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さらば,TTY Forum

 もうすぐ,3月も終わる。
 この3月,NIFTY SERVEのひとつの歴史が終わる。

 NIFTY SERVEに入会したのは,今から約10年ほど前。友人がNIFTY SERVEに入社したのがきっかけ。
 友人同士連絡を取り合うのに,今までは電話が基本だった。しかし,会社勤めを始めると民館に就職した友人はみな帰りが遅く,なかなか連絡がとれない。まだ携帯電話も今ほど普及していないため,連絡を取り合うのはなかなか難しい。
 そこで,NIFTY SERVEの登場。電子メールで相手のIDに送れば,友人は都合のいい時間にメールを見ればOK。今となっては当たり前のことが,当時としては珍しい代物だった。

 NIFTY SERVEの電子メールは,友人との連絡を取り合うのに非常に楽となった。また,NIFTY SERVEの掲示板機能PATIOを使うと,みなでいろいろと書き込みができ,日頃思っていることを書き込めたりした。

 当時は,回線接続の電話代とNIFTY SERVEの料金が1分いくらという感じで料金が取られた。そのため,いかにして電話に接続している時間を短くすべきか,NIFTY SERVEの自動巡回ソフトが販売されていたりした。
 私が使ったのは,EmNifty。ちょっとマイナーなソフトだが,私にとっては非常に使い勝手がよかった。

 NIFTY SERVEには,Forumという会員限定の掲示板機能があった。さまざまな分野ごとの同好会で,今で言えば「2ちゃんねる」のような物だった。「2ちゃんねる」との違いは,書き込む人間が特定されること。NIFTY SERVEの会員でなければこのForumは見ることも書くことも出来ず,IDが表示されるので,誰が書いたか,特定できる。そのため,各フォーラムごとに世話人がいて,円滑な運営を行っていた。

 しかし,時代を経るごとに,インターネットが普及。そのあおりを受ける形で,NIFTY SERVEのForumは徐々に衰退していった。発言は日を追うごとに減り,だんだん寂しい状況に。時代はインターネット。掲示板は「2ちゃんねる」というようになっていった。

 そして,ついに,@niftyはForumの終了を発表。この3月31日を持って終了する。
 私は,運良くこのNIFTY SERVEのForumを通じて,友人の輪が広がっていった。今でもメールの交換をしたりする。Forumのよいところは,クローズドだが,その分アットホームなところ。安心して参加できるというところ。
 インターネットの掲示板が匿名化されることにより,速報性がおのずと強化されたり,いろいろな意見が出されるようになったが,その反面,言い逃げ。無責任化されるようになった。現在,この悪しき風習はマスコミにも波及し,「マスコミ論調2チャンネル化」なんてことで,ラジオ番組で討論されるということもありました。

 NIFTY SERVEのForumがなくなることで,インターネット掲示板の果たす役割が変わった。と同時に,一つの問題が生じる。「90年代を映し出すものが消えてなくなる」ことだ。ちょうどNIFTY SERVEのForumが華やかな頃は,1990年代。当時の風俗・状況を映し出すものとして,Forumの発言は非常に有用である。Forumには,ライブラリ機能があり,その発言のほとんどは,蓄積され,後に発言を読んだり検索したりすることが出来た。しかし,Forumがなくなることで,このライブラリも消去され,90年代を象徴するものがなくなる。これは,後に歴史を学ぶ際,不都合が生じないだろうか。
 以前,80年代の10年間を舞台にドラマが放送された際,大道具・小道具を探すのに苦労したという。今度は90年代をこの世から抹殺するようにしか思えない。せめて,何らかの形(まぁ,HPという形しかないが)で,発現の保存をしていかないと,10年後,20年後困ることにならないのだろうか。

 年老いて,自分の人生を振り返る際,何もないとそれはそれで悲しいものである。
 私にできることは,興味のあるForum発言を自分のPCに取り込むこと,ぐらいである。

 Forumよ,さらば。

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