« 今日飲んだお酒 | トップページ | サボってしまってすみません(今週のアクセス解析) »

手塚治虫マガジン,休刊

 いきなりだった。


 毎月25日は,KKベストセラーズから発行されている漫画雑誌「手塚治虫マガジン」の発売日だ。
 たまに発売日を忘れることはあったが,何とか毎号買うことが出来,読んでいた。
 我が家には,文庫版で,「ブラックジャック」「火の鳥」「ブッダ」「鉄腕アトム」とあるが,他の手塚作品は,スペースの都合上,置くことが出来ない。そのため,買いたい手塚作品も買わずにあきらめていた。
 そんなときに,「手塚治虫マガジン」の創刊。大きな判で手塚作品が毎月読めるとは嬉しい企画だった。
 何年か前に「ジョー&飛雄馬」という雑誌があった。「あしたのジョー」と「巨人の星」が毎月読めるという企画だった。それの手塚治虫版かぁ,なんて思ったりもした。

 創刊号は,近所のコンビニエンスストアで購入した。たまたま入ったコンビニで売っていたのだ。それから2,3号はコンビニで購入。その後,コンビニでは売らなくなり,駅のKIOSKで購入したこともしばしば。それから,近所の大通り沿いの本屋で購入した。発売日当日に買わないとすぐなくなる。ヤフーのカレンダーでリマインダーをかけ,発売日を忘れないようにした。そこまでしてでも見たい雑誌だった。

 ここ数年,漫画を読まなくなっていた。それまでも床屋での待ち時間,少年ジャンプや少年マガジンを読むくらいだった。最近の漫画は継続して読んでいかないとストーリー展開に追いついていかず,読んでいてもチンプンカンプンだった。しかし,手塚作品は違った。一つ一つの物語が短く,一話完結というものも多かった。連載ものであっても,途中から読み始める読者をひきつけるだけの魅力があった。
 手塚作品にはレギュラーキャラクターがあり,そのレギュラーが型どおりの演技をしてくれ,ストーリー展開の補完をしてくれたりもした。アセチレン・ランプは悪役で,ブラックジャックはいつも医者だ。万俊作は江戸っ子気質のオヤジで,正義感が強い。

 手塚作品には,連載ものだけではなく,読みきり作品も少なくない。いろいろな雑誌に一話完結で書き下ろしたりしていた。そんな作品は手塚治作品集だけでしか読めず,なかなか人目に触れることはない。そんな作品にスポットライトをあてるのが,この「手塚治虫マガジン」の仕事だ。ライオンブックスシリーズは,実験アニメで見ることはあっても,原作の漫画があるとは思わなかった。

 私に手塚作品をいくつも紹介してくれた雑誌が,今回,突然の休刊。出版不況の波には勝てず,看板を下ろすことになった。あまりにも突然だったらしく,唯一新作の「魔神ガロン」も最終回を待たずに終わってしまった。ラストは5月発売の単行本で発表らしい。よっぽど急に決まったのか。
 その代わり,他の作品は最終回特集。「ブラックジャック」や「三つ目が通る」などの最終回を掲載していた。

 巻末の編集後記では,いつか復刊させたい,とは言っていたがなかなか難しいだろう。実質的には廃刊だ。現在の漫画家にとって,手塚治虫作品はバイブルのようなもの。彼の作品が折に触れ,世間の目にとまるようであって欲しい。

 来月から,漫画を読まない生活が始まる,そんな気がする。

|

« 今日飲んだお酒 | トップページ | サボってしまってすみません(今週のアクセス解析) »

View of 翔太」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 手塚治虫マガジン,休刊:

« 今日飲んだお酒 | トップページ | サボってしまってすみません(今週のアクセス解析) »