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駅からハイキング「下町『荒川』新発見の旅」

 「駅からハイキング」って,参加するのは楽しいんだけれど,その前後が大変なんだよなぁ。
 前日は,荷物の準備。リュックには,地図(ぴあレジャーMAP),手帳,ドリンクホルダー(500mlのPETボトルをぶら下げる紐),タオルなどを詰め込む。ウエストポーチに財布など貴重品を入れておく。携帯電話はデジカメ兼用なので予め充電。翌日のルートを大まかに把握してどこか立ち寄れるところはないかと,ネットや自前のデータから検索。その上,休日の割には早起きしないといけないので早めに就寝。

 当日は,心地よい疲れが体を包み,あまり使い物にならない。とりあえず,リュックの中の荷物を全部部屋にぶちまける。

 翌日以降に,データの整理。ブログの書き込み。これがまた大変。先日の「樋口一葉(上野~池袋)」編,なんだカンダと書き始めてから,1週間かかってました。もう,このままだと,この先思いやられます。まぁ,あまり肩肘張らないよう気をつけてますが。

 本日お届けするのは,2004年12月4日に参加してきた,駅からハイキング 「下町『荒川』新発見の旅」です。
 今回もあちこち寄り道してきました。そのせいか,書くことがたくさんあります。また,執筆に時間が奪われる……(汗

 スタートは日暮里駅。2004年は春に来訪。というのも,日暮里駅前の駄菓子問屋街がなくなるので見納めに行って来ました。その後の駄菓子問屋街,どうなっているのか興味があったので,まずはそこから覗いてみました。
 駄菓子問屋街のあったところは既に工事が始まっていました。そのため建物は壊されていました。ただ,工事箇所のすぐ隣のビルで,駄菓子問屋が一件営業していました。おそらく,再開発後も営業は続けていくといったお店の一軒でしょう。

 駅前に戻り,ロータリーをぐるッと回ってルートに参加。この駅,ロータリーを回って感じたのは昔ながらの緑とクリーム色の都バスしかないんです。あの,新宿や渋谷だとみな広告ラッピングバスばかりですが,ここは広告効果がないとみえ,昔ながらのバスのみ。都バスはやっぱりツートンカラーだという人,日暮里に来ると見られます。


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 最初の目的地は「1 書道博物館」。「書道」というテーマで博物館を作る,そしてお客さんを継続的に呼ぶ,というのは難しいのではないか?なんて思いましたけれど,なかなかどうして,面白いものを発見しました。
 ちょうど,私が行った時秋季特別展「淳化閣帖-王羲之の書-」が開催されていました。これがすごい!!
 王義之(おうぎし)って誰?私は初めて知る人でした。何でも「書聖」と評される人で,唐の太宗(李世民)がたいそうお気に入りでした。彼の書を収集し,太宗が死んだとき,王義之の書をすべて一緒に陵墓に埋めてしまったと言われています。今残っている書は,王義之の書を写したものだということ。今と違ってコピー機のない時代。写本も大変だったらしい。そこで,写本の出来の良し悪しというものがあるみたいです。最高級の写本は世界にふたつあります。そのうちの一つが,この書道博物館で展示してありました。もう一方の写本は,先日,上海美術館がオークションにて5億円で落札。つまり,書道博物館のそれも約5億円の価値があるのでは。
 この説明が展示の脇にしてありました。その説明を見るまではぽか~んとして見ていたのが,思わずひれ伏してしまうような作品に見えてきます。特別展が終了してしまったので,今は見られませんが,私はラッキーでした。

●●●【名    称】書道博物館
●●●【所  在  地】台東区根岸2丁目10番4号
●●●【 電話番号 】(03)3872-2645
●●●【 入場(館)料 】500円
●●●【開場(館)時間】09:30~16:30(入館は16:00まで)
●●●【定 休 日】月曜日(祝日と重なる場合は翌日),12月29日~1月3日,特別整理期間等
●●●【最 寄 駅】JR鶯谷駅(北口)徒歩5分

 この書道博物館の前には子規庵なるものが。何かよく分からずに覗いてみることに。
●●●【名    称】子規庵
●●●【所  在  地】台東区根岸2-5-11
●●●【 電話番号 】03-3876-8218
●●●【 入場(館)料 】500円
●●●【開場(館)時間】10:30~12:00, 13:00~16:00
●●●【定 休 日】月曜日(祝日と重なる場合は翌日),8月夏季休庵期間・12・1月冬季休庵期間
●●●【最 寄 駅】JR鶯谷駅(北口)徒歩5分

 ここは正岡子規の旧居を保存するものだとか。正岡子規といえば有名な歌人。私にとっては「野球」という言葉を初めて使った人というイメージが強い。何せ野球選手でもないのに日本野球の殿堂に入った,珍しい人のなのだから。その松岡子規が病室兼書斎として使用していたのがこの子規庵。第二次世界大戦の空襲で焼けてしまったけれど,その後再建。現在に至っています。
 子規の病室から小さな庭を望めば,様々な庭木があり,四季の移り変わりが感じられそうです。冬の最中の訪問で,あまり庭は華やかではなかったけれど,落ち着いた感触が素敵でした。

 庭も回ることができるというので庭に回りました。庭には空襲から免れた土蔵があります。子規の病室からの視界に外れたところにはプレハブ小屋があり,そこではおみやげや軽食が売っていました。子規庵からの視界から見えないとはいえ,庭を回ってきた客が興ざめするような近代的なプレハブ。ちょっと閉口。中を覗く気も失せる。足早に外へ出る……。
 出た目の前には「休憩○○○円 宿泊○○○円」の看板とホテルの入口。
 …………。

 本日のルートの道すがら近所にねぎし三平堂があるという看板を発見。確か,ねぎし三平堂は「ドーもスイません」ということで水曜と土曜しか空いていないはず。今日は運良く土曜。これは行かなくては。
●●●【名    称】ねぎし三平堂
●●●【所  在  地】台東区根岸2-10-12
●●●【 電話番号 】
●●●【 入場(館)料 】600円
●●●【開場(館)時間】11:00~17:00
●●●【定 休 日】月曜・火曜・木曜・金曜
●●●【最 寄 駅】JR鶯谷駅(北口)徒歩5分
 林家三平さん,いろんなもの残してるんですねぇ。出演したテレビ番組の台本は全て保存してあるとのこと。へぇ~。そのほか,林家三平さんにまつわる品々がいっぱい。いくつかボタンを押すと(レコードなど)音が出たりする仕掛けがあったのだが,なぜか音が出ない。電源の入れ忘れか?まぁ,いいか。

 受付の掲示板に三平堂での落語会の案内が。そういえば,上の展示室には高座があったなぁ。
「この落語会毎月やっているんですか?」と聞くと,
「えぇ,毎月第三土曜日にやってます。ぜ(是非),いらしてください。」と受付の親父さんの声。
江戸弁がいい。

 最初に3つも博物館を回ったせいか,だいぶ後れを取った。後半にもう一つ控えているのに。
 「2 日暮里繊維問屋街」は,様々な衣料品店や問屋が並ぶ商店街。「3 夕焼け小焼けの塔」……,「塔?」確か,この駅からハイキング募集のパンフレットには「夕焼け小焼けの碑」で載っていなかったっけ?前日,ルート確認の予習の際,「夕焼け小焼けの碑」でインターネット検索したら日暮里とは関係ない地名が出てきて焦ったものでどこにあるのやら?なんて考えていました。ま,あったので安心しました。

 この辺は,ハングル文字の看板の店が目立ちます。なぜだろうと思ったら,東京朝鮮第一初・中級学校があるのか。なるほど。学校を中心にハングル文化圏のコミュニティかぁ。納得。三河島駅辺りから荒川仲町通り商店通りもハングル文字多し。都電荒川線荒川一中前から「4 ジョイフル三ノ輪商店街」に入る。ちょっと前に「出没!アド街ック天国」で紹介された街。アーケードの雨よけを見て,「これがテレビでやっていた雨よけかぁ」なんてテレビでもマイナーなところをチェック。

 「5 荒川総合スポーツセンター」では「あらかわの伝統技術展」を開催中。荒川区のみならず近隣区の伝統工芸を紹介してます。ちょうどイベントとぶつけてきたのね,駅からハイキング。
 荒川総合スポーツセンター周辺は,かつて東京スタヂアム(「東京スタジアム」でないことに注意)のあった場所。

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 以前,「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で,この東京スタヂアムの思い出を語る話がありました。住宅街に作ったスタヂアム。ナイターが終わる頃になると「お~い,スタヂアムの電気が消えるぞ~」と声を掛け合うのだそうです。声を掛け合うと一斉に窓を閉め,家に我が入ってくるのを防ぐそうです。
 その東京スタヂアム,今はなくなっていますが,当時の面影を残すのがこの煉瓦塀。結構,味があります。どことなく,ノスタルジーを感じさせるこの煉瓦塀。この先を歩いてみたくなります……。おぉっと,まだ行くところがあるんだぁ。

 今日,もう一つの目的「6 荒川ふるさと文化館」
●●●【名    称】荒川ふるさと文化館
●●●【所  在  地】荒川区南千住6-63-1
●●●【 電話番号 】03(3807)9234
●●●【 入場(館)料 】100円
●●●【開場(館)時間】9:30~17:00
●●●【定 休 日】月曜・月曜日が祝日時開館し,翌日休館・12月29日~1月4日・館内整理日
 やったぁ。ここも玄関入ると2分で土器,だ。そして,後半はいつもの通り懐かしい昭和を再現したジオラマ。
 ここ荒川区の歴史は,川を使った船による運搬,というのがキーポイントのようです。中世は川から作った野菜を江戸へ運搬。また,宿場町としての一面もある。
 近代に入り,安い農地を買収し,工場を建て,川を通じて製品を東京湾へ運び出す。川との関わりで歴史が見えてきます。

 荒川ふるさと文化館を過ぎれば,後は「7 コツ通り商店街」を抜けてゴールの南千住駅へ。ゴールについて,もうそれっきりだと思った私。南千住界隈を散歩すれば良かったと今頃反省してます。今度南千住を散歩するときは界隈をあちこち歩いてみよう。


(04/12/04)
日暮里駅~書道博物館~日暮里繊維問屋街~夕焼け小焼けの塔~ジョイフル三ノ輪商店街~荒川総合スポーツセンター~荒川ふるさと文化館~コツ通り商店街~南千住駅
約8km

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 都電荒川線の始点・終点の「三ノ輪橋駅」。とはいっても、近くにそれらしい「橋」は見当たりません。そのむかしこの辺りには音無川が流れていて三ノ輪橋も架かっていました。江戸時代以前からこの界隈は宿場町の要素があって、奥州街道を旅してきた人々は三ノ輪橋を渡ると江戸に帰ってきたこと実感したそうです。昭和の始めに音無川は暗渠になり三ノ輪橋のなくなってしまいました。都電三ノ輪橋駅の一つ手前「荒川一中前」は平成12年に開業した駅で、都電では70年ぶりだそうです。ここから三ノ輪橋駅に架けては下町の雰囲気をたっぷり感... [続きを読む]

受信: 2005年7月30日 (土) 12:58

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