,凶悪性の高い事件が増えている。想像もしなかったような物を用いて,不特定多数の人々を殺傷する事件もあったりする。
 凶悪な犯罪を起こしながらも,日常と変わらぬ態度のまま生活を続ける犯人……。

 災害。今までの経験からなら大丈夫と思っていた災害想定を超える雨量や大規模な地震。被害を受けた方々に対する物心両面でのケアが必要となってきている。

 そんな事件や事故を目にする度,最近,思うようになった。
「これからは,"安全"について学ぶことが必要になってきてはいないか。」

 今まで,交通安全教室や避難訓練などで安全について,学校で勉強する機会はあった。
 中学校へ行けば,「保健」という教科で人間の体について学ぶ機会はあった。
 給食指導で,バランスよく食事することの重要性は学んだ。

 しかし,トータルとして,安全に生きるための必要な知識を学ぶ機会はない。交通安全教室や避難訓練は,ある意味イベントのようなもの。「保健」の授業では「性」や「家族」について学ぶこともあるので,医療について,どこまで学ぶかは未知数。給食指導と言っても,給食の時間内に配膳・食事するだけで精一杯だ。

 私は,「安全」について,系統的に学ぶ授業があり,そこで学んだ知識が社会人になっても生かすことができれば,事故の被害拡大を防いだりできないだろうか,と考える。

 例えば,基本的な医療知識を多くの人々が共用できれば,怪我をしたときの応急処置や救急車を呼ぶ際,ポイントを適格に抑えた連絡ができないだろうか。
 食についての安全知識があれば,食材のにおいを嗅いだ瞬間に,「この食材は危ない」と飲食を中止できないか。
 防犯の知識があれば,事件を未然に防ぐ行動が取れないだろうか。

 おそらく,それぞれの官公庁などでは,注意喚起をしているだろう。パンフレットを配ったり,啓蒙する講座を開催したり。でも,それだけでは,日本人の「安全」に対する基礎知識は向上しない。興味ある人間は知識を吸収するが,興味ない人は何も知らないまま人生を過ごす。「安全」に対する知識の格差が広がることだろう。

 全ての日本人があまねく正しい「安全」に対する知識を得るために,「安全」という教科を設けることはできないだろうか。小学校で英語を教えるよりも,総合的な学習の時間を設けるよりもよほど,身近で実用的な科目だと思う。

 ただ,この「安全」という科目には欠点がある。常に最新の情報を集めながら授業を行わなければならないので,教科書検定制度に馴染まない。「安全」で括られる守備範囲が広すぎて,担当教員に負担がかかる。

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