【Big Wed】世界陸上大阪。惨敗,もう一つの理由
世界陸上大阪。日本人選手,惨敗のもう一つの理由。思いついたので,ここに付しておく。
今回,日本人選手が惨敗した理由をひとつ,私が挙げるとしたら,
「今回の世界陸上が,北京五輪の前年に行われるから。」
世界陸上は,五輪開催と重ならないよう,2年に一度,西暦の奇数年に行われる。
したがって,
・五輪の前年に行われる世界陸上
と
・五輪の翌年に行われる世界陸上
と2種類,世界陸上がある。
なぜ,「前年」と「翌年」の二つに分けられるのか。多くのトップ・アスリートは,五輪に照準を合わせて,自分のレベルを持ってくる。そのため,五輪の翌年は,肉体のメンテナンスに宛て,世界大会に出場しない選手がいる。五輪翌年の世界水泳に,ソープが出場しなかったことがあるのはそのせいだ。また,為末がメダルを取った世界陸上も五輪の翌年に行われた大会。「○○いぬ間に……」というものだ。
五輪の2年後,西暦の偶数年になると基礎からじっくり体作りを行う。筋肉の付け方を変えたり,フォームを改造したり,より高いレベルで試合に臨むため,体を作り上げる。この期間に行われる大会へは,本気で出場することはない。時たま,トップアスリートが世界大会で負けることがあるのは,この時期が多い(気がする)。ただ,本人は,現状をチェックするために出場しただけであって,負けても大きなショックはない。むしろ,修正点が早く分かるので嬉しいのではないか。
五輪の3年後,つまり,次の五輪の前年,トップアスリートはすこしずつ本気を出してくる。様々な大会を通して,自分のレベルをチェックしながら,次のレベルに足りないものを探す。そして,五輪の国ごとの出場枠を決める大会,国内での出場選手を決める大会など,真剣勝負が行われる。多くの,いや,五輪を目指す全てのトップアスリートは,世界大会に出場する。だから,レベルは高い。
で,今回の世界陸上。
五輪の前年に行われる大会は,来年を見すえて,トップアスリートが集結する。興行側としては「世界のトップアスリートが大阪に」と宣伝できるが,その分,日本人選手は苦労する。結果は皆さんの承知の通り。
辛い結果かもしれないが,受け止めるしかない。
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