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【ぐるパ07夏】その1+ 未来科学技術情報館

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07/08/18
未来科学技術情報館

 【ぐるパ07夏】その1+ は,損保ジャパン東郷青児美術館のほど近く,別の高層ビル内にある,未来科学技術情報館を訪問することに。

 前回の【ぐるパ07春】では,科学系の博物館に行くことが非常に少なかったことを反省し,訪問することに。平和祈念展示資料館も新宿新都心内にあるが,以前訪問したので遠慮した。

 で,未来科学技術情報館。入館して数秒で退館したくなった。入場無料なのでなおさら出たくなった。
 理由は,館内が「情報館」ではなく,ただの「子どもの遊び場」と化していたからだ。

 最近の科学系の博物館は「化学の理論を元にした実験器具」を,子どもたち自らが体験,科学に親しめるような作りになってきている。
 しかし,実際は,そのような体験型の博物館のほとんどが「子どもの遊び場」で終わり,科学に親しむ,なんてことはない。

 考えてみれば,確かにそうだ。私たちが普段生活していて,科学の理論を念頭に置きながら生活はしていない。道具となって存在する以上,道具でしかないのだ。
 私の使っている,このインターネットも,元は軍需産業から発生したものだ。しかし,ブログの記事を書きながら「これは軍需産業の賜物だなぁ。」などといちいち考えない。「早く記事を書かねば」としか思っていない。
 蛍光灯を点ける際,「この蛍光灯の灯りの3分の1以上が原子力発電なんだなぁ。」なんて考えない。暗いから点ける,ただそれだけだ。

 子どもたちも,科学系の博物館で遊んだら「○○が面白かった」と作文には書くものの,「○○の仕組みは△△だ」なんては書かないだろう。たとえ,「仕組みが分かってためになった。」と書いても,数日で忘れ去られるだろう。そんなものだ。

 子どもたちに,親しんでもらいつつも科学の原理を理解してもらう。科学系の博物館にとって難しい問題だが,この命題を解決しない限り,科学系の博物館は,何事もできないまま「子どもの遊び場」化してしまう。走り回り,ものを振り回し,大声を上げ,まるで,動物園かのような状態は見苦しいものがある。同行している保護者の力量というのもあるが。

 閑話休題。

 この未来科学技術情報館。この12月をもって閉館する。まだ,行っていない人は是非訪問を。科学系の博物館の現状がどのようなものか実感できるはずだ。
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コメント

 ここは施設としてはとても中途半端ですね。科学館としては狭すぎるし,資料が多いわけでもなく,専門家の先生や学芸員みたいな人が常駐しているわけでもなく,印象としては「ショウルーム」。実際,(財)日本原子力文化振興財団が運営していて,原子力利用の理解増進のためのショウルーム,と言う意味合いもあるようです。
 でも,そのコンセプトが前に出せない。
 イベントについても,子ども向けの科学実験本や,どこの科学教室でもやっている「定番」ネタばかりで,方向性など,何も感じられない。

 親にとっては,「タダで子どもを遊ばせて,お土産が手に入る場所」として,適当に便利に利用させてもらっているのでは?

 22日,23日には,防災科学技術研究所の研究者が来て,本格的な実験ショーをやります。こういうイベントが週替わりに来れば,もっと面白いのに……。例えば,いろんな研究所が交代でイベントを担当し,自分達の仕事を市民に知っていただく窓口として活用するとか,そんな使い方ができれば,もうちょっと活路があったのでしょうけど。

投稿: なかを | 2007年9月17日 (月) 15:19

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