【Big Wed】世界陸上大阪。国内大会が遺したもの
一週間の気になるスポーツニュースをピックアップ,【BigWednesday】。
今週も,世界陸上の話題からしようか。
今大会,メダルを期待していた選手は軒並み不調。予選落ちが目立ち,メダルを期待されていたハンマー投げ,室伏も6位(8/27,記録80m46)入賞止まり。私は,池田久美子に注目していたが,彼女も予選で姿を消した(8/27,記録6m42)。
しかし,私はこの結果は,順当のようにも思えてきた。世界大会で視聴率を稼ぐためには,出場する日本人選手をクローズアップして,視聴者の期待を煽るしかない。これは,日本のマスメディアの常套手段。かつてのトリノ・オリンピックがそうである。
このやり方,ある意味,仕方ない。注目を浴びなければ,昨年の世界バスケのように,世間のニュースに埋もれてしまう。ただ,マスメディアに振り回された選手は,練習時間を割かれ可哀想だ。
ただ,今回の世界陸上,気になるというか,興味深いことがある。今回期待された選手の多くが,「黄金世代」と呼ばれる1980年生まれ。実は,彼らが11歳の時,1991年,東京で第3回世界陸上が開催された。当時は日本テレビが世界陸上を連日放映。世界トップクラスの競技をテレビで見ることができた。長嶋茂雄さんの「カールゥ~。」は有名なエピソード。
もしかしたら,この東京での世界陸上が,今回の黄金世代を生み出したきっかけになったのではなかろうか。
テレビで目の当たりにするハイレベルの陸上競技。その姿を見て,自分も走ってみよう,飛んでみよう,投げてみよう,思ったのではないか。そして,始めた陸上競技。いつかは,自分も世界レベルの大会でメダルを取ろう。その気持ちが16年の時を超えて,今回の大阪に繋がったのではないだろうか。
と言っても,その裏付けをするものは何もないが。
今回,大阪での世界陸上を見た少年少女たちが,10年後,いや,もっと後かもしれないが世界大会でメダルを取り,
「大阪の世界陸上を見て,陸上選手になろうと思いました。」
と言ってくれれば,今回の惨敗も決して無駄にはならない。
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