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第12回東西落語研鑽会

Stage 05-09

05/03/20
第12回東西落語研鑽会
よみうりホール
評価は(★10個で満点)
★★★★★ ★★★

○入船亭 扇遊 「片棒」
◎笑福亭 鶴瓶 「青木先生」
○柳家 小三治 「小言念仏」
(お仲入り)
寿獅子
△桂 春団治 「野崎参り」
◎林家 こぶ平 「一文笛」

 なかなかチケットの取れないこの落語会。何とかチケットを取り,2階席へ。
 この日の落語会は,ネタ出しなし。そのせいか,鶴瓶は,のびのびと「青木先生」を演じました。
 小三治師匠は,小さんと小三治,正蔵の関係を話していきながら混乱していく。それもまた狙い。

 そして,いよいよこぶ平最後の高座。定席末廣亭に続き,ホール落語でもこぶ平の最後を見取ることが出来ました。
 まずは,小三治師匠の思い出を語ります。真打昇進の試験を受けた際,唯一,昇進を認めたのが小三治師匠だとか。こぶちゃんは,実力で上を勝ち取るのではなく,肩書きが彼を作っていくと言うのを,いち早く見抜いたのだろう。
 というのも,彼の落語は,決して完成されたものではなく,まだまだ発展途上。得意の人情噺は聞いていて面白いが,でも,まだ聞いたことないけれども花魁の出てくる噺こぶちゃん,どう演じるのだろうか?小朝師匠のような艶っぽさがないだけに非常に心配。
 それでも,今回,正蔵を継がせたのは,おそらく,肖像の名前が彼を落語家として大成させるのではないか,と周囲が感じたのだろう。勿論,彼の落語は,上達してきた。私はこの東西落語研鑽会くらいしか,聞いていないが,「宗論」を聞いたときなんぞは,ひどく落胆したものだ。それでも,彼のがんばりにより,ここまでやってきた。そして,この後の伸びしろを期待した上での,正蔵襲名なのでしょう。

 こぶ平最後のネタは「一文笛」。
 人情噺として,しっかりと演じきって,こぶ平最後の落語を終えました。

 九代目林家正蔵に一言。
 もし,このブログを読むことがあったら,私からはこの言葉を贈りたい。
「林家正蔵の看板は重すぎます。だから,あまり生真面目に考えず,のんびりゆったりと構えましょう。
 現役時代,いろいろと避難中傷をしてくれる人もいるでしょう。
 でも,最後の最後,九代目が亡くなって,ファンの一人でも『九代目の芸は良かった』と言ってくれる人がいたら,正蔵さん,あなたの勝ちです。それまで,我慢しなければいけないのがちと辛い。」

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