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駅からハイキング「樋口一葉が愛した本郷・真砂町を訪ねて~彩づく街に一葉と文人の歴史をめぐる~」

 ここ毎日,「駅からハイキング」の記事ばかりです。
 2004年のレポの残りが「月イチあミュージアム」だけで,それを一所懸命に処理している,そんな感じです。

#その前に2005年が4分の1終わりそうな
#気がする(汗

 あと2,3本ほどで「月イチあミュージアム」2004年版のご紹介も終わります。そうしましたら,2005年のStage,Stadium,Screenのご紹介ができるかと。それまでしばしお待ちを。

 でも,この「駅からハイキング」,始めたら,結構病み付きになりました。毎週末どこかしらで実施しているので,自分の参加できるイベントを申し込めるところがいいです。また,参加費は無料だし(但し,博物館等の入館料は自己負担)。自分が思いつかなかったルートを設定してくれるので,視界が広がります。今回のルートも参加するまで,上野から池袋まで歩けるとは思いませんでした。また,きっかけがなかったため行かなかった場所も何箇所か行けましたし。
 さぁって,今日はどんなルートを通ることやら。

 まずはスタート地点,上野駅です。
 上野駅はここ数年,改装しきれいになりました。Atre上野なんてショッピング外もでき,おしゃれになりました。
 その昔,上野駅中央口改札を抜けたところに「両替屋」なるものがありました。上野駅は東北や上越地方から上京してくる人が多く,東京や地方での冠婚葬祭のために新券を両替することが多かったそうです。その両替を専門にしている窓口が上野駅にありました。1万円札を新券に両替するといくらかの手数料を取られたそうです。
 その両替屋も,今はなくなっていました。私がこの両替屋を知ったのはTBSテレビ「そこが知りたい」という番組で。しばらくして私が上野駅に訪れて場所を確認したのは,昭和から平成にかわる頃。そのときには既になく,窓口はシャッターが下りたまま。その前に移動式の黒板が置いてあり,両替屋の存在を隠そうとしていました。

 で,今回の上野駅改装。もう,影も形もありません。でも,私にとってはその両替屋が合ったという事実は記憶に残っていますし,上野駅が上京してくる人たちにとって優しい駅であろうとするスタンスが伺える逸話でもあります。

 今回,出発地の上野駅は,その両替屋のあった中央口ではなく,浅草口でした。浅草口はちょうど駅上のペデストリアン・デッキに接続しています。また,そのデッキも非常に広いので,大人数が集まっても問題ありません。
 例によって,ここで地図とアミノバリューをゲットし,出発します。
 今回の地図は,いつもと違い,A4版。いつもはA3版です。これは,今回のハイキングが西武鉄道との共催で「JR東日本」色を前面に出さないための方策かと。地図が国土地理院のものではなく,手作りのため見難いというのもありますが,A4は手で持つにはちょうどいい大きさです。

 上野駅を出たら上野公園へ。不忍池の弁天堂に顔を出します。不忍池から池之端に行く途中,路上は鳥の糞があちこちにこびりついていました。何でも,カラスを駆除するようになってから,他の鳥,ユリカモメやハトが大量に不忍池に居座り,困っているのだとか。私もあまりの量に閉口しながら通り抜けました。

 不忍池を抜けたら,すぐそこに「1 湯島天満宮」が。結構近かったんですね。その前に旧岩崎邸庭園に寄ろうかとも考えましたが,今日のルートは寄り道がいっぱいありすぎて,時間を確保できなさそう。上野界隈は他の用事でも来ることがあるし,と旧岩崎邸庭園はスルーして,次の目的地へ向かいました。

 ちょうど,この頃,湯島天満宮は菊祭り。菊人形やコンテストの菊で溢れていました。

 本郷三丁目まで行ったら角を曲がり,「2 東大赤門」へ。東京大学にはあまり縁のない私。中を覗いてみました。しっかし,中に入ったら広い広い。途中の三四郎池までで断念。赤門から出ようとすると側に東京大学のショップが。お土産の便箋やノートなどと一緒に貴金属が。そして,店の脇には銀座の某宝飾店のダンボール箱が!(別に名を伏せようとしているのではないです。店名忘れちゃったんです)
 最近流行りのユニバーシティ・アイデンティティの一環か?でも,東大印の貴金属なんか誰が買うのかな?あ,一流企業に勤めている卒業生か。

 東大の前には,一葉会会館なるものがあります。
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 今更ながら,ここには樋口一葉の記念の品があるのか,知らなかった。何も知らずにただ,通り過ぎただけだった・・・。残念。このレトロな照明だけをチェックして終わってしまった。

 東大赤門前から,樋口一葉ゆかりの地を巡っていきます。の,前にまずは,東大前落第通り。何軒も飲食店が軒を連ねています。ここは,駅からハイキングのルートではないんですけれど,つい寄り道を。
 落第通りから,ルートに合流すると,旅館街。嘗て,修学旅行正を相手にしたような旅館が並んでいます。この手の旅館,今は外国人旅行客を対象にしているようで所々外国語標記がしてあります。

 啄木ゆかりの蓋平館別荘後,新坂から言問通りを抜けて,旧伊勢屋質店前へ。旧伊勢屋というからには,もう営業してはいませんが,昭和55年頃まで営業していたそうで。長くやっていたんですねぇ。ビックリ。
 旧伊勢屋前を道なりにまっすぐ歩くと宮沢賢治旧居跡。その間,有名な樋口一葉旧居跡がありますが,民家の間で住民の迷惑になるため,ルートから外してあります。でも,私のこと,寄り道しちゃいました。本当に狭い路地。私も住民に迷惑のかからないように小走りに走り抜けただけ。でも,テレビで見たままの風景でした。

 宮沢賢治旧居跡から,炭団坂を上がると坪内逍遥旧居跡。
 ここで,またルートを外れて,文京区ふるさと歴史館へ寄りました。ここも,ルートから外れているんですよね。せっかく近くまで来ているのに,寄らないなんてもったいない。

●●●【名    称】文京区ふるさと歴史館
●●●【所  在  地】文京区本郷4-9-29
●●●【 電話番号 】03(3818)7221
●●●【 入場(館)料 】100円(私の訪問時は特別展開催のため300円)
●●●【開場(館)時間】10:00~17:00
●●●【定 休 日】毎週月曜日、第4火曜日(祝日にあたるときは開館し翌日休館)
           定期燻蒸期間、年末年始
●●●【最 寄 駅】丸ノ内線・大江戸線本郷三丁目駅
           または三田線・大江戸線春日駅から徒歩5分

 ここ,入館した際に順路を間違えたのか,「玄関入って2分で土器・貝塚」ということにはなりませんでした。最初に2階へ行ってしまったため,いきなり江戸時代でした(汗
 先日訪れた,新宿区とは隣り合わせているのに,やはり雰囲気が違う。まず,ここは土器の名前からして違う。何せ「弥生時代」の由来となった「弥生町」のある区ですから。
 また,江戸時代も新宿区は宿場町でしたが,ここは武家屋敷の立ち並ぶ町。明治維新後も元祖「山の手」。そして,今回の駅からハイキングのテーマのとおり,文人を多く育てた町。展示もそこはかとなく,良家の香りが(嘘
 1時間ほど展示を堪能して,次の目的地へ。

 坪内逍遥旧居跡から,金田一京助旧居跡,鐙坂(あぶみざか)を抜けて白山通りへ。白山通りには「樋口一葉終焉の地」の碑が。でも,そこは今はビル。1階には「紳士服の○○○」がテナントとして入居してました。

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 このあたりは通っていた大学のそば。しかし,あまり歩き回ったことはない。そのため,見るものが新鮮に写ります。文京区を北西の方向へ歩き,次に目指すは,春日局が眠る「3 伝通院」。伝通院の周辺は寺社がいくつか並んでいます。皆,伝通院の場所を間違え「ここが伝通院かぁ」なんていって鳥居くぐってます(笑
 私もようやく伝通院を見つけ,厳かな気持ちで中に入りました。しかし,目に止まったのはこの指ツボの碑。あまりの存在感に思わずパチリ。

 この後,ルートを外れて,小石川の植物園に寄りました。何でルートから外れているのだろう。道路一本はさんだだけなのに。

●●●【名    称】東京大学大学院理学系研究科附属植物園(通称「小石川植物園」)
●●●【所  在  地】文京区白山3-7-1
●●●【 電話番号 】03-3814-0138
●●●【 入場(館)料 】330円
●●●【開場(館)時間】09:00~16:30
●●●【定 休 日】毎週月曜日、年末年始
●●●【最 寄 駅】都営地下鉄三田線 白山駅下車 徒歩約10分

 ここ面白いんですよ。入園料は,正門前のお菓子屋で買うんです。販売委託してるんですね。そうすれば,毎日の売上等の会計処理の手間が省ける。楽ですよね。その手数料が1人30円なのかなぁ?ちょっと半端な入園料です。

 中はだだっ広い植物園。さすが学術研究をしている植物園。整然と,まるで図鑑のように並んでいる。しかもきれいに清掃されているし。所々ぼこぼこしているのはモグラの穴。
 中を歩いていくといろいろな植物があります。しかし,全く説明文はなし。「○○科 ××」という札がかかっているだけ。おそらくは,大学の授業なんかで教授が,
「これは○○科の××という植物で,これこれこういう特徴があります。」とかの授業時に使用するのでしょう。何も基礎知識を持たない私は,見てもみな同じ木にしか見えない。

 歩いていくと奥に日本庭園があります。一応来園者のためのサービスでしょうか?普通の学術研究園ならあまり必要のない庭園。作った跡はあるけれど手入れは悪い。見ていてもあまりきれいではない。

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 ところが,ここで気が付いたのは,その日本庭園の先にある建物。なかなか興味をそそります。近寄ってみても,よく分からない建物。あれ,「東京大学総合研究博物館小石川分館」と書いてある。長い名前だが,どうやら博物館のようだ。よし,中に入ってみよう。

●●●【名    称】東京大学総合研究博物館小石川分館
●●●【所  在  地】文京区白山3-7-1
●●●【 電話番号 】ハローダイヤル 03-5777-8600
●●●【 入場(館)料 】無料
●●●【開場(館)時間】10:00~16:30
●●●【定 休 日】毎週月・火・水曜日、年末年始
●●●【最 寄 駅】都営地下鉄三田線 白山駅下車 徒歩約10分

 訪れたときは,確か特別展をしていたような気がします。もう記憶もおぼろげ。芸術家がストーンヘンジにインスパイアされ,石を並べるアート展をしていました。
 その特別展よりも感銘を受けたのは建物の外観。見事なできばえ。でも,中に入ると結構最新の設備になっていたりします。トイレも身体障害者対応だったりしてますし。最近多いですよね。外観だけ昔のままで中は最新式のものに変えちゃうの。横浜の赤レンガ倉庫もそうだった。外から見るときれいだけれど,中はいるとちょっと幻滅。もちろん,昔のままだと使い勝手が悪い,それは分かるんだけれど,その不自由な使い勝手も含めて当時の文化なんだよね。ものは残すがその使い方であるとか当時の風俗・習慣を残していかないと,そのものの使い方が分からなくなるよ。洗濯板を保存してもその使い方を知らない,みたいに。
 また,この建物,裏側の戸から出ると,先ほどの小石川植物園が望める。その眺めがなんとも言えず,いいんだぁ。のどかというか,落ち着くというか,非常に気持ちのいい眺めでした。個人的には入園料を払って小石川植物園に行くよりも無料の小石川分館に入ってそこから眺める方が気持ちいいなぁ。
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 さて,寄り道をしすぎました。ルートに戻りましょう。
 小石川植物園を後にし,すぐに「4 教育の森公園」。ここは昔の東京教育大学。今では放送大学の学習センターと公園などの施設があります。
 教育の森公園から御茶ノ水大学の脇を抜け,「5 護国寺」へ。護国寺には初めて来ました。非常にどっしりとした構えの寺。よくラジオの交通情報で耳にするところ。護国寺から信号渡ると今度は「6 雑司ヶ谷霊園」。ここから近道しようとルートを外れたら,迷子になりました(笑
 一応,ここまでくるとサンシャイン60が見えるので,そのビルを頼りに自分の場所を確認します。それでもどこをどう通ったか分からぬまま,「7 雑司ヶ谷鬼子母神」へ。ここには有名な駄菓子屋とそこに居着いたネコがいるそうで。駄菓子屋ではその有名なネコの写真集が売られてました。ちょっと高いので買えませんでしたが。

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 どうにかこうにか歩いて,ゴールの池袋駅へ。レポートも実際も後半はさぁっと流す程度。雑司ヶ谷霊園には有名人が眠っていますがそれは確認できず。やはり,前半の文豪たちのゆかりの地に時間を割きすぎたか。でも,意外な発見のできたルートでした。

(04/11/20)
 上野駅→湯島天満宮→東大赤門→伝通院→教育の森公園→護国寺→雑司が谷霊園→雑司が谷鬼子母神→池袋駅
約10km

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