« 今日飲んだお酒 | トップページ | 大銀座落語祭2004「SF小町」 »

NHK日本語なるほど塾05年2月号

 NHK日本語なるほど塾2月号が読み終わりました(2月1冊目)。日本語なるほど塾に関しての検索して下さる方もいるので,12月号に引き続き,テキストを読んで私なりのメモを残します。なお,今回は1か月分まとめておきます。

 2月号のテーマ「本当はおもしろい文法のはなし」
 ゲスト:森山卓郎

第1回「そうだったのか!歌のことば」
第2回「文学を文法で味わう」
第3回「文法上手はお願い上手」
第4回「あなたも『文法』してみませんか?」


第1回「そうだったのか!歌のことば」
・学校教育の「文法」には拒否感を持っている人が多い。
・しかし,文法という見方から作品を見ると楽しいことがある。
例:竹内まりや作詞「駅」(著作権の都合上,前文は省略)で,
「私だけ(?)愛してた」の(?)の部分に歌詞はない。しかし,「私だけ(を)愛してた」なのか「私だけ(が)愛してた」なのかによって,歌詞の持つイメージが大きく異なる。
 他にも,歌詞の中で,恋人をどう呼ぶかにより,距離感が分かる(「あの人」「彼」「あなた」等)。
他の例:「アンパンマン」のテーマ曲,「酒と泪と男と女」「旅愁」等など。 


第2回「文学を文法で味わう」
・第1回に続き,作品を文法で味わう。
・俳句で,格助詞が「へ」なのか「に」なのかで味わい方が違う例
「ちるさくら海あをければ海ちる  高屋窓秋『高屋窓秋全句集』」
・連用形を多用することで,「連続感」を持つことができる。例:萩原朔太郎「竹」(作品は省略)
 しかし,連用形が続くことは,不安定感を残すので,冒険にもなる。
・他にも逆接の接続詞を使わずに,逆説を表す例(金子みすヾ「わたしと小鳥とすずと」)や接続助詞「ても」を使って孤独感を醸し出す例など挙げる。
・文学作品を「文法」という視点から呼んでみると作者の思いを垣間見ることができる。


第3回「文法上手はお願い上手」
・お願いをする表現(お金を100円借りる)を習得する,という例から,文法を上手に使い分けてみましょう。
 (文頭の「〇」はいい例,「×」はあまりよくない例)
〇:突然に依頼する場合は否定疑問を用いる。
×:お金を貸す側を主語に,さらに動詞に可能表現を使う。
〇:「でしょう」という表現は聞き手に答えを強要しない。「お金を貸していただけませんでしょうか。」
×:接続詞「従って」
〇:接続詞「つきましては」

第4回「あなたも『文法』してみませんか?」
・子供は大人の会話を聞きながら,正しい文法を自然に憶えていく。
例:「大きい本」を「大きい本」と正しく認知する。
第一段階:単純なまねの段階
 「アンパンマン本」「プーさん本」等,名詞を修飾する場合,名詞の前に「の」をつけるのでは?と考え,「大きい本」と表現する。
第二段階:きまりの発見
しかし,大人が「大きい本」と表現しないことに気付く。
第三段階:きまりの修正
そこで,「大きい本」と表現するようになる。
 このような例は,外国人が日本語を学ぶ場合,日本人が外国語を学ぶ場合にも見られる。
・しかし,ことばが思い通りにはなせるということと,「しっかり使える」ということの間には開きがある。いくつかの調査からもその特徴は顕著である。
・普段使っていることばを,立ち止まり「文法」を意識してみることでことばの世界が広がる。


 他に,NHK日本語なるほど塾04年12月号についての記事もあるよん。
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その1
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その2
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その3
NHK日本語なるほど塾04年12月号・その4

|

« 今日飲んだお酒 | トップページ | 大銀座落語祭2004「SF小町」 »

翔太だって社会学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NHK日本語なるほど塾05年2月号:

« 今日飲んだお酒 | トップページ | 大銀座落語祭2004「SF小町」 »